
hi, it’s kanon ; )
スペイン留学を終えて帰国した今、日本で過ごす冬がなんだか不思議に感じます。今回は、長いようであっという間だった1年間を振り返り、その中でも特に印象に残っているエピソードをご紹介します。

初めての1人暮らし
21年間実家暮らしで、特に母とは毎日一緒に過ごしていたので、初めてのひとり暮らし(しかも海外!)にはドキドキしていました。
「これから本当にひとりで暮らすんだ」と実感したのは、バルセロナに到着した初日。母が引っ越しを手伝ってくれる予定だったのですが、わたしの方が約8時間早いフライトだったため、ひと足先に現地へ向かうことに。大きいスーツケース、小さいスーツケース、そして大きなバッグ……合計40kg以上の荷物を抱えて、ひとりでレジデンスへ向かいました。

その中でも一番軽くて小さいスーツケース
タクシーで到着し、降ろされたのはレジデンスの入り口とは反対方向。「坂の下に入り口があるのかな?」と思って坂を下ると……まさかの入り口がない(泣)! 8月の猛暑の中、重い荷物を抱えて急な坂を引き返そうとしたそのとき、バランスを崩して転倒。しかも、自分のスーツケースの上に正座のような体勢で着地(笑)。
その瞬間、「これからはもう誰も助けてくれない。自分で何とかしなきゃいけないんだな」と悟りました(笑)。膝のあざはすぐに治ったけれど、「スーツケースの上で正座した日」は、今でも忘れられない留学初日の思い出です。
初めて1人でディナーをした誕生日当日
東京が一番恋しくなったのは、きっと自分の誕生日。留学中は気を張っていて、弱音を言わないようにしていたけれど、これは帰国した今だから言える話(笑)。
スペインに来て3ヶ月、2024年12月の誕生日は水曜日。平日だったので、大学や学生用レジデンスの友達は週末に祝ってくれました! 一番仲良かったイタリア人の友達がサプライズでケーキとプレゼントをくれて、まだ知り合って数ヶ月なのに祝ってくれたのが本当に嬉しかった♡
自分の誕生日を祝ってくれる友達がいることって、とても贅沢。でも、こんなことを言うのは欲張りかもしれないけれど、東京が恋しくなったのは誕生日当日でした。日本にいた頃は、「バースデーウィーク」と言って、前後の週末まで友達や家族のお祝いが続くのが定番。特に当日は、大切な人たちが集まって、美味しいご飯やプレゼントを用意してくれて……。お祝いしてもらうのももちろん嬉しいけど、みんなが同じ空間にいることが何より幸せなんです。
去年の誕生日は、ビデオ通話越しのお祝い。自分でディナーを用意しながら、ふと寂しさを感じました。母が「せっかくの22歳の誕生日なんだから、美味しいものでもデリバリーしたら?」と言ってくれて、普段は自炊派のわたしがその日だけステーキを頼みました(笑)。

Uber Eats でオーダーしたステーキに冷蔵庫にあったもので作ったサラダ(泣)
「Crying on your birthday(自分の誕生日に泣く)」というフレーズがあるくらい、誕生日に少し切ない涙を流すこともあるそうです。わたしもその日、嬉し涙じゃない涙を初めて知りました。それまでホームシックを感じたことはほとんどなかったけれど、当たり前だった環境や人の存在がどれほど大きかったのかに気づいて、ただ素直に、みんなに会いたいなと思いました。
マッチングアプリ、初めてやってみた!
わたしの大学では、ほとんどの交換留学生が1学期のみの留学。一方で、わたしは1年間の留学だったので、1学期に仲良くなった友達とはお別れすることに。特に仲が良かったイタリア人の友達とは、涙のお別れをしました(泣)。
2学期目に入ると、留学生の顔ぶれは一新! そこで、「大学やレジデンス以外でも友達を作りたい」と思い、これまで一度も使ったことのなかったマッチングアプリを試してみることに。

マッチングアプリのプロフィール(笑)
恋人探し用ではなく、“友達探しモード”があったので、そちらを利用してみたところ……なんと、1人目で大当たり! 最初に出会ったドイツ人の友達とは、日本に帰国した今でもビデオ通話をするほど仲良くなりました。
その後もさらに2人の女の子と会い、1人とはすぐに意気投合。彼女が自分の友達を紹介してくれたおかげで、少しずつコミュニティが広がっていきました。
特にそのドイツ人の友達とは一番仲良くなり、バルセロナでの滞在最終日が1日違いだったので、2人でラストディナーを楽しむことに。そのとき、「出会うきっかけになったアプリを、せーので消そう!」という話になり、一緒にアプリをやめたのもいい思い出です。

バルセロナ最後の夜は「Patara Bar」で♡
もともとこれといった偏見はなかったけれど、日本では使おうと思う機会がなかったので、今回とても面白い経験ができたと思っています。
正直、大変なこともたくさんあったけど、それ以上に楽しかった1年間。留学してなかったら出会えなかった人たちと、経験できなかった気持ちが、今も心に残っています。
次回はいよいよ、「kanon in barcelona」の最終回です! Hasta luego(またね)!
kanonのプロフィール
東京都出身。スペインに留学中の大学4年生で、モデルとしても活動。
Steenzの運営メンバーで、ポッドキャスト「Seriously Kidding」のMCも務めていた。






