日常の買い物がサステナブルに。商品を買うと社会貢献につながる「Do well by doing good.」って?【Steenz Breaking News】
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、商品を買うだけで気軽に支援に参加できる取り組み「Do well by doing good.」についてご紹介します。
日新加工の新商品「バナナをムダなくいただくチョコレート サステナブル バナナ」
今日、社会課題の解決につながるような商品の開発をする企業が続々と増えています。業務用チョコレートなどの開発・製造・販売を行う日新化工株式会社(以下、日新化工)もそのひとつ。同社は、SDGsに配慮したチョコレート菓子「バナナをムダなくいただくチョコレート サステナブル バナナ」の販売を開始しました。材料であるチョコレートは、農家や環境に配慮して作られたカカオマスを使用。バナナも、美味しく食べられるにも関わらず、規格外という理由で販売できなかったものを活用しています。
ちなみにこの商品は、「サステナブル チョコレート」シリーズの3品目。バナナの他にも、「パイナップルをムダなくいただくチョコレート サステナブル パイン」のダークとホワイトもあります。
「サステナブルチョコレート」シリーズは、購入すると売り上げの一部が寄付され、人や環境分野のために役立てられます。商品を購入し美味しく食べるだけで、支援に参加できるのは嬉しいですね。「手助けをしたいが、植林や自立支援に直接参加できない」や、「サステナブルな取り組みって、何をしたら良いのか分からない」という方にもおすすめです。
日新化工が参加する「Do well by doing good.」とは
日新化工が製造する「サステナブルチョコレート」シリーズは、世界の食と農を取り巻く社会課題の解決をめざすimperfect株式会社が取り組む「Do well by doing good.」という活動に賛同し、商品化されました。「Do well by doing good.」とは、「いいことをして、世界と社会をよくしていこう」を合言葉に、持続可能な社会実現のために多様な企業と協力し取り組んでいる活動です。
今回、日新化工は「サステナブルチョコレート」の売り上げの一部を、ガーナに暮らす女性の経済的自立の促進と地位向上などのために使用するとしています。具体的には、カカオ農家がカカオ以外でも収入が得られるよう、タピオカの原料としても知られる「キャッサバ」の種子を提供したり、栽培方法を教えたりといった栽培支援をはじめ、加工器具などを提供するそうです。その他にも、カカオの木の寿命と生産量向上のために、シェードツリー(日陰樹)の植樹もおこなうと発表しています。
アイスを購入すると「Do well by doing good.」に参加できるプロジェクトも
「Do well by doing good.*」を立ち上げたimperfect株式会社でも、取り組みのひとつとして「カカオ香るカフェモカアイス」の販売を2024年10月29日から開始。世界中の農園から厳選したこだわりのコーヒーと、カカオ成分70%のハイカカオチョコレートを使用したアイスです。
なかでも注目したいのが、パッケージ裏にある二次元コードから「Do well by doing good.投票」に参加できるところ。imperfect株式会社では、毎年3つのサステナブルな取り組みを挙げ、その中から何を実行するかをお客様の投票によって決めているのだそう。今年は、「環境」「教育」「平等」にまつわる取り組みが候補として選ばれました。
気軽に支援に参加できる点はもちろん、応援したい取り組みを自分で選べる点も嬉しいですね。「カカオ香るカフェモカアイス」は、全国のローソンと、「ローソンストア100」を除くナチュラルローソンにて販売されています。
日常に溶け込むサステナブルな支援の仕組み
日新化工の「サステナブルチョコレート」シリーズや、imperfect株式会社の「カカオ香るカフェモカアイス」のように、最近は気軽に支援できる仕組みが増えています。「いつも購入しているお菓子を、今日は支援に参加できる物に変えてみよう」というような、少しの変化が誰かの笑顔につながるのです。こういった仕組みは他にもありますので、探してみるのも面白いかもしれません。
Text:Yuki Tsuruda