世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、ハウス食品がおこなう産地の応援活動についてご紹介します。
ハウス食品の「フルーチェ」にくだもの産地の応援もできる新たなシリーズが仲間入り
牛乳を混ぜるだけで、手軽におやつとして楽しめる「フルーチェ」。実は、いまから49年前の1976年に誕生した、歴史あるスイーツでもあります。最近では、生クリームと牛乳を半分ずつ使用するレシピが“禁断のフルーチェ”として話題になりましたね。
ハウス食品株式会社(以下:ハウス食品)は、そんなロングセラーブランドである「フルーチェ」の、新シリーズ「ご当地くだものフルーチェ」の発売を発表しました。今回発売されるのは、「福島県産あかつき桃」と「瀬戸内広島レモン」の2種類で、商品には「福島県産あかつき桃」のピューレと「瀬戸内広島レモン」の果汁を使用しているとのこと。どちらも、2025年の1月13日から店頭に並びます。
長く愛されてきたフルーチェですが、新たに登場したご当地シリーズは、ただ日本各地のくだものを使用しているだけではありません。なんと、本シリーズを購入すると、売り上げの一部が産地応援を目的とした取り組みの資金として使われるのです。各地域のくだものを味わいながら、産地の応援もできるなんて素敵ですね。
ちなみにハウス食品は、現在は販売していませんが、和歌山県特産の「まりひめいちご」と「はるみ」をトッピングした「フルーチェdeゴトーチェ」や、同じく和歌山県産清見オレンジと温州みかんを使用したフルーチェを販売し、産地応援を行ってきました。
ご当地くだものフルーチェは具体的にどのような応援をするの?
「ご当地くだものフルーチェ」の売り上げの一部がどのように活用されるかというと、例えば、「福島県産あかつき桃」の場合は、1箱につき1円を桃の苗木に換算し、「JAふくしま未来」へ寄付されるとのこと。「瀬戸内広島レモン」は、「ニッポンエールプロジェクト」に参加し、商品のPRやキャンペーンを行いつつ苗木の寄付などをおこなうそうです。
「ニッポンエールプロジェクト」とは、全国農業協同組合連合会とメーカーおよび販売先が協力し、産地を応援するプロジェクトです。主に、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどをおこない、商品を通して産地を応援します。ハウス食品の他にも、伊藤園や不二家なども参加しています。気になる方は、公式サイトもチェックしてみてください。
フルーチェ以外の産地応援活動も
ハウス食品は、フルーチェ以外にも産地の応援活動をおこなっています。そのうちのひとつが、「C.A.M.T.A.BLACK PEPPER(ブラックペパー)」の販売です。「C.A.M.T.A.」とは「トメアス総合農業組合」の略で、1949年に日本人がブラジルのパラー州トメアス地区に設立しました。農業経営の多角化に取り組み、これまで約10,000人の直接または間接的な雇用を生み出しています。
また「C.A.M.T.A.」では、樹木と農作物を一緒に育てる農法「アグロフォレストリー」を推進しており、世界的にも注目が集まっています。ハウス食品は自社製品に含まれる胡椒を、全て「C.A.M.T.A.」から購入(アグロフォレストリー以外のものも含む)することにより、活動を応援しているのです。
現地に行かなくても支援はできる。方法のひとつとして考えてみて
農産物の産地や、それらの産業に携わる方々を応援する動きが当たり前になりつつある昨今。何かを購入して応援するという方法は、ハードルも低く多くの人が挑戦しやすいのではないでしょうか。何かアクションを起こしたいと思ったときは、方法のひとつとして考えてみてくださいね。
Text:Yuki Tsuruda