「気になる10代名鑑」の791人目は、Tsunodaさん(19)。カメラを独学で勉強し、大学での勉強と並行して、クライアントワークの映像制作をしています。高校での文化祭の準備が、映像制作を始めるきっかけになったというTsunodaさんに、活動に込めた思いや今後の目標について、詳しく聞いてみました。
Tsunodaを知る5つの質問
Q1. いま、力を入れていることは?
「大学生活と並行して、映像制作会社から業務委託を受けて活動をしています。個人でも仕事を受けていて、親子イベントや企業や行政のイベント、運動会、ライブ、ミュージックビデオ、企業のSNS用コンテンツなど、いろんな撮影や編集をしています。
思い出深かったのは、母校の日出学園のイメージビデオをつくったことです。インタビューのキャスティングや、限られた時間で母校の施設をできるだけ紹介するためのロケハン、そして制作スケジュールの管理など、自分の力で考えて、納得のいく作品がつくれました。これをやり遂げたときは、達成感を感じましたね」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「カメラを使って電車の写真を撮ることが、小さいときから好きでした。旅先にもカメラを持って行って記録をすることも、自分にとってはいつの間にか馴染みのあるものになっていました。
映像制作を本格的に始めたのは、高校1年生のとき。例年であれば、演劇やダンス・店舗出展などがクラスでの文化祭の催し物になるのですが、コロナ禍の影響で、クラスごとでの映像作品の上演をすることになりました。
当時はまだ映像作品を撮ったことはなかったのですが、カメラを扱えるということで、制作担当に抜擢されたんです。自分なりにベストは尽くしたし、クラスのみんなにも喜んでもらったのですが、もっといい映像をつくれるようになりたい!と思って、そこから独学で映像の勉強を始めました」
Q3. 活動の中で印象的だった出会いは?
「カメラ仲間のコミュニティ『屋根裏』との出会いです。もともと、このコミュニティの高澤けーすけさんが撮るVlogを見て、『日常や旅先の風景をこんなにも素敵に撮れるってすごいなぁ』と思っていたんです。
けーすけさんの動画をきっかけにこのコミュニティを知って、高2から所属しました。学校の友達には、あまり同じ趣味をもつ人がいなかったので、この場所でカメラ機材の話をしたり、作品を共有したりする時間がとても楽しかったです。
けーすけさんにはすごくお世話になっていて、日出学園のビデオ撮影のときにも、制作過程で実践的なアドバイスをいただきましたし、現地にも一緒に来てくださり撮影の協力をしてくださりました。この撮影のとき、『屋根裏』のメンバーにも、仕事のお手伝いをお願いしたところ、快く引き受けてくれて参加してくれたこともありがたかったですね。
人とつながることで、新しい出会いができて、そこから自分の仕事にもなることもあるので、自信もつきました」
Q4. 最近、新しく始めた挑戦は?
「最近、念願の運転免許を取得しました。
僕の相棒はソニーのミラーレスカメラで、常に2台持ち、かついろいろと付属のアイテムもあるので、車があると機材の移動が少し楽になるので、それが嬉しくて(笑)。何より、もっと自由に活動範囲が広がるし、見たことのない映像を撮りに行くことができるので、これから楽しみです。
時間ができたら、海とか大自然のあるところまでドライブで旅をして、思う存分写真や動画に収めてみたいです」
Q5. 今後の展望は?
「カメラでお仕事をするようになってから、責任感をもって取り組みたいと思うようになりました。クライアントワークをしていると、お客さんのためになる提案をしっかりして、任せてもらった大事な瞬間に誠実に臨まなければいけない。だからこそ、『あなたに撮ってもらいたい』といわれるようなカメラマンになれたら嬉しいです。
また、すでに何本か撮らせていただいているのですが、ライブやMVの撮影のお仕事もこれからどんどん増やしていきたいです。音楽を聴いたり、ライブに行ったりすることが好きなので、自分の映像で、臨場感を伝える仕事に挑戦したいです」
Tsunodaのプロフィール
年齢:19歳
出身:千葉県千葉市
所属:専門学校 国際理工カレッジ、ルミノスタジオ株式会社、放送大学 教養学部
趣味:音楽鑑賞、ライブ、ドライブ
特技:ピアノ
大切にしている言葉:一期一会
TsunodaのSNS
今日はライブ撮影!
ジンバルをずっと持ってました。 pic.twitter.com/jk9HyTCq17— Tsunoda / 映像クリエイター (@tunotuno_films) January 27, 2024
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Photo:Nanako Araie
Text:Chihiro Bandome