「気になる10代名鑑」の614人目は、菜々果さん(19)。文化服装学院に通いながら、学校でのイベントや課題などを通して、ファッションショーや撮影のヘアメイクを手がけています。将来はさまざまなことを武器にできるスタイリストになりたいと語る菜々果さんに、大切にしていることや今後の展望について聞いてみました。
菜々果の活動を知る5つの質問
Q1. いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか?
「主に、ファッションショーや撮影で、ヘアメイクをしています。先輩や知り合いに自分から声をかけて参加させてもらっています。どんなメイクを担当することになっても自信を持って取り組めるように、普段から美容関係の方からお話を聞いたり、友人に協力してもらって、メイクの練習をしています。
学校の行事にも積極的に参加するようにしていて。ドレスコードを指定されて登校する日には、毎回気合いを入れてコーディネートを組んでいます。今年の1月には、『キラキラ』というテーマでドレスコードのコンテストがあったので、友達と5人でチームを組んで参加しました。星をイメージして、服をリメイクしながらスタイリングを組みました」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「もともとヘアメイクにはそれほど興味はなかったのですが、たまたま去年の夏に学内で行われたファッションショーでヘアメイクを担当することになって。朝から夜まで、ずっとヘアメイクの練習をしていたのですが、全然苦しくなくて、むしろとても楽しかったんです。担当したモデルさんが堂々とした顔でランウェイを歩いているのを見て、すごくやりがいを感じました。
それがきっかけでヘアメイクに夢中になって。それからは自分から声をかけて、ファッションショーや撮影に携わるようになりました」
Q3. 大切にしていることはありますか?
「大切にしていることは、最初からできないと思わないことと、難しいメイクでもやりきることです。メイクに関しては、専門的な知識があるわけではないので、メイクによっては、『うまくできるかな……』と不安になってしまうこともありますが、最初から諦めることはしないで、どんなメイクすることになっても、自信を持ってやりきれるように努力をしています。
あとは、何にでも挑戦してみること。撮影によっては、自分でスタイリングを組むこともあるし、カメラにも挑戦してみたり、逆にモデルとして撮られる側にもなってみたり。いろんな視点があったほうがスキルも磨けると思うので、とにかくいろんなことにチャレンジするようにしています!」
Q4. 好きなものはありますか?
「古着屋さんに行くことが好きです。普段見ないような個性的なものや、人と被りにくいアイテムがあるので、見ていて楽しいです。『トレファクスタイル』や『ドンドンタウン』のような、安くていろいろなアイテムがそろっているお店がお気に入りで、高円寺や横浜でよく買い物をしています。
個性的なアイテムを使ったコーディネートを着て、いろいろなところに出かけるのが大好きで。学校に行くときも、毎日なるべくおしゃれなをして、登校するようにしています」
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Q5. 将来の夢は何ですか?
「ヘアメイクだけでなく、スタイリングも含めて、さまざまなことを武器にできるクリエイターになりたいです。現在のファッション業界だと、ヘアメイクはヘアメイクさんが、スタイリングはスタイリストがするって決まっていて、活躍できる場所が限られているので。ファッションに関するスキルや知識を増やしていって、二刀流や三刀流で活躍したいです。
有名なアーティストのMVやライブのメイクとスタイリングをどちらも手掛けられるような存在になれるように、これからも努力していきたいです」
菜々果のプロフィール
年齢:19歳
出身地:東京都
所属:文化服装学院 ファッション流通科
趣味:古着屋巡り、音楽
特技:メイク、スポーツ
大切にしている言葉:努力しているつもりにならない
菜々果のSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Mao Kawasaki