「気になる10代名鑑」の864人目は、中山エマさん(19)。アパレルブランドのルックやランウェイのモデルとして活動する傍ら、大学では生物学を学んでいます。週末は生き物を探して遊ぶ意外な一面を持つエマさんに、モデル活動で意識していることや今後やってみたいことについて聞いてみました。
中山エマを知るための5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「中学生のころから、ファッションブランドの『縷縷夢兎(るるむう)』のランウェイや、『LAND by MILKBOY』のルックなどで幅広くモデル活動をしています。
最近は、雑誌『装苑』のコーナーにも取り上げてもらいました!
大学では、生物学について学んでいます。モデルに理系の子ってあんまりいないので驚かれることも多いんですけど、中高時代、トカゲとヘビが好きで生物部に入ったことから、興味を持ちました。生き物そのものも大好きですが、生態系にも興味があります。
今でも時間がある週末には、川へ生き物を探しに行くこともあります(笑)」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「最初、モデルをやりたがっていたのは、わたしの姉だったんです。英会話の先生がモデルをやっていて、わたしと姉を事務所のマネージャーさんに紹介してくれて。そのときお会いしたマネージャーさんが、独立して事務所をつくるタイミングで、声をかけてくれました。当時はあまりモデルに興味はなかったのですが、学業優先にしていただけるとのことだったので、入所することに。
少しでも気になるものがあったら、お金や時間がかかるものでも、まずやってみるということにはこだわっています」
Q3.どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?
「『誰かの表現の一部になる』ということを意識しています。
作品撮りのときは、セットも作り込まれていて、世界観に入りやすいんです。でも、ECサイトのルックの撮影となると、あまり世界観や表現を意識できていなくて……。
けれどもこの前、撮影の現場に大学生のデザイナーさんがいらして、直接その服のデザインを説明をしてくれたんです。『こういうポーズをしてほしい』とお願いされる中で、服やポーズのひとつひとつに、こんなにも意味があるんだなって気がついて。そこから、“服と自分との調和”みたいなものを意識し始めました」
Q4.活動する中で、印象的だった出会いは?
「kisimariさんというフォトグラファーの方との出会いです。ポップの中に毒々しさがあるような写真を撮られているのですが、自分の世界観をずっとブレずに持ち続ける姿が本当にかっこいいなって思います。
ハンドメイド作家としても活動されていて、作品と一緒に撮影させてもらったことがあって。ぬいぐるみとの撮影のときには、『お茶会のイメージでお願い!』といったように、世界観にどっぷり浸かれるようなイメージをくれるので、その役になりきれる感じがします。
わたしからすればお母さんくらいの年齢の方ですが、会うたびに刺激をもらえる、尊敬するクリエイターのひとりです」
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Q5. 将来の展望は?
「モデル活動は、誰かが自分とお仕事したいと思ってもらえている限りは、続けていきたいと思っています。
昔はモデルとしての自分に自信がなくて、仕事をしたくないと思うようなこともあって……。でも『エマちゃんに来てもらえて嬉しい』『世界観にぴったりだから、エマちゃんに頼んでよかった』と言ってもらえることも増えて、最近は、自分にしかできない撮影もあるのだと思えるようになってきています。
SNSでは、モデルとしてだけでなく、それ以外のことも発信していきたいです。大学でやっている生物系の話題や、わたしみたいに悩んでいる子たちに向けた、マインドフルネスとかにも興味があります」
中山エマのプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県川崎市
所属:STANFORD
趣味:音楽・映画鑑賞、楽器演奏、サッカー観戦など
特技:ギター
大切にしている言葉:情けは人の為ならず
中山エマのSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Atsuko Arahata