世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、肌と環境にやさしいクリーンビューティについてご紹介します。
そもそも「クリーンビューティ」って何?
近年、欧米を中心に広まった「クリーンビューティ(Clean Beauty)」という概念。環境にいいコスメとしてよく知られている「ヴィーガンコスメ」「エシカルコスメ」とは、どのように違うのでしょうか。
「クリーンビューティ」には、絶対的な定義はないものの、多くの場合、3つのクリーンなポイントを持つ美容アイテムを指します。
ひとつは成分がクリーンであること。法律で使用が認められている成分であっても、体や環境に悪影響を及ぼす危険性がある成分は少なくありません。そこでアメリカの非営利団体EWG(Environmental Working Group)などが定める安全基準や、厳しい成分規制が行われているEUの化粧品規制に合った、“クリーンな成分”だけを使ったアイテムなのです。
ふたつめは、環境や社会にもクリーンであること。多くのクリーンビューティブランドが、動物実験を行わず、動物に害を与えていないクルエルティフリー(Cruelty Free)、または動物由来の成分を使わないヴィーガン(Vegan)を選択しています。また環境負荷が少ないパッケージの採用や、原料を生産する地域のサポートといったアプローチも多くみられます。
そして3つめは、そうした社会や環境に対してどのように配慮しているか、情報開示をしていること。スタンスを明確にし、ブランドトータルとして、どういったビジョンを持っているかをしっかりと説明できているかも、大きなポイントになるのです。
クリーンビューティを表明しているお手ごろブランド3選
こうした「クリーンビューティ」、「取り入れたいけど、お値段が高そう……」と感じている人も多いのではないでしょうか。実は、意外にも買いやすいプライスで、クリーンビューティを表明しているブランドのアイテムがあるのです。代表的なブランドを3つ、ご紹介します。
タヴィア(Taviea)
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日本生まれのプチプラスキンケア「タヴィア(Taviea)」は、肌と環境にやさしい習慣を等身大で始められるブランド。ラインナップは、ひたっと潤うエルダーフラワー、きゅっとひきしめるオレンジフラワーという2種類のオーガニック花由来成分から、肌タイプに応じてアイテムを選ぶことができます。
また香りには生分解性のある原料を使用した「クリーンサーキュレート香料」を使用し、パラベン、鉱物油、石油系界面活性剤、合成色素、アルコール、動物由来成分、シリコンなどを一切使用していません。またクルエルティフリー、FSC認証紙の使用など、環境にも配慮されています。
チェイシンラビッツ(CHASIN’ RABBITS)
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かわいくてポップなパッケージからも注目される、ヴィーガン韓国コスメの「チェイシンラビッツ」。ヴィーガンであるだけでなく、体や環境に害のある危険性を持つ成分を使わないクリーンビューティを表明しています。
ペン型ローラーでむくみマッサージもできるアイクリーム「バニーラインスムーザー」や、ヒップに貼る弾力ケアパッチ「ボッシュルームバムパッチ」など、ユニークで便利なアイテムが豊富! 目を引くパッケージにはリサイクルプラスチックを使用しています。
オングリディエンツ(Ongridients)
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サステナブルブランドとして注目を集める、韓国発の「オングリディエンツ」。そのブランド名は「オーガニック(Organic)」「オリジナル(Original)」「ひとつ(One)」と「成分(Ingredients)」を合わせた造語になっています。
バタフライピーや緑茶といった自然由来成分を使用し、不必要な化学成分を排除。韓国コスメらしいシンプルで品のあるパッケージは、ノーラベルや生分解性素材を使用するなど環境に配慮されています。
クリーンビューティで肌にも地球にもやさしく
プチプラでもゲットできるようになってきた、「クリーンビューティコスメ」。体に取り入れるものだからこそ、各ブランドがこだわり抜いた成分にも注目してみてください。
Text:Anna Usui