世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、東京ビッグサイトで同時開催される、4テーマの専門展についてご紹介します。
どれが気になる?持続可能な未来に欠かせない4テーマ
2025年1月29日(水)〜31日(金)にかけて、東京ビッグサイトで同時開催される『防災産業展』 『グリーンインフラ産業展』 『国際宇宙産業展ISIEX』 『G空間EXPO』の4つの展示会。展示だけでなく、講演会やセミナーを通じて、未来の社会をつくるさまざまなテーマについて学ぶことができます。未来志向なティーンにはきっと気になるテーマばかりの展示会の中身をチェックしていきましょう。
防災産業展
東日本大震災や能登半島地震、そして今後起こる可能性が高いとされている南海トラフ地震や首都直下地震などを受けて、大規模な災害への意識が高まっている昨今。『防災産業展』は、「防災・減災によるレジリエンス社会の実現へ」をテーマに、89の企業や団体が参加する展示会です。首都直下型地震や南海トラフ地震への備え、頻発する大規模災害や豪雨災害といった気候危機への対応など、防災に関する課題解決をめざしています。
展示会では、「自然災害対策」「帰宅困難者対策」「情報システム」「ロボット/ドローン/VR活用サービス」「BCP対策」の5つの分野における、防災レジリエンスに関する最新の情報や技術を学ぶことができます。
グリーンインフラ産業展
『グリーンインフラ産業展』は、「持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりに向けて」をテーマに開催されます。87の企業・団体が参加し、SDGs達成の基盤となるカーボンニュートラルや生物多様性の保全、自然と共生する社会の実現に向けた多彩なコンテンツが展開される予定です。
「グリーンインフラ」とは、自然環境が持つ機能を、さまざまな社会課題解決のために活用していく取り組みのこと。防災・減災や都市・生活空間、生態系保存、ICTやAIを活用したスマートシティなど、6つの分野で幅広い企業が展示をおこなうほか、「グリーンインフラ×地方創生・地域活性化」に関するセミナーや、「第5回グリーンインフラ大賞表彰式」も開催されます。グリーンインフラ強化のヒントを得られる機会となりそうです。
国際宇宙産業展ISIEX
現在、約54兆円規模の世界宇宙産業は、2040年までに140兆円規模へと成長が見込まれ、グローバルで競争が激化しています。『国際宇宙産業展ISIEX』では、「宇宙という新たなビジネスステージへ」をテーマに、宇宙ビジネスの可能性を探ります。宇宙関連ビジネス単独のものとしては、日本最大級の規模での展示会となる模様です。
G空間EXPO
最後にご紹介するのは、「地理空間情報技術(Geospatial Technology)」の頭文字のGをとって「G空間(情報)」とした『G空間EXPO』です。将来の重要科学分野とされる「地理空間情報技術」。空間上の特定の地点や区域の位置情報と、それに関連する情報のことを言います。位置情報に紐づけられるのは、自然や災害の状況、土地利用図、ハザードマップ、都市計画図、衛生画像などさまざまです。
イベントには、測量や地図といったイメージしやすいものから、農業や物流、防災などに至るまで、幅広い分野の企業が出展。G空間情報を活用したさまざまな技術、サービスに触れることができます。また、G空間情報を活用したアイディアやサービスを広く一般から募集した「Geoアクティビティコンテスト」やビジネスアイディアコンテスト「イチBizアワード」など、刺激的なアイデアが集まる企画も見どころです。G空間技術の可能性を体感する絶好の機会です!
未来をつくる幅広い分野を一挙にチェックしよう
4つのテーマで構成された展示会は、どれもこれからの時代を牽引する重要な産業に関する内容が盛りだくさんです。会場を巡りながら横断的に各コンテンツに触れることで、業界の最前線に触れ、新しいアイデアや刺激的な発見が得られることでしょう。また、対面開催だけでなくオンラインでも開催されるので、そちらもチェックしてみてくださいね。
『防災産業展』『グリーンインフラ産業展』『国際宇宙産業展ISIEX』『G空間EXPO』概要
【リアル開催】
会場:東京ビッグサイト
日程:2025年1月29日(水)〜31日(金)10:00~17:00
入場料:入場登録者、招待状持参者、中学生以下は無料
※上記該当者以外は、入場料として1,000円を頂戴します。
【オンライン開催】
日時:1月22日(水)~2月7日(金)
入場料: 無料(登録制)
URL:https://springfair.nikkan.co.jp/
References:
経済産業省「国内外の宇宙産業の動向を踏まえた 経済産業省の取組と今後について」
Text:kagari