「気になる10代名鑑」の229人目は、咲月さん(18) 。今年4月に岩手県から上京し、文化服装学院ファッション工科専門課程に入学。現在は課題に追われながらも、大好きなファッションに囲まれた生活を送っています。ファッションの楽しさをもっと伝えたいと、発信活動に積極的に取り組む咲月さんに、今後の夢や目標などを詳しくうかがいました。
咲月を知るための5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「この4月に岩手県から上京して、アジアトップのファッションスクールである文化服装学院で、洋服の勉強をしています。
私が所属しているファッション工科専門課程は、服づくりの知識はもちろん、企画・生産といったビジネス的な部分まで、専門的に学ぶことができるんです。
洋服好きだった母の影響で、小さいころから洋服が大好き。将来のことを考えたとき、ファッションを仕事にするか、趣味にとどめておくべきか、迷った時期もあります。ですが、高校生のときに進路相談にいったところ、『ファッションなら文化!』と背中を押されて、受験しました。無事に合格することができて、4月から入学しました」
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Q2. どんな活動をしていますか?
「地元にいたころは、IFM(岩手ファッションメディア)という団体の運営をしていました。もともと大学生がやっていたプロジェクトだったんですが、Instagramで声をかけていただいて、参加することに。この団体では『自分らしいファッションをどこにいても』をコンセプトにして、岩手を拠点に情報発信をしたり、イベントを開催したりしていました。古着屋さんのフリマの企画やスタイリングのお手伝いをしていた時期もあります。
いまは『BlooMe Moon』というリメイク古着の販売したり、TikTokやInstagramで自分の組んだコーデの発信したりもしています。発信活動は高校1年生のころから続けています」
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Q3. 今日のファッションのこだわりは?
「今日のファッションのテーマは『感謝』です。それぞれのアイテムはプレゼントでいただたものや、憧れている先輩が働いているブランドのものなんです。
レザーのビスチェは、憧れている文化服装学院の先輩である中島さくらさんが働いている『RRR』の商品。スカートも同じブランドで、入学祝いに両親から買ってもらった、お気に入りのアイテムです。
70年代風のファッションが好きで、地元にいたときから古着屋さんでよく買っていました。コーデを組むときは、だいたい3色以内にまとめるようにしています」
Q4. これまでで印象的だった体験や出会いはありますか?
「4月にあった文化服装学院の入学式は忘れらません。入学初日で、周りの同級生のキラキラした姿に圧倒されてしまって……。文化の入学式って、ファッションスナップをよくされるんです。でも、周りの人はスナップされているのに、私は見向きもされなくて……。負けず嫌いの私にとって、すごく悔しい経験で、だからこそ、もっと頑張ろうって思えました。刺激的な同級生に囲まれて、日々とても幸せです。
あとは、地元でとてもお世話になっていた『レトロブティックことり』という古着屋さんの店長、昭和ちゃんとの出会いも印象的です。地元にいたときは、つらいことも嬉しいことも、なんでも聞いてもらっていたし、ファッションの楽しさをたくさん教えてもらいました」
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Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「独立して、自分のブランドをつくるのが夢です。そのためにも、いまは自分が好きなファッションを学べる環境に感謝しながら、全力で極めたいと思っています。
それと、東京での生活にもだいぶ慣れてきたので、文化服装学院で出会った友達と一緒に、ファッションの可能性を伝えることをコンセプトにした動画コンテンツを制作する予定です。
私がいろんな人からファッションの楽しさを教えてもらったように、今度は私がファッションの楽しさを多くの人へ伝えられる人になりたいと思っています!」
咲月のプロフィール
年齢:18歳
出身地:岩手県盛岡市
所属:文化服装学院 ファッション工科基礎科
特技:コーディネートを組むこと、フラフープ
大切にしている言葉:私が好きな私でいる
咲月のSNS
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Photo:Kaori Someya
Text:Ayuka Moriya