タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「温浴施設やサウナ」について。「サウナでととのう」が一大ブームとなり、おしゃれなサウナや、エンタメ性の高い温浴施設なども増えています。流行に敏感な10代の間でも、サウナは広まっているのでしょうか。サウナや温浴施設に行くことがあるのか、感じていることや、行くときのシチュエーションについて、根掘り葉掘り聞いてみました。
1. 村上太栞さん「スーパー銭湯で、いろいろな種類の香りや岩盤浴を楽しんでいます」
「月に一度、地元の温泉に行っています。サウナもあって、小さいころから、そこのサウナに入るのが好きでした。
ただ、一昨年くらいにサウナに入りすぎて倒れかけてしまって。そこからはサウナに入れていません。少しトラウマみたいになってしまっています。入りたい気持ちはあるし、好きなんですけど……。そのかわり、いまは岩盤浴にハマっています。
岩盤浴のあるスーパー銭湯まで、少し遠出することもあります。いろいろな種類の香りが楽しめるところがお気に入りです」
2. 小磯由衣さん「サウナのダイエット効果に興味はあるけど、行ったことはないです」
「サウナや温浴施設は、行ったことがないんです。サウナでたくさん汗を流せばダイエット効果もありそうなので、いつか行ってみたいという気持ちはあります!ただ、サウナ好きは男友達の方が多くて、サウナが好きな女の子の友達が周りにいないのと、活動や学校で忙しいのもあり、あまり行く機会がなくて。
それに、普段から旅行に行くときも、大浴場より部屋のお風呂を使いたい派。他の人の目を気にしながら入るより、一人でゆっくり入る方がリラックスできるんです」
3. 春原崇寿さん「友達と一緒によく温泉に行っていて、サウナにも入っています」
「温泉に行くたびにサウナに入っていて、友達とも一緒に行きます。長い時間は入れないけど、サウナは気持ちいい!自分なりに、ととのう感覚を味わっています。
最近、特に良かったのは『秋川渓谷 瀬音の湯』という温泉施設。サウナはもちろんですけど、水風呂も良かったです。水温が低すぎず高すぎずでちょうどよく、リラックスできました。あと、埼玉県でサップをしたあとに入ったサウナも、とても気持ちよかったです」
4. Miyabimaruさん「高校時代の僕は『サウナでととのう』感覚がわかりませんでした」
「サウナは、高校時代に遠足で一度だけ入りました。鎌倉の温泉に行ったのですが、正直『思っていたよりもサウナは熱くて、水風呂は冷たい』という感想しかでてきませんでした……(笑)のぼせてしまったのもあって、当時の僕には気持ちよさがわからなかったみたいです。
まわりの友達は『ととのった』と話していたので、僕が入り方を間違えていたのかもしれません。二度目ともなれば、ある程度は理解できるはずなので、もう一度チャレンジしてみたいと思っています」
5. 髙橋日和さん「健康への影響が気になって、あまり興味が持てないのが正直なところ」
「サウナには、行ったことがありません。入り方などを一歩間違えると医学的なリスクもあると聞いたことがあります。それに、サウナ施設には男性が多いイメージもあって、あまり興味が持てなくて……。もし誘ってもらえても、少し行きづらいなぁ……と感じています」
一大ブームとなったサウナですが、サウナ好きの10代がいる一方で、温浴施設にすら全く行かないという声もありました。周りにサウナ好きの友人が少ないこと、サウナ施設には男性が多いイメージがあることが理由のようです。サウナはもちろん、さまざまな方法で心身が「ととのう」自分なりのリフレッシュの仕方を見つけていきたいですね。
Photo:Nanako Araie
Text:Serina Hirano