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世界一のイタリアンシェフを目指して、日々勉強中。SNSを通じてイタリアンの魅力を届ける【澤井駿・18歳】

世界一のイタリアンシェフを目指して、日々勉強中。SNSを通じてイタリアンの魅力を届ける【澤井駿・18歳】

気になる10代名鑑」の346人目は、澤井駿さん(18)。イタリアンのシェフを目指し、不定期でのディナーイベントを行っています。​​イタリアという国を理解し尽くしたうえで、世界一のイタリアンを作りたいと語る駿さんに、活動を始めたきっかけや料理に込めた思いについてうかがってみました。

澤井駿を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

世界一のイタリアンシェフを目指す高校3年生です。自分の料理を通して、世界中の人を幸せな気持ちにしたいです。

いまはイタリアンレストランでのキッチンアルバイトを通して料理の勉強をしつつ、不定期でディナーイベントを行っています。内容は毎回違いますが、少人数のお客さまにコース料理をつくったり、パーティ形式で数十名のお客さまに交流の場を提供したりしています。

あとは、去年立ち上げたオンラインショップで、クッキー缶の販売もしていました。いまは商品に納得できなくて、販売停止中なんですけど」

 

Q2. 料理を始めたきっかけは?

両親がつくってくれたパスタに感動したことがきっかけです。

小さいころから、玄関を開けたときにふわっと香るパスタの香りが大好きだったんです。その感動を自分の手で作り出して同じように人に感動を与えたいと感じる性分で。両親のようにパスタをつくって幸せを与える側になりたいと感じて、イタリアンシェフを目指し始めました。

パスタがきっかけで料理を始めたので、最初につくった料理もパスタですし、いちばん好きな料理もパスタなんです。つくればつくるほど奥深くて、試行錯誤することすら楽しいです」

Q3. 料理へのこだわりは?

より新しく、より美しい料理をつくることを心がけています。ただきれいでおいしいだけでなく、つくる工程のエンターテインメント性を高めたくて。

ただおいしい料理を作るだけでは、目の前にいる人しか幸せにできない。でも、料理で芸術を生み出せたら、SNSなどを通じて、世界中の人に感動を与えられるかもしれない。簡単にいうと、五感すべてで楽しめる料理をつくいりたいです。食材も調理法も、誰も思いつかないことをやりたいんです。

料理以外の面だと、考える前に行動することを心がけています。この前は、イタリアンで勝負するなら、本場のイタリア料理食べなきゃと思って、すぐにパスポートと航空券とホテルを手配して、イタリアにひとり旅してきました。本場の味を楽しめたのはもちろん、イタリア文化を深く理解することも、大切な要素なんだって気づけました​​」

 

 

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Q4. 悩みや壁を感じることはありますか?

「まだ、料理をイチから自分で組み立てられないこと。単純に努力不足ですが、多くの食材の特性を理解できていなくて、調理法のバリエーションも少ないので、人のレシピを少しアレンジする程度しかできなくて。

イタリアンは、一流の店ほど、ジャンルの枠がなくなっていくものなんです。出汁や味噌といった和の食材を組み合わせることも珍しくはなくて。だからこそ、食材への深い理解と、幅広い調理法をマスターする必要があるんです。​​​​​​もっと努力して、できることを増やしていきたいです」

Q5. 今後の展望を教えてください。

高校を卒業した後は調理師専門学校に進んで、そのあとはイタリアに行って、郷土料理を学びたいと思っています。そのために、料理の勉強と並行して、いまのうちからイタリア語の勉強に力を入れようと思っているんです。

将来的には、日本人というアイデンティティを活かしながら、世界中の人に最高のイタリアンを届けたいです。たぶん、自分の料理に納得する日は一生来ないと思うけど、それでいいんです。一生叶わない夢を追いかけながら、人生を終えたいですね

澤井駿のプロフィール

年齢:18歳
出身地:群馬県前橋市
趣味:料理
特技:料理
大切にしている言葉:本当の幸せとは、それと気づかないものである。

澤井駿のSNS

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♬ RECIPE(レシピ)(カラオケ)[原曲歌手:山下達郎] – 歌っちゃ王

Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara

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Mai Sugawara

ライター

2002年生まれ、東京都出身。青山学院大学 総合文化政策学部 在学中。Steenzには2022年6月より参加。学生ライターとして「気になる10代名鑑」のインタビュー記事執筆を担当している。

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