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ダウ90000園田祥太「オモロそうと思ってついて来たら、すごいところに来ちゃった」リアルな独白【ダウ90000インタビュー#3】

ダウ90000園田祥太「オモロそうと思ってついて来たら、すごいところに来ちゃった」リアルな独白【ダウ90000インタビュー#3】

単独チケットが10分で完売するなど、お笑い界からも演劇界からも熱い視線を集める8人組ユニット「ダウ90000」。そのメンバーひとりずつに単独インタビューを行うスペシャル企画。続いてのインタビュー第3弾に登場いただいたのは、園田祥太さん(24)。前身となる「はりねずみのパジャマ」の結成当初から在籍する最年長メンバーでありながらも、グループ内ではいじられキャラ。そんな園田さんに、メンバーたちとの出会いや青春時代について、じっくりインタビューしてみました。

【ダウ90000インタビュー】単独チケットが10分で完売する最注目の8人組「ダウ90000」メンバー個別インタビューを敢行
【ダウ90000インタビュー】単独チケットが10分で完売する最注目の8人組「ダウ90000」メンバー個別インタビューを敢行
いま、お笑いファンや演劇好きから、最も熱い視線を送られている、といっても過言ではない「ダウ90000」。この度、Steenzでは、メンバーそれぞれが、どんな10代を過ごし、どんな決断や選択を積み重ねて、いまに至っているか […]
https://steenz.jp/9822/

人生を変えた蓮見翔との出会いのきっかけはスベッたショートムービー

ー今回はよろしくお願いいたします! 早速ですが、園田さんはダウ90000主宰の蓮見さんと唯一の同期ですよね。どのように出会ったんですか?

「日本大学芸術学部の映画学科に入学して間もないころに、各自でショートムービーを撮ってきて、みんなの前で発表する授業があったんです。それで僕が、『500mlの水の一気飲みチャレンジをするけど、全然飲めない』っていうYouTuberみたいな動画を発表したら、信じられないくらいスベって(笑)。

そのあと学食で、まったく面識のなかった蓮見が『あの動画、マジでつまらなかったわ』って話しかけてきたのが出会いでした

ー主人公の登場シーンみたいですね。

「悔しいことに、蓮見がつくったショートムービーは、そのときも超ウケてたんですよ。だから、まさに天才からいびられるみたいな状況で。でも全然悪い感じはしなくて。それがきっかけで、すぐに意気投合して仲良くなりました」

ーその繋がりで、ダウ90000の前身となる「はりねずみのパジャマ」に加入されたんですよね。演技の経験はあったんですか?

「いや、マジで1回もやったことなかったです。誘われた理由は、絶対に断らなそうだから僕自身、特にこだわりとか、芯があるようなタイプじゃないので、よく考えずに『なんかオモロそうだな』くらいの気持ちで入ることを決めたんです

ーそのままずっと蓮見さんと一緒に活動されてきたんですね。

「ダウ90000の結成前に大学を卒業したんですけど、会社勤めは性格的に向いてないと思っていたので、就職する気はまったくなくて。だから、卒業してから半年ぐらいは、バイトをしながらダラダラと生活していて。

そのタイミングで、ダウ90000を結成するって話を聞いたんですよ。『これだったら会社勤めをしなくても、頑張ればお金を稼いで、生きていけるかもしれない。ラッキー!』と思って、ほぼノリで蓮見についていくことを決めました

ー蓮見さん以外のメンバーとの出会いで印象的だったのは?

「『はりねずみのパジャマ』のときに入ったメンバーは、気づいたらいた……みたいな感じですね。当時は関わっている人もすごく多かったので。だから印象的っていうと、吉原ですかね。唯一、蓮見が直接連れてきたメンバーだから。それまでそんなことなかったし、目立つタイプだったから、『蓮見が自分の女を連れてきたんじゃないか』って思いましたよ(笑)

ずっと怠惰だった。1秒も焦っていなかった10代を振り返る

ーでは、さらにさかのぼって、10代のころについて聞かせてください。

基本、ずっとイジられキャラでしたね。あ、いまもそれほど変わっていないですけど。人に嫌われたくない精神みたいなのが、子どものころからずっとあって。でも、けっこう楽しかったです。クラスメイトの前で、人気のある芸人さんのマネをしたりしてましたね」

ー昔からキャラは確立していたんですね。

「いや、そうでもなくて。3つぐらいの性格が混雑してました。目立ちたい自分と、嫌われたくない自分、それからちょっと内気な自分もいて。だから目立ちたくて生徒会長もやって。でも内気な自分もいるから、女子とは一切話せなかったし(笑)。そして嫌われたくないから、積極的にボケるより、まわりからイジられて、ニコニコ返すようなタイプでした」

ー日芸に入ったのは、具体的な目標とか、夢とかってあったんですか?

