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人生をかけて音楽に生きる!作曲からデザイン、動画制作なども手掛けるクリエイター【橋もい・18歳】

人生をかけて音楽に生きる!作曲からデザイン、動画制作なども手掛けるクリエイター【橋もい・18歳】

「気になる10代名鑑」の826人目は、橋もいさん(18)。ボーカロイドを中心とした楽曲制作やデザイン、動画制作まで、音楽に関わる幅広い創作活動をしています。熱量が伝わるような作品づくりを意識していると語る橋さんに、創作活動のきっかけや今後の展望について、詳しく聞いてみました。

橋もいを知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を注いでいることは?

オリジナル楽曲の制作と、音響やデザイン、動画など、音楽に関連するすべての創作活動をおこなっています。

熱量を相手に伝えることを意識していて、細かな部分にもこだわって制作をしています。『これが伝わったら面白いな』という隠れたオマージュをちりばめているのも、こだわりのひとつです。

共通したテーマはまだ言語化できていませんが、『生きることと音楽』『世界を捉える』というような抽象的なイメージを活動の中心に置いています」

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「両親が芸術系の学校に通っていたのもあって、小さいときから絵が身近な存在で、ずっと描いていました。

音楽を始めたのは高校生のとき。もともと美術部に所属していたのですが、顧問の先生と合わなくて。それに、美術以外の領域で自己表現をしてみたいという思いもあって、軽音部に入りました。軽音部はゆるくて、だからこそ自分のやりたいこと、自分の音楽を突き詰めることができました。

そのタイミングで、たまたま父からウクレレをもらったり、親戚からギターをもらったりして。実際に楽器に触れて、もっと音楽について勉強したいと思って、音楽理論の勉強も始めました」

Q3. 印象的だった出来事はありますか?

高校3年生のとき、ダンス部の大会用の音源をつくったことです。

たまたま僕が音楽をつくっているという話をダンス部員が聞いたみたいで、そのときにオリジナル音源をつくってほしい、と依頼されたんです。

夏休みも頻繁に学校に通って、ダンス部が踊っている様子なども見ながら、ああでもないこうでもないとみんなで言いながら音源をつくりました。結果、ダンス部は地区大会で3位になり、全国大会にも出場したんです。

その経験で、音楽を通していろいろな人と出会い、時間を共有し混ざり合っていくことができることだって実感できて。失敗することや傷つくことがあっても、それ以上に素敵なものをもたらしてくれるのだと思い、将来は音楽で生きていこうと決意しました」

 

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Q4. 最近、新しく始めたことはありますか?

「音楽以外の創作活動にも精力的に取り組んでいます。デザインやグラフィックもそのひとつ。コーヒーのお店からロゴデザインを描いてほしいと依頼を受けたりもしました。今後はイラストやデザインの路線も開拓していきたいです。

あとはバンド『クジラ夜の街』のMVのエキストラに参加したりもしました。友人に誘わたんですけど、プロの映像制作の現場を見たことで、すごく勉強になって。写真や映像の勉強も始めていて、今後もいろんなクリエイティブの世界に触れていけたらと思っています」

Q5. 今後の展望は?

音楽という軸をもちつつ、選択肢はたくさんあるので、自分が何になりたいのか、何をしていきたいのかを、大学4年間でゆっくり探していきたいと思っています。人生をかけて『音楽に生きる』ことができたらいいなと考えています。

大学の音楽学という講義で、音楽以外のことをしていても、それが音楽に帰ってくるならそれは『音楽に生きる』ことだと学んだんです。いまはいろいろなことに手を出していますが、それもすべて音楽に昇華できたらいいなと思っています

僕にとって、音楽は『人生』。音楽で有名になることにももちろん憧れはありますが、それ以上に大切にしたいこともたくさんあるので、ゆっくり見つめていけたらと思っています」

橋もいのプロフィール

年齢:18歳
出身地:埼玉県
所属:日本大学芸術学部情報音楽コース
趣味:音楽
特技:似顔絵かけます
大切にしている言葉:全てを追い求めてはいけない。

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Photo:Nanako Araie
Text:Chikiri Kudo

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Chikiri Kudo

ライター

2002年生まれ、宮城県出身。上智大学 文学部新聞学科在学。メディアが社会に与える影響について学ぶ傍ら、コラム記事の執筆やフリーペーパーの制作に携わる。Steenzでは、2023年より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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