「気になる10代名鑑」の316人目は、ともさん(17)。飛行機の魅力のハマり、現役高校生でありながら世界中を旅して、飛行機の魅力をYouTubeで発信しています。中学生のときからYouTuberとして活動をしているともさんに、将来の野望や抱えてる葛藤について、語ってもらいました。
ともの活動を知る5つの質問
Q1. いま力を注いでいる活動は?
「航空と旅の魅力を伝えるため、YouTubeでの発信活動に力を入れています。
1か月に1度のペースで旅行に行って、飛行機についてのうんちくや旅先のレポートを動画にしています。小さいころからとにかく飛行機が大好きで。旅をするにも、どこで何をしたという気持ちよりも、乗りたい飛行機の機種を先に決めて、それによって旅先が決定するという感じです」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「母親の実家が中国だったこともあり、行き来をしていたので、もともと飛行機が身近な存在で。小学6年生のとき、母親に『そんなに飛行機が好きなら、動画を作ってみたら』と勧められ、中国へ帰省したときのことをスマホで撮って、それをアップしたのが始まりです。
よちよち歩きのころから、背景に飛行機が写っている写真が山ほどあるくらい、飛行機はずっと大好きで。飛行機の本や動画は見漁っていました。積み重ねた知識のおかげで、空港で働いている人やCAさんとも話が盛り上がって、さらに新しいことを知られるワクワク感を味わっています」
Q3. 印象的だった出会いは?
「航空系のトップYouTuberである、おのだ/Onodaさんとの出会いは衝撃でした。小さいころから大ファンで、公式ラインからメッセージを送って、猛アタックしていたんです。
小学生のときに、ひとりで中国に帰省したことがあって。そのとき、中国の空港まで、わざわざ会いに来てくれたんです! おのだ/Onodaさんから僕へのどっきり企画で、YouTubeチャンネルにその動画も残っています(笑)。
この出会いがきっかけで、本格的にYouTubeをやりたいと思うようになりました。今でも僕のことを気にかけてくれて、一緒に旅をしたり、『登録者が〇人まで増えたら、またどこか行こう』というように目標も作ってくれて。おのだ/Onodaさんの存在が、YouTubeを続けるモチベーションになっているんです」
Q4. つらかったことはありますか?
「中学に入って、本格的にYouTuberとして活動し始めると、同級生から陰口を言われたり、動画の内容に嫌味を言われるようになって……。中2のころには、ほとんど学校に行かなくなりました。
そんな中で、母親にはすごく支えられました。学校を休んでいるのに、いろんなところに僕を連れ出してくれたんです。だんだん『悲しんでる時間があるくらいなら、行ったことのないところに行こう』と考えられるようになって。嫌味や陰口に対しても、『こんなとろこに留まっていられない』と思わされて、逆にパワーになりました。
いま思えば、あのときの経験があったからこそ、まわりの目を気にせず、自由にやりたいことに突き進めるようになったんだと思います」
Q5. 将来の展望は?
「日本と外国をつなぐような仕事がしたいです。海外の文化に触れることは刺激になるし、日本よりも開放的になれる。新しい自分になれると感じるし、そんな魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいんです。
それと、世界情勢にもっと関心を強めなくてはいけないなと感じています。実はウクライナにロシアが侵攻する1か月前、ヨーロッパにいたんです。滞在した1週間で物価が一気に上がって、戦争が始まる雰囲気を肌で実感しました。そういう体験をした自分だからこそ発信できることがあると信じて、活動を続けていきたいです」
とものプロフィール
年齢:17歳出身地:神奈川県小田原市所属:通信制の高等学校趣味:ゴルフ、写真撮影、坂道グループの応援特技:カメラ大切にしている言葉:いつかきっと叶う
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Photo:Eri MiuraText:Minori Abe