世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今回は、ネイルポリッシュを選ぶ際に、体のため、そして地球環境のために、気にしておきたいトレンドワードである「10フリー」について、ご紹介します。
「10フリー」なネイルポリッシュって何?
最近、ネイルポリッシュの謳い文句に「10フリー」という言葉を見かけることが増えました。数字は「10」よりも多かったり少なかったりとさまざまですが、いずれも有害な成分、または危険性を議論される成分をどれだけ含まないか、という意味で使われています。そもそも、ネイルポリッシュには、どういった有害成分が含まれているのでしょうか。
特に避けられているのが、「ホルムアルデヒド」「フタル酸ジブチル」「トルエン」です。これらは防腐効果であったり、持続性を高めたり、ポリッシュをなめらかにしたりする目的で用いられていました。しかしこの3成分は、発がん性や胎児への影響、爪が脆くなるなど毒性を指摘されており、いまでは多くの商品で避けられています。
他にも「樟脳」「カンフル「キシレン」などといった成分が避けられるようになっています。これらの成分は、塗布や吸引によって爪や体に影響を及ぼすだけでなく、廃棄の仕方によっては、地球環境にも影響を与えることとなります。アメリカの環境保護庁は、一部のネイルポリッシュを有害廃棄物に分類しています。
こうした「10フリー」のネイルポリッシュも、まったく毒性がない(Non-Toxic)というわけではありません。しかし、いまある選択肢の中ではよりよい選択だといわれています。こうした体と環境に配慮したアイテムをいくつかご紹介します。
「10フリー」ネイルポリッシュのおすすめ3選
Sundays
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ニューヨークにネイルサロンを構える「Sundays」のネイルポリッシュは10フリー。ヴィーガン、動物実験を行わないクルエルティフリーであり、スプルース、メープル、白樺などの天然由来成分で作られています。 プロ用製品のため、高発色で長持ちで、 カラーの種類が豊富なのも魅力。日本でも販売されています。
Kester Black
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オーストラリア発の「Kester Black」は、世界的に厳しいとされているEUの化粧品安全法に準拠した成分のみを使用するコスメブランドで、ネイルポリッシュでは「12フリー」を実現しています。また環境配慮や動物愛護にも積極的で、ヴィーガンでクルエルティフリー、100%カーボンニュートラルを実現し、米国の非営利団体B Labが環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与える国際認証制度・Bコーポレーション(B Corporation)の認証を受けています。
Kure BAZAAR
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パリ発の「Kure BAZAAR」は、“ナチュラルとファッション性の共存”をコンセプトに、木材パルプ、小麦、コットン、ポテト、コーンなどの天然由来成分を90%使用。またバンブーエキス(ダイサンチクエキス)やビタミンE、ヒマワリ種子油といったトリートメント成分を含み、爪をいたわりながらネイルを楽しめるのも特徴。日本にも上陸しています。
かわいいだけじゃない、自分にも地球にもやさしいネイルポリッシュ。秋色ネイルは「10フリー」なものでそろえてみるのもいいかもしれません!