世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、環境保護活動を行うビューティブランドについてご紹介します。
コスメを買うことがアクションにつながる
コスメを選ぶとき、どんなことに気をつけているでしょうか。サステナビリティにまつわることだけでも、そもそもエシカルなコスメを選ぶ、長く大切に使う、使用後はリサイクルするなど、さまざまな視点がありますよね。
寄付や環境保護活動など、サステナブルな取り組みを行うブランドを選ぶのも、サステナブルアクションのひとつ。特にビューティブランドは、海や森からの恵みを使ってコスメを生み出し、また多くの生産者が関わっているということもあり、環境保護活動や労働環境にまつわる寄付を行う企業が多いのが特徴です。
そこでせっかくの新しい年、興味のある分野の活動を行うブランドのアイテムを“応援買い”してみるというのはどうでしょう。今回は、海洋保護を行うアイテムをピックアップしました。
10分の1まで減少したサンゴ礁を守る「雪肌精」
「雪肌精」は、その象徴的なブルーのボトルにちなみ、青い地球を守る海洋保護活動「SAVE the BLUEプロジェクト」を2009年から10年以上にわたって続けています。特に注力しているのが、サンゴ礁の保全活動。沖縄には世界最大級のサンゴ礁があると言われていますが、温暖化による白化現象やオニヒトデなどが原因で、10分の1に減少。
この現象は沖縄だけでなく、世界中で起こっており、待ったなしの状態。そんな中、「雪肌精」では、サンゴの保全や移植を行い、海を守っています。
2月16日には「雪肌精 クリアウェルネス」から、通常の使用方法の範囲で、サンゴの成育に影響を与えないことを確かめた処方（※コーセーが開発した評価法に基づく）の日やけ止め4種を発売します。
プロサーファーとも協力！資生堂の海洋保護
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資生堂はサステナビリティ活動の一環として、2019年に海を守る「SHISEIDO BLUE PROJECT」をスタートしました。この活動は世界プロサーフィン連盟の「WSL（World Surf League）」と、WSLが海洋保護を目的に立ち上げた非営利団体「WSL PURE」と協同でおこなっており、プロサーファーの五十嵐カノア選手がアンバサダーとなり、ビーチクリーンや海洋保護の啓発といった活動をしています。
また2022年11月には、2030年までに海洋の30％の保護を目指す啓蒙活動「We Are One Ocean」の請願書を、国連生物多様性に関する条約締約国会議に提出しました。この活動では150か国以上、合計4億人以上の人々にメッセージが届けられたそう。
こうした多くの活動に加えて、商品を通しても、海を守るメッセージを発信しています。「SHISEIDO PICO」の「アクアジェル リップパレット」は3つの色鮮やかな海をイメージした3種のパレットを展開。ケースは海や土の中で分解されやすい、カネカ株式会社と共同開発した100％植物由来のポリマーでつくられています。また日焼け止めでおなじみの「アネッサ」も、ウォータープルーフで海に流れ出にくい、オーシャンフレンドリー処方を採用しているんです。
今回、ご紹介した海洋保護活動以外にも、以前、Steenzでもご紹介した、ミツバチを守る運動や、女性たちのエンパワーメントなど、さまざまなかたちで世の中をよりよくしようと奮闘するビューティブランドが数多く存在します。
ぜひ製品の性能やパッケージ以外にも、こういった独自の取り組みにも注目して、コスメ選びの参考にしてみてください。
Image：PR TIMES
Text：Anna Usui
