Teen's Snapshots

スケートボード映画がきっかけ。附属高校から専門学校を選んでデザイナーの道へ【Light・19歳】

スケートボード映画がきっかけ。附属高校から専門学校を選んでデザイナーの道へ【Light・19歳】

気になる10代名鑑の781人目は、Lightさん(19。ファッション好きが高じて、現在は服飾学校に通い、デザイナーになることをめざして活動をしています。両親から反対されても諦めずに活動を続けてきたというLightさんに、これまでに影響を受けたものや創作を通して実現したい未来について、詳しく聞いてみました。

Lightを知る5つの質問

Q1. いま、力を入れて取り組んでいる活動は?

バンタンデザイン研究所で、洋服のパターンや縫製を学び、洋服をデザインしています。

特に、個人的に好きなアメリカとイギリスの歴史やユースカルチャー、ムーブメントなどの思想から読み取れるものをインスピレーションに、服づくりに取り組んでいます。

まだまだパターンやソーイングはヘタクソなので、頑張っているところです」

Q2. どんなことをテーマに活動をおこなっていますか?

最近では、ルックの撮影や、MVのスタイリングなど、デザインの領域だけじゃない、伝えたり届けたりするところまでの活動を一貫して考えるようにしています。

特に自主制作作品については、当たり前ですが、すべて自分から生まれたもの。クリエイティブというのは幅が広いし、受け手の解釈もさまざまです。

それでも、見た人たちに作品の核となる部分で誤った解釈を与えないようにするための届け方は、とても意識しています」

Q3. 活動を始めたきっかけは?

高校生のとき、スケートボードをやっていて、友達と『mid90s ミッドナインティーズ』という、90年代のロサンゼルスを舞台にしたスケートボード映画を見に行ったんです。

そこに出てくる登場人物が、全員かっこよくて。彼らの洋服を真似し始めたんです。もともと大学の附属高校に通っていたんですけど、そのまま大学に行くよりも、好きなファッションの勉強がしたいと思って、バンタンデザイン研究所に進学しました」

Q4. 活動を続けている中で、印象的だった体験は?

服飾の専門学校に入りたいと両親に伝えたとき、最初は反対されました。でも、どうしても入りたいという思いを学校の方に相談したら、現役のデザイナーの方と僕と両親との、三者面談の機会をつくってもらえました。手厚いサポートのおかげで、両親も納得してくれて、無事に入学することができました。

そのときに面談をしてくれたデザイナーさんのブランドで、今年の7月からインターンをさせていただけることになりました! お世話になった方に、少しは成長した姿を見せることができると思うと、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」

Q5. 将来の展望は?

いろんな人を巻き込みながら、ファッションの世界を盛り上げていきたいなと思っています。

普段、学校やアルバイトでファッションと関わっていますが、割と閉鎖的だなと思うことがあって。例えば、服飾学生が企画するイベントも、縦割りにならず、いろんな学校に通う生徒たちが集まって企画できたら、もっと面白いものが生み出せるんじゃないかなって思うんですよね。

もちろん、情報共有や資金面など、難しい問題はありますが、めざす方向が一緒なら、みんなでやったほうが社会に与えられるインパクトも大きいはず。そういったコラボレーションをどんどん生み出していきたいです」

Lightのプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都足立区
所属:バンタンデザイン研究所
趣味:映画、アニメ鑑賞
特技:サッカー
大切にしている言葉:石の上にも三年

LightのSNS

★Instagram

Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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