「気になる10代名鑑」の497人目は、めぐる(19)さん。日本大学芸術学部映画学科の監督コースで映像制作を学びながら、同級生とギャルユニットを組んで、発信活動をしています。ファッションが好きから、独自のスタイルを追求しているめぐるさんに、影響を受けたものや、今後作ってみたい作品について聞いてみました。
めぐるを知るための5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「日本大学芸術学部の監督コースに通っています。以前、Steenzに登場したユウナと『ぱーちーず★江古田』という名前で、ギャルサークルを組んで活動しています。
普段から、原宿でも公園でも、いつもよりちょっと気合を入れておしゃれして出かけてみたり、自分のスタイルを研究するのが好きなんです。この前も、雑誌の『FRUiTS』っぽいテイストで写真を撮るっていう企画を考えて、友達と撮影会をしてみました。自分が好きだと思えるものを探して、見つけて、抱きしめて……。そうやって、『自分』をつくっている感覚で生きています」
Q2. 活動で大切にしていることはありますか?
「ひと言で言うと、『手のひらサイズ』でいることです。普段から、GAP Kidsとか、デイジーラバーズとか、小学生のときに好きだったキッズ服を着ることが多くて。それは『ここからはみ出ると、やりすぎだな』って感じるラインがあるから。ファッションに関しては、日藝に入ってから、びっくり箱のフタを開けたみたいに、はっちゃけられるようになって。特に昨年の夏、ラフォーレでバイトを始めた時期から、楽しくてしょうがなくて。
そういう時期も経て、おしゃれで背伸びしたくなるときもあったけど、やっぱりどうも息苦しく感じるなって思うから、手のひらサイズくらいがちょうどいいんです」
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Q3. 映像に興味をもったきかっけは?
「映画を観まくっていたというわけではなくて。人間がもっている感覚すべてを網羅している、総合芸術という部分に興味を持ったことがきっかけ。
もともと、ノートの端っこにしょっちゅう落書きをしていたタイプなんですが、そのときから自分が思い描いているファンタジーが、平面から立体になったら面白いんじゃないかなっていう感覚があって。
あとは塗り絵も好きなんですが、映画っていうのは現実の世界を映していても、監督によって、色が全然違うじゃないですか。まるで、好きな色で世界を塗っていくみたい。自分から見える世界を表現できたら面白そうと思ったので、映像に興味を持ちました」
Q4. これまでに強い影響を受けたものはありますか?
「アニメの『アイカツ!』です! 純粋にアイカツの世界観とか、そこに登場するブランドがいまでも好きです。
ユニットを組んでいるユウナとの共通言語でもあって。お洋服のカードをセットして、街中がステージになって……って。『いまわたしたちがやっているギャル活動って、アイカツそのものじゃん!』って、よくふたりで話しています。
ユウナとは、他にもギャルについて、真剣に議論してます。一応、ギャルサークルなので(笑)。もともとはギャルへの憧れから入ったので、最初のうちはただの強がりだったけど、いまは“なんとなく”を取り払って、はっきり自分たちの好きなものを纏うことができているなって思います」
Q5. 今後の展望を教えてください。
「学校の勉強のことでいうと、アニメーションをつくりたい。自分が思い描いているものって、現実の世界で表現するのが難しいなって気づいたので。オリジナルキャラクターの『マツダ猫』を歩かせたら、すごい楽しくって。学校のアニメーションの授業で『魔法少女プリリン』と言う短編アニメをつくっているので、まずはそれを完成させたいですね。
将来の具体的な夢は決まっていないけれど、心地いい場所で、好きな人たちと光り続けて、瞳にきらきらと夢をみるお手伝いをして……と、星みたいな存在になれたらなって思います」
めぐるのプロフィール
年齢:19歳
出身地:埼玉県
所属:日本大学芸術学部 映画学科
趣味: お絵描き、料理
特技: スマイル(>ᴗ<)
大切にしている言葉:夢はファンタジーじゃない(アイカツの曲の歌詞)
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Photo:Eri Miura
Text:Atsuko Arahata