
「気になる10代名鑑」の1005人目は、中西眞緒さん(19)。シンガーソングライターとして、曲づくりやライブ活動を積極的におこなっている大学生です。自分が音楽に救われた経験から、誰かの背中を押すような優しいメッセージを発信する中西眞緒さんに、音楽活動におけるテーマや将来の展望について伺いました。
中西眞緒を知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「『Moon』という名前でシンガーソングライターとして活動しています。
聴いてくれたひとの心の拠り所になるような音楽づくりに奮闘中です。
作詞作曲、SNS発信、ライブ活動だけでなく、ボイストレーニングや音楽理論の勉強にも力を入れていて。最近はDTM(デスクトップミュージック)というソフトでの音源制作も始めました。
歌詞は、書きとめておいた自分の気持ちから言葉を広げていくことが多く、最近では五感それぞれの視点からひとつの感情を分析し、言葉で情景を想像できるような繊細な言い回しを心がけています」
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Q2. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?
「原点は幼少期に親しんだディズニー音楽です。
『夢を信じる』『愛の力』など、人生において本当に大切なことをディズニー音楽から学びました。ストレートに愛の気持ちやしあわせを表現するような、壮大な音楽がわたしの音楽活動の根底にあるのかなと感じています。
誰かの人生のつらい瞬間の痛みを和らげること、『もう少し頑張ってみよう』と一歩踏み出すきっかけを与えることが、わたしの音楽における目標です」
Q3. 活動を始めたきっかけは?
「幼少期から音楽を聴くこと、歌うことはとても好きでした。
ピアノ、バレエ、吹奏楽部、合唱団などのいろいろな音楽経験を経ていくうちに、わたしが1番情熱を感じていることは音楽だと気づいて。
また、これまでの人生のなかで、わたし自身も何度も音楽に支えられてきた経験があります。特に中学3年生の受験期に、『先が見えなくてつらい』と感じていたときに、共感できるような音楽のメッセージに出会い、『もう少し頑張ってみよう』と思えて励まされたんです。そうした経験から、わたしも自分の音楽で誰かの力になれたらという気持ちが芽生えました」
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Q4. 活動をする中でつらかったことは?
「オーディションに落ちたときですね。自分の価値が否定されたように感じ、まだまだ努力が足りないことを自覚させられて落ち込むこともありました。
でも、経験を積むうちに、オーディションの結果と自分の価値は切りはなして考えるべきだと感じるようになりました。自分の価値や素質は自分にしか分からないからこそ、それをより可視化できるように、多方面にわたって柔軟に努力していくしかないと思っていて。そして、自分を信じつづけられるのは、いつもそばで支えてくれる家族の存在が大きいと感じています」
Q5. 将来の展望は?
「いまの目標は、シンガーソングライターとして、いままでわたしが音楽に救われてきたように、音楽を通してひとと心をつなぎ、大切なメッセージを社会に届けることです。
直近の目標は、20歳を節目に自分のいままでの軌跡を残すという意味で、自作曲を配信することです。そのためのジャケット写真の撮影やMVの撮影を進めています。夏にはバークリー音楽大学への短期留学を予定しています。
自分の音楽活動をいままで支えてくれたひとや環境に感謝しつつ、もっと曲づくりのスキルなどを向上させられるように努力を続けていきたいです」
中西眞緒のプロフィール
年齢:19歳
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ、静岡県浜松市育ち
所属:国際基督教大学
趣味:音楽を聴くこと、歌を歌うこと、海外のドラマ・映画鑑賞、ポッドキャストを聞くこと、デザイン、絵を描くこと、写真を撮ること、読書、カフェ巡り、お洒落をすること
特技:作詞作曲、英語と韓国語を流暢に話せること、デザイン、絵を描くこと、動画編集
大切にしている言葉:「Even a miracle takes a little time」(『シンデレラ』、 フェアリーゴッドマザー)
「Never give up on something you love」(アリアナ・グランデ)
ありがとう
中西眞緒のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa