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実況を通じてeスポーツの面白さを伝えたい!World of Tanksの日本リーグキャスター【daigo・19歳】

実況を通じてeスポーツの面白さを伝えたい!World of Tanksの日本リーグキャスター【daigo・19歳】

「気になる10代名鑑」の428人目は、daigoさん(19)。2022年から世界的な人気を誇るオンラインゲーム『World of Tanks』 の日本リーグでキャスターを務めています。いまも実況スキルを磨き続けているというdaigoさんが、eスポーツのキャスターになるまでの背景や今後の展望について、お話を伺いしました。

daigoを知る5つの質問

Q1. いま取り組んでいる活動について教えてください。

「eスポーツの実況者をやっています。小さいころに、Nintendo DSを買ってもらって以来、ずっとゲームは好きだったのですが、昨年行われた『Valorant masters Reykjavík (ヴァロラント マスターズ レイキャビク)』というゲームの配信で、キャスター陣がプレイを盛り上げているのを目の当たりにして、eスポーツのキャスターに魅せられたんです。

それで、自分でもキャスターとしてeスポーツに関わりたいと考えるようになりました。もともと、喋るのは得意だったし、滑舌には自信があるほうだったので。

いまは『World of Tanks』というゲームの『Japan premier League』でキャスターをしています。毎回3000人ほどが配信を見てくれているので、選手のプレーの素晴らしさを余すことなく伝えられるように頑張っています」

Q2.どんなことにこだわっていますか?

「とにかく実況の精度を高くすることですね。ゲームへの理解度が高くないと、そのとき画面上で起きたアクションを言葉にできないんです。だから自分自身のゲームの実力を向上させたり、ゲームだけでなく、スポーツの実況を聞いて、自分の活動に活かせないかと考えたりしています。

特にオンラインゲームというのは、選手の実際の姿が見えないぶん、プレイヤーのキャラクターやプレースタイルをわかりやすく伝えるのが難しくて……。それがうまく伝わる方法を、いつも模索して、スキルアップをめざしています」

Q3. これまで生きてきたなかで、影響を受けた出会いがあれば教えてください。

「友人たちとの出会いだと思います。高校に入るまでは、あまり勉強で苦労したことがなかったのですが、高校に入学して自分より勉強ができる人に出会ったことで、『自分は他の人より何が優れているのだろう?』って考えるようになったんです。

それに、起業を志していたり、芸能事務所に所属してアイドルになっていたりと、いろいろな生き方をしている友人がいて。彼らのおかげで、テンプレートのような人生じゃなくてもいいんだな、せっかくなら自分が好きと言えることをやろう、って思うことができたんです。それが活動を始めることを後押ししてくれました」

Q4. 社会について「こうあってほしい」というビジョンはありますか?

「好きなことをきちんと“好き”と表明できる社会になってほしいと思います。

僕自身は、ゲーム実況を始めようとしたときに、比較的スムーズに周囲の理解を得ることができたけど、必ずしも全員がそうじゃない。ゲームやアニメだって、いまは受け入れられているけど、排斥されていた時代もあったと思います。社会に受け入れられるものがどんどん増えていって、もっとたくさんの人が、自分の好きなことを自由にできるようになったらいいですね」

Q5. 将来の夢を教えてください。

「eスポーツの実況者として、成功したいです。そして、好きなことで生きていくことが夢ですね。

具体的な目標としては、視聴者が1万人を超えるような配信をやってみたいと思っています。また、僕自身がキャスターの実況を見てeスポーツの面白さに気づいたように、僕の実況をきっかけに、競技を始める人が増えたら最高ですね」

daigoのプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都
趣味:野球、読書、麻雀、ゲーム
特技:喋ること
大切にしている言葉:凡人でも努力すれば大体のことはどうにかなる

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Photo:Eri Miura
Text:Kanon Yoshizumi

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Kanon Yoshizumi

ライター

2004年生まれ、東京都出身。上智大学文学部在学中。麵処巡りと都内の美術館、有名建築の見学が最近の趣味。Steenzでは、2023年6月より「気になる10代名鑑」のインタビュー記事の制作に関わる。

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