
手作り感と懐かしさ
小さい頃、ちょっとした仕掛けがある科学館って大好きだった。今回訪れた、「神奈川工科大学厚木市こども科学館」は、まさにそんな子供の頃のワクワクを思い出させてくれる場所🔬🌕
ピカピカで豪華な科学館もテンション上がるけど、ここは良い意味で手作り感が満載。ラミネートされてない紙のままの注意書きに、地元のキャラクターのポスターたちを見ていると、なんだか幼稚園の先生が作ってくれたみたいで温かい気持ちになる。♨︎
壁には近所の小学生が作った自由研究がたくさん貼ってあって、ゴムでっぽうやキラキラ顕微鏡を見てたら、私も昔、姉妹の誕生日に飛び出すカードを夢中で作ってたなぁって懐かしくなっちゃった(笑)。
すごいものを一方的に見せてもらうんじゃなくて、展示と私が同じ目線に立てるのも良いところ。忘れかけていた子どもの頃の楽しさを思い出させてくれる。✩⡱
可愛いの発掘場所
最近、科学館って若い子の間でちょっと流行ってる気がしない?月や星、宇宙みたいなモチーフがファッションやカフェで人気だからなのかな。🌙★
キラキラ光る展示や、不思議な形の図形とか、一つひとつに「これ可愛い!」ってキュンとしちゃう。流行ったものを追うんじゃなくて、自分で気づけるのは感性がめちゃくちゃ磨かれる気がする。美術館に近い感じで、インスピレーションになるから楽しいのかな?
私は、宇宙服とか元素記号とか、科学的なモチーフに惹かれがち。この科学館は、何か特定のコンセプトを打ち出しているわけじゃないんだけど、可愛い素材がそこら中にあって、宝探しをしてるみたい ✩⡱
楽しいが学びのエンジン🚀
大学の授業も座学より断然グループワークとか体を動かす方が好きなタイプ。だから、この科学館みたいに楽しみながら学べる場所って私にピッタリ。
計画を立ててコツコツやるのが苦手で、目の前のことにガッと集中しちゃうから、「勉強するぞ!」って意気込むより「これなんだろう?」って夢中になってるうちに、いつの間にか学んでた!みたいな時間の進み方が理想的なの。
「ここを押すと光るよ!」みたいな単純な仕掛けに夢中になって、いつの間にか重力とか電気みたいな難しいテーマがわかっていくのって本当に楽しい!
日々の生活でも、この科学館みたいに、気づかないうちに色々なことを吸収できてたら最高だなぁ。
実は贅沢なことかも
大人になるにつれて、時間や気持ちに余裕がなくなって、昔みたいに「ただ楽しいから作る」とか「好奇心のままに考える」みたいなことって、なかなか出来なくなっちゃう。
この場所は、そんな忘れかけていた楽しさをフラットな目線で思い出させてくれるし、「自分でもできそう」って思わせてくれる。そうすると、純粋に目の前のことを楽しめるし、すごく素敵だよね。
今の時代に存在し続けてくれていること自体が、宝物みたいだなぁって思いました。°・*:.。.☆
今回訪れたのは…
神奈川工科大学こども科学館 本厚木駅から徒歩5分。子供の頃に戻ったみたいに「なんで?」を探求できる、手作り感あふれる展示が魅力です。遊びながら、科学の楽しさや不思議に自然と触れることができます。
住所:神奈川県厚木市中町1丁目1−3
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
キヨトカナのプロフィール
東京のはずれにある大学に、実家の車で通う大学3年生。
キャンプと銭湯、愛犬のLINEスタンプづくりが趣味。音楽を聴きながら散歩するのが最高の癒しで、髪色は月に2回はチェンジする
Text:Kana Kiyoto
Direction:Yukiho Wakao