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シエスタではもう昼寝しない? kanonのバルセロナ留学レポート第1弾【Steenz Abroad】

シエスタではもう昼寝しない? kanonのバルセロナ留学レポート第1弾【Steenz Abroad】

hi, it’s kanon ; ) or should I have started with hola?

はじめまして、kanonです。今回から「Steenz Abroad」という、現在留学をしている10代・20代のリアルをお届けするべく始まった新企画の第1弾として、ここスペイン・バルセロナについてレポートします!

私がバルセロナに来て発見したことや感じたことなど、自由に発信していけたらと思っています。

どうしてスペイン・バルセロナにいるの?

私は今、ESADEというスペイン・バルセロナにある大学に1年間の交換留学をしています。日本では経済学部に所属していましたが、訳あってスペインでは法学部に……。交換留学生が200人近くいる中、私だけが元いた大学で法律を学んでいませんでした。

留学を決めた理由は主に3つ:

  1. どんなビジネスにも法律が関わっていると考え、経済学と結びつく法律を勉強したかったから。
  2. 海外経験が欲しかったから。
  3. 第三言語習得のため。

ヨーロッパは今までに4カ国に行ったことがありましたが、スペインは今回が初めてで、土地勘も雰囲気も分からず、「スペインいいよ!」という話だけを頼りに来ました。

まだ留学をして3ヶ月ですが、バルセロナ、いい感じです✨

バルセロナの主要言語……まさかのスペイン語じゃない!?

海外で生活をするとなると、必ず直面する言語の問題

大学で2年間スペイン語を専攻していましたが、当時は本気で言語を勉強していたというよりは、成績のために勉強していた感じだったので、ほぼ忘れてしまいました……泣

とは言いつつも、挨拶や自己紹介の仕方などは覚えていたので、こっちに来てからは、「お会計お願いします」とか、知らなかった表現だけを覚えて、なんとか日常会話はクリアできています。

ただ、一番の問題は、カタルーニャ地方に位置するバルセロナでは、スペイン語ではなくカタルーニャ語を喋るということ。もちろんスペイン語も通じますが、標識やローカル広告など、街の表記はバラバラ。

それに、現地の友人によると、この辺りはスペインの北東に位置し、フランスに近いことから、カタルーニャ語はスペイン語とフランス語を混ぜ、ポルトガル語のアクセントを入れたような言語だそう。

ありがとうgracíasではなくmerciとまんまフランス語の表現だったり、おはようbuenos díasからbon díaになるように、全く違う言葉になったりもします。

現在は大学に通いながら就職活動をして、日本でのインターンシップや会社経営をオンラインで行っていたりと、言語習得に関しては正直頑張れていないです。焦点を分散させないように、やるべきことをやってから、スペイン語を勉強できたらと思っています!

交換留学の理想と現実

交換留学と聞くと、勉強そっちのけで遊んでいるイメージがあると思いますが、実際に来てみて感じたのは、全く違う現実

私の場合、大学4年目で留学をしているので、帰国後すぐに卒業するために単位をしっかり取らないといけません。ただ、単位互換できるかどうかは帰国後になってからでないと分からないという酷な状況……。今までしっかり単位は取っていた分、4年目は楽になるはずだったけれど、念には念をということで多めに授業をとっています。

結果的に、大学4年目にもなるのに、ここでは日本にいた時よりも真面目に授業に出席していて、授業の内容も難しく、まったく遊び感覚ではいられません……泣

とは言いつつも、バルセロナはパーティー文化が強いので、平日も構わず遊んでいる生徒も多いです。その代わり、勉強する時はしっかりやるというような印象を受けました。

スペインと言ったらシエスタ

スペインではシエスタ(お昼休み)の時間が設けられていたりと、ワークライフバランスを重視しているように思います。

一般的に、14時から17時の間はお店やレストラン、企業などが営業時間外としていることが多いです。この時間帯にランチを楽しみ、その後お昼寝をするまでが本来のスタイル。シエスタの文化はラテン諸国に根付く昼寝の習慣に由来しています。

しかし、近年では生活スタイルの変化に伴い、実際にお昼寝をする人が減ってきているそう。特に都市部や繁華街では、この時間帯でも営業を続けるお店が多くあります。一方で、都心から少し離れた地域はシエスタの文化が色濃く残っているので、要注意です。

このように、スペインでは「人生を楽しむこと」を優先する価値観が根強く残っていますが、その分マイペースなこともあったり……。

次回はそんなスペインのマイペースな文化についてお話しできたらと思います!

¡Hasta entonces, adiós!

そのときまで、バイバイ!

 

kanonのプロフィール

東京都出身。スペインに留学中の大学4年生。
Steenzの運営メンバーで、ポッドキャスト「Seriously Kidding」のMCも務めている。

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kanon

幼少期からインターナショナルスクールに通い、慶應義塾大学で経済学を学ぶ日英バイリンガル。現在はスペインに留学中。 モデルとして活動する傍ら、SNSで弾き語りやライフスタイルを発信している。また、ポッドキャストのMCや翻訳・通訳など、さまざまな分野で幅広く活躍。

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