世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、いまちょうど見ごろを迎えている、あじさいの名所をご紹介します。
あじさいの名所でリフレッシュしよう
今年は梅雨入りが遅いと予想されていますが、台風や前線の影響から激しい雨の日が降る日もあり、すでに梅雨気分という人も多いのではないでしょうか。雨の降っている日のお出かけは億劫ですが、雨の日こそお出かけしたいのが、あじさいの名所です。
日本原産の植物であるあじさいは、古くから品種改良がおこなわれてきたため、さまざまな色や形を楽しめます。紫や青の色がついている部分は実は「ガク」が変化してできた「装飾花」というもの。本物の花ではないため、長い期間、色を楽しめるようになっています。本物の花はとても小さく、装飾花の間にひっそりと咲いています（※ガクアジサイなど一部の品種では、中央にまとまって花が存在しているものも）。
そんな様子も観察できる、梅雨の時期こそ訪れたい、あじさいの名所をチェックしましょう。
あきる野市の「秋川渓谷あじさいまつり2024」
2024年6月8日（金）～7月7日（日）の期間、東京都あきる野市内にある2か所のあじさいの名所で「秋川渓谷あじさいまつり2024」が開催。2施設共通の入山・入園チケットが発売されるほか、2か所をめぐるシャトルバスが運行されます。
名所のひとつ、「南沢あじさい山」は、個人が50年かけて作り上げた花の山。現在では地域の若者によって、エコツーリズムの拠点として運営されています。100種10,000株を超えるとも言われるあじさいは圧巻です。また、あじさいソフトクリームやあじさい茶も販売されています。
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もう1か所は、東京サマーランドのあじさいエリア「わんダフルネイチャーヴィレッジ あじさい園」。約3万平方メートルの丘陵地に15,000株のあじさいが咲き誇ります。特に6月下旬からは、白いあじさい「アナベル」が斜面一面に咲くのを見ることができて、圧巻です。
いずれも砂利道や未舗装道、坂道が多くある立地なので、歩きやすいスニーカーなどを履いていくのがオススメです。
田んぼの中のあじさいが楽しめる「開成あじさいの里」
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神奈川県開成町の「開成あじさいの里」では、2024年6月8日（金）～6月16日（日）の期間、「開成町あじさいまつり」がおこなわれます。水田地帯の農道・水路沿いに植えられたあじさいが中心となっているため、田植えされたばかりの田んぼとあじさいの両方を楽しむことができます。
近隣の古民家「あしがり郷 瀬戸屋敷」では、「あじさい×竹×水」をテーマにしたアート展やおみやげの販売も。梅雨に濡れる農村の風景もとっても風情があって、気持ちもリフレッシュできそうです。
ライトアップも開催！京都府宇治の「三室戸寺」
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花寺として親しまれている京都府宇治の「三室戸寺」では、2024年6月1日（土）～7月7日（日）の期間、あじさい園が開園します。あじさいの花を生けた「あじさい花手水」は、美しいのひと言。見つけると恋が叶うと言われているハートのあじさいをかたどった「ハートアジサイのお守り」はこちらならではのアイテム。ただし、信仰の場であることは忘れず、マナーを守って鑑賞しましょう。
6月23日までの土日はライトアップも行われる予定です（19時～21時）。昼とは違った幻想的な雰囲気の中であじさいを楽しめますよ。
四国最大級！2万株が楽しめる「国営讃岐まんのう公園」
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総面積350ヘクタールの広大な敷地面積をもつ「国営讃岐まんのう公園」でも、2024年6月1日（土）～7月7日（日）の期間、「あじさいまつり」がおこなわれます。園内の「あじさい苑」では、さまざまなあじさいが斜面に植えられていますが、スロープが設置されているのでバリアフリーで見やすくなっています。
期間中は案内所で和傘やカラフルな傘の貸し出しがあり、撮影の小道具として使うこともできます（※数に限りあり。雨天時は和傘貸し出し中止）。また期間中の土日には、園内を循環する無料バスが運行されます。
雨の日でも楽しめるあじさい。カメラ片手に楽しもう
いましか見られない景色を求めて、雨の日もお出かけしてみませんか。もちろん、荒天になると交通機関に影響もあるので、出かける前には天気予報のチェックをこまめにしましょう。
Text：Itsuki Tanaka
