
「気になる10代名鑑」の1141人目は、しめいーさん (17)。YouTubeでアニメーション動画を制作しながら、新しい表現を模索している高校生クリエイターです。「考えるより行動」を信条に、映像の力で世界を広げるしめいーさんに、活動の原点やこれからの夢を聞いてみました。
しめいーを知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?
「YouTubeでの動画制作です。
動画制作を中学1年生の頃からはじめ、現在まで続けています。最初は太鼓の達人のプレイ動画をスマホで直撮りして投稿していました。パソコンも編集ソフトもなかったけれど、できる範囲で工夫することが楽しかったんです。
高校1年の夏に挑戦したマインクラフトのショート動画が400万再生を記録し、はじめて収益化を達成しました。その収益でパソコンを購入し、本格的に制作環境を整えていきました。いまは『しめいー2』(登録者38万人)や『しめいーEN』(登録者100万人)など複数チャンネルを運営しています。
最近は受験との両立で活動量は少ないですが、高校生活と制作を必死に走り抜けています」

Q2.活動を始めたきっかけは?
「もともとは、YouTuberへの憧れからでした。
小学生のころからヒカキンさんを見て、自分もこんなふうに発信してみたいと思ったのがはじまりで、投稿を重ねていくうちに、ネット上で同じように活動する人たちと出会って、この世界で生きていきたいと強く感じました。
最初は数字よりも純粋に誰かに見てもらえることが嬉しかったけれど、今は数字を意識してしまう自分との葛藤もあります。思っていたより、作り続けることはずっと難しいですね」
Q3.活動を始めるときに、最初におこなったアクションは?
「まず、『誰もやっていないこと』を探しました。
中学の頃は、YouTubeでまだ情報が少なかったDiscordの使い方や裏技を発信していました。高校に入ってからは、人気ゲームのマインクラフトに挑戦して。動画の構成を工夫していく中で、アニメーションという新しい表現にたどり着いたんです。
どんなに考えても、やってみないと分からない。ぼくは行動してから考えるタイプで、投稿しながら学び、改善することを大事にしています」

Q4.活動を通して、印象的だった出会いや出来事は?
「印象的だった出来事は、ある企業さんとの出会いです。
契約上詳しくは言えないのですが、ぼくの動画をきっかけに制作のお話をいただき、実際にお仕事として動画を手がける経験をしました。
そのなかで、企画の進め方や契約のやりとり、責任の持ち方など、普段の学校生活では得られない学びがたくさんありました。好きを仕事にするということの重みを、はじめて実感した瞬間だったと思います」

Q5.今後の展望は?
「どんなジャンルでも通用するクリエイターになりたいです。
動画編集やアニメーションだけでなく、イラストやデザインにも挑戦中です。最終的には、映像・音・デザインなどエンタメに関わるすべてを自分で作り出せるようになりたい。
そして、個人の活動にとどまらず、クリエイターが気軽に集まって、学び合いながら作品を生み出せる“場”をつくりたいと思っています」
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しめいーのプロフィール
年齢:17歳
出身地:栃木県
趣味:睡眠、デザイン研究
特技:マインクラフトアニメーション制作、動画編集
Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura






