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2NE1の復活で熱狂!世代を超えて輝くK-POPガールズグループの新たな黄金期【Steenz Breaking News】

2NE1の復活で熱狂!世代を超えて輝くK-POPガールズグループの新たな黄金期【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、レジェンドグループの復活で大きな盛り上がりを見せている、K-POPガールズグループシーンの現在地についてご紹介します。

K-POPのレジェンドガールズグループ、2NE1が復活!

10月4日、ある“伝説級のガールズグループ”が韓国・ソウルにあるオリンピック公園オリンピックホールのステージに立ち、鮮烈な復活を遂げました。

多くのファンが熱い視線を送りながらステージへの復帰を見届けたそのグループとは、2010年代に韓国や日本、アメリカで一世を風靡し、2016年に惜しまれながら解散した2NE1(トゥエニィワン)です。

2NE1は、YG Entertainmentが初めて手がけたガールズグループ。デビューは2009年で、メンバーはCL、BOM、DARA、MINZYの4人です。

圧倒的なヒット曲数を保有する唯一無二のグループ

2NE1の復活はいま、日本や韓国のメディアで多数の報道がなされているほか、SNSでも話題をさらっています。

なぜ、ここまで注目を集めているのでしょうか。

それは、彼女たちがこれまでに圧倒的な数のヒット曲を生み出し、2010年代のK-POPシーンをリードする存在だったからです。2009年にBIGBANGとのコラボ曲「LOLLIPOP」で韓国の音楽シーンに颯爽と登場すると、デビュー曲の「FIRE」はもちろん、「I DON’T CARE」「GO AWAY」「CAN’T NOBODY」など、楽曲をリリースするたびに韓国の音楽チャートを席巻。

その人気は、日本やアメリカにも及びました。例えば、日本では2012年に開催したワールドツアー『2NE1 2012 1st Global Tour – NEW EVOLUTION』で12万人を動員。アメリカでも、2014年にリリースしたアルバム『Crush』が米ビルボードのアルバムチャート『Billboard 200』の61位にランクインしました。いまでこそ、アメリカのビルボードチャート上位にK-POPアーティストの名前をよく見かけますが、当時は2NE1の61位という記録がK-POPアーティストの最高順位で、K-POPシーンの中でも快挙を成し遂げた記録でした。

このように、2NE1はK-POPグループの第2世代を代表するガールズグループだったからこそ、その復活が大きな話題となっているのです。

人気グループの復活が相次ぐK-POPシーン

2NE1の復活をきっかけに、改めてK-POPシーンを振り返ってみると、この数年間、かつて人気を博したガールズグループが再結成し、復活を遂げている姿をよく見かけます。

例えば、2022年に話題となったのは、少女時代とKARAの復活でした。

SMエンタテインメントから2007年にデビューし、「Gee」などのヒット曲を生み出してきた少女時代。2022年にはデビュー15周年を迎え、通算7枚目となるアルバム『FOREVER1』をリリースしました。

また、「Mr.」などの楽曲が日本でも大ヒットを飛ばしたKARAは、少女時代と同じくデビュー15周年を迎えたタイミングで再始動。2022年末にアルバムをリリースしてからというもの、コンサートの開催やメディア出演をおこない、今年7月にはファン待望の最新シングル『I DO I DO』をリリースして注目を集めていました。

さらに、2015年1月にデビューしたGFRIENDも、2025年1月に再結成を果たすという発表が。GFRIENDも楽曲をリリースするたびに音楽チャートの上位にランクインしていた人気グループのため、復活後の活動は大いに盛り上がるに違いありません。

第3世代~第5世代も健闘中

一方で、第3世代から第5世代まで、新しいガールズグループも韓国やアジアをはじめ、世界の音楽シーンで活躍しています。

例えば、第3世代のBLACKPINKやTWICEは、世界ツアーを何度も開催するほどのグローバルアーティストへと成長。第4世代のIVEやaespaも、9月にワールドツアーを終え、その人気を確かなものにしています。LE SSERAFIMも8月30日にリリースした4thミニアルバム『CRAZY』のタイトル曲「CRAZY」が好調で、米ビルボードのメインソングチャート『Hot 100』に2週連続でチャートインするなどの記録を打ち立てています。

さらに、第5世代もこの1年ほど、注目グループのデビューが相次いでいます。例えば、ILLIT、BABYMONSTER、MEOVVなどは、すでに高い人気を集めているグループ。また、元AKB48の本田仁美が所属しているSAY MY NAMEや、オーディション番組出身者が多数所属するMADEIN、tripleSなどは、今後の活動の中での飛躍が期待されています。

K-POPガールズグループは大戦国時代へ?

このように、最近のK-POPガールズグループシーンは、第2世代から第5世代までがそれぞれの輝きをはなって活動を展開しており、非常に厚みが増してきています。それは裏を返せば、1996年頃から始まったK-POPグループの歴史が積み重なり、一度解散したベテラングループが復活できるほど、市場が育ってきたということ。

K-POPガールズグループは今後、ベテランと新人がさまざまなファン層を取り込みながら、シーンをさらに発展させていくのかもしれません。

TextTeruko Ichioka

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Teruko Ichioka

ライター・編集

フリーライター。好奇心の強さは誰にも負けない平成生まれ。得意領域もスタートアップ、ビジネス、アイドルと振れ幅が広い。

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