「それが全然なくて。たまたま見てたニュース番組で、日芸の特集がやってたんです。それを観た親が『アンタも日芸入りなよ! 映画監督とかになったら目立てるじゃん』って勧めてきて。たぶん、親もノリで言ってきたんだと思うんですけど(笑)。『じゃあ受けてみるか』くらいの気持ちしかなくて」

ー芸大だから、まわりには自分がやりたいことを突き詰めている人たちも多そう。比べることや、焦りはなかった?

「いや、そんなことを考えることもないくらい、ダラダラしていて。大学に入った18歳とか19歳のときなんて、いちばん何も考えていなかったですね。夢も目標もなかったから、授業も適当に受けていたし。

いま思うと、まわりのことをちょっと馬鹿にしてたんでしょうね。『コイツすげえな』って思えるような人はそんなにいなくて。10代のときなんか、1秒も焦ったことなかったですよ(笑)」

“サークル気分”から”マジの仕事”に。8人で新たなフェーズへ

ー昨年からグッと注目度が高まっていると思いますが、現状についてはどう感じていますか?

「『ラッキー!』と思って、深く考えずに蓮見についてきたはずが、いつの間にかすごいところまで来ましたね。もちろん嬉しさはあるけど、もっと表に出るのにふさわしい人間にならなきゃいけない……。10代のころとは打って変わって、いまは焦ってます(笑)

ー環境に変化はありましたか?

「ここ2、3か月間は、ありがたいことに、アルバイトをしなくてもギリギリ生活ができてます! あと、つい最近、電車で僕たちが出てる広告を見つけて、『有名人がココにいいますけど〜』みたいな気持ちになりましたね(笑)」

ーダウ90000加入当初と現在で、園田さん自身の心境の変化は?

「この間放送された、初めての冠ドラマ『ダウ90000 深夜の内風呂にて』の撮影を経て、ガラッと変わりました。

今までは、やっぱり大学生のサークル気分が抜けてなかったというか、遊びの延長みたいな気持ちがあったんですよ。でもドラマを撮り終えて、その気持ちは全部消えて。『あぁ、もうコレ完全に仕事だな』って。関わってくださった人の数とか、かかっているお金のすごさを目の当たりにして、責任感というか、切り替わりましたね」

ーかなり大きな変化ですね。では最後に、グループ最年長として、園田さんがメンバーに対して望むことはありますか?

「蓮見がメンバーにダメ出しするときは、僕も一緒に叱られてますし、正直お兄さん目線みたいなものはまったくないんですけど……(笑)。

でも、ダウ90000は『アベンジャーズ』みたいなグループになれたらいいなと思っています。たとえば、吉原がバラエティに出て『なんでだよ!』とか言ってる間に、蓮見は大物俳優さんたちに向けて台本を書いて、その間に僕がバンジージャンプに挑戦して……みたいな。メンバーそれぞれが自分のフィールドで最強のスキルをつけて、『8人で集まったら超最強!』みたいなのがいちばんかっこいいかなって思います

ーなんでバンジージャンプなんですか?

「いや、バンジーじゃなくてもいいんです。落とし穴にも落ちたいし、激辛チャレンジもやりたいですね! 僕は『園田祥太』っていう人間ごと愛してほしい(笑)。だから、僕が苦しんでる姿を見て、みんなが笑ってくれれば、それでいいなと思ってます」

園田祥太のプロフィール

1998年3月2日生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒。

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ダウ90000出演情報

Hulu ショートドラマ「今日、ドイツ村は光らない」

配信日時:2022年10月5日(水)0:00~
初回は5エピソード、2回目以降、毎週水曜0:00より2エピソードずつ配信。日本テレビでは毎週土曜14:50ごろからオンエア。※初回10月8日(土)は 13:50ごろから。
出演:小関裕太、ダウ90000(道上珠妃、吉原怜那、中島百依子、忽那文香、上原佑太、園田祥太、飯原僚也、蓮見翔)

新作演劇公演「いちおう捨てるけどとっておく」

2022年10月5日(水)~19日(水)
東京都 新宿シアタートップス
作・演出:蓮見翔
出演:園田祥太、飯原僚也、上原佑太、道上珠妃、中島百依子、忽那文香、吉原怜那、蓮見翔

前回のインタビューはこちら!

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Photo:Masaharu Arisaka(STHU)
Text:Yui Kato

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Steenz編集部

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