「気になる10代名鑑」の573人目は、クウガさん(18)。文化服装学院に通いながら、モデル事務所に所属して、ランウェイを中心に活動しています。今年の夏にはニューヨークで海外デビューを果たしたクウガさんのモデル活動を始めたきっかけや将来の展望について、詳しく聞いてみました。
クウガの活動を知る5つの質問
Q1.いま、力を入れて取り組んでいることは何ですか?
「モデル活動です。ランウェイモデルの活動が中心ですが、雑誌撮影などのスチールモデルもやっています。モデル活動をするうえで、ウォーキングやポージングの技術アップはもちろんですが、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけています。自分の知らない世界の話や、クリエイターたちが感じていることをたくさん聞くことができますし、そうやって現場で生まれたご縁で、次のお仕事に呼んでいただくこともあるので。
ランウェイもスチール撮影も、どちらも刺激的ですごく楽しいので、なるべくたくさんの現場を経験できるように、体型の管理を万全にするのはもちろん、SNSでの発信も頑張っています」
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Q2.活動を始めたきっかけは?
「高校3年生のときに見た、冨永愛さんのランウェイの動画がきっかけです。もともとはファッションやモデルにはそれほど興味がなかったのですが、動画の冨永さんがあまりにも美しくて、衝撃を受けました。そこからランウェイモデルという職業に憧れるようになりました。
当時はもっと太っていたけど、身長は高かったので、痩せたらモデルをめざせるんじゃないかと思って、半年間で40kgの減量をしました。食事量は変えずに、1日に20kmほどのウォーキングとランニングをして……。つらいときは、冨永愛さんのランウェイの動画を見て、モチベーションを保っていました。
モデル活動をするためにはファッション業界に通じるところがいいだろうと考えて、文化服装学院に通っています。去年のサマーオープンキャンパスでのショーにも、大きな影響を受けましたね」
Q3. 活動するうえでつらいことはなんですか?
「モデルの仕事はひと筋縄ではいかないです。競争の厳しい業界ですし、スタイルがいいというのは当たり前なので、顔立ちや個性、技術など、さまざまな要素が常に求められます。努力すれば報われるわけではないので、『絶対に取りたい!』と思っていた仕事のオーディションに落ちたときは、やっぱりショックを受けちゃいますね」
Q4. 印象的だった出会いはありますか?
「事務所の先輩モデルでもある、姫野航平さんとの出会いです。モデルをやりながらマネージャーとしても活動されていて、裏方として多岐に渡る仕事をしながら、表舞台ではモデルとしてもカッコよく仕事をこなされていて……。そんな姿を見て、いつも尊敬しています。
今年の夏にふたりで、ニューヨークへオーディションを受けに行ったのですが、日本人のデザイナーさんに採用していただき、ふたりでランウェイを歩くことができたんです。ショーに出演したあと、一緒にラーメンを食べたときは、感慨深いものがありました」
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Q5. 将来の夢は?
「ファッションの最高峰とされるパリやミラノで事務所に所属し、たくさんの仕事をしたいです。それと、マネジメント側として人を育てることにも興味があるので、将来はモデル事務所を立ち上げられたらいいなと考えています。ショーキャスティングという、ファッションモデルのキャスティングの仕事にも興味があるので、ショーをつくる側の勉強もしていきたいです。
将来のビジョンとしては、もっとモデルという職業の地位を向上させるような存在になりたいです。現場での待ち時間があまりにも長かったり、他の仕事の方に比べてギャラが安かったりと、まだまだモデルが軽視されている部分があるので、自身が活躍することで、現状を変えていきたいです」
クウガのプロフィール
年齢:18歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:文化服装学院 ファッション流通科
趣味:ファッション、猫
特技:勉強
大切にしている言葉:私の後ろに私が歩いてきた道がある
クウガのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Mao Kawasaki