Teen's Snapshots

鉄道好きがルーツ。日常にあふれる小さな幸せを切り取るフォトグラファー【おかゆーせい・19歳】

鉄道好きがルーツ。日常にあふれる小さな幸せを切り取るフォトグラファー【おかゆーせい・19歳】

気になる10代名鑑」の261人目は、おかゆーせいさん(19)。大学に通いながら、フォトグラファーとして活動し、最近では出張撮影サービスの専属カメラマンとして仕事をしています。温かみのある作品を撮ることにこだわっていうというおかさんに、カメラを始めたきっかけや、写真に込めた思いについて、聞いてみました。

おかゆーせいを知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?

フォトグラファーとして、花や自分の家族など、日常のなかで身の回りにあるものを写真に納めたり、『Lovegraph』という出張撮影サービスの専属カメラマンとして、カップルやご夫婦、ご家族などを撮らせていただいています。

『人生100年時代』と言われるようになっても、いまある幸せって、ずっと続くものではないと思うんです。だからこそ、写真に残すことが大事で、いまの幸せをずっと身近に感じてほしい。そんな想いのもと活動しています。

それと、旅をすることもすごく好きで。旅を広める学生団体『TABIPPO学生支部』で、イベントの企画や運営もやっています」

 

Q2. 創作活動を始めたきっかけは?

鉄道会社で働いている両親と祖父の影響で、昔から鉄道が大好きなんです。だから小さいときから、父親のデジカメを借りて、電車の写真をよく撮っていて。そのうち、写真を撮ること自体にどんどんハマっていって、鉄道写真以外にも、風景とかを撮るようになりました。

でも、家族以外の人物を撮るようになったのは、今年4月に『Lovegraph』のお仕事を始めてから。なので、まだ不慣れ部分も多くて……(笑)。写真の技術だけじゃなく、被写体の方とのコミュニケーションの取り方や人間関係の築き方は、日々模索中ですね。

ちなみに、旅を始めた理由も『電車に乗りたいから』なので、鉄道はいまの自分自身や活動に、大きな影響を与えていますね」

Q3. 作品へのこだわりは?

身の回りにあふれている『幸せ』な瞬間を切り取ることです。

たとえば、祖母が料理をしているときとか、祖父が昼寝をしているときとか。あるいは、道端にただ咲いている名もなきお花とか。そんな日常にある何気ない幸せや、カップルや友達同士などの幸せな空間を写真に納めることにこだわっています。

一昨年、曽祖母が亡くなってしまい、生前の写真を見返していたんです。そのときに、写真の中で元気に笑っている姿を見て、いまある幸せな瞬間を残せることこそが、写真の価値だなと強く思って。自分のためにも、身の回りの幸せを撮っておきたいし、僕が撮影した写真を通して、いろんな人に幸せを身近に感じてほしいなと思っています」

Q4.活動を続けている中で、印象的だった出来事は?

高校のときに、『ソロ写真甲子園』という高校写真部の全国大会みたいなコンテストで、僕が撮った家族写真が銀賞をいただいたことです。

家族の写真は自分のために撮っている部分も大きかったので、それが写真として評価されたことが、ものすごく嬉しかったです」

 

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Q5. 今後の展望は?

幸せな瞬間を切り取り続けて、作品を通して、まわりにあるたくさんの幸せに気づくきっかけになる、そんなフォトグラファーになりたいです。自分の写真を通して幸せを感じてもらえたら、号泣しそうなくらい嬉しいですね(笑)。

プライベートでは、これからも日本中、世界中を旅して、自分のまだ知らない世界をたくさん知りたいです。旅を通して、自分の常識を覆してくれる世界に出会うことで、自分の中で受け入れられる幅が広がるというか、多様性を理解した人間になれるんじゃないかと思います」

おかゆーせいのプロフィール

年齢:19歳出身地:千葉県船橋市所属:Lovegraph、TABIPPO学生支部影響を受けた人:森沢明夫(作家)

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Photo:Ami KuroishiText:Yui Kato

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