「気になる10代名鑑」211人目は、さいむらひまりさん(18)。幼稚園に通っていたころからイラストを描き始め、いまは、オリジナルの「鳥ちゃんズ」というキャラクターを中心に、作品をインスタグラムやツイッターに公開しています。SNSが創作活動に大きく影響を与えたと語るひまりさんに、今後の展望や作品に込めた想いを聞いてみました。
さいむらひまりを知るための5つの質問
Q1. どんな活動をしていますか?
「イラストを描いて、定期的にインスタグラムに公開しています。
投稿を不定期にするとフォロワーさんに忘れられてしまうと思っていて。それこそ、インスタを始めたばかりのころは、毎日作品をアップしていましたし、いまもコンスタントな投稿を続けています。努力の甲斐あって、フォロワー数を伸びたのですが、今はちょっと停滞しているので、脱出できるように頑張っているところです。
自分が描いたイラストに『楽しみにしています』といったコメントやDMをいただくことも。それがとても嬉しいですし、創作の励みになります」
Q2. 特に力を入れているのは?
「私が生み出したキャラクター、『鳥ちゃんズ』のイラストです。去年の4月ごろ、100円ショップに売っている鳥のミニブロックにハマって、それを自分なりにキャラクターにしたのが、『鳥ちゃんズ』なんです。
本格的に鳥ちゃんズのイラストを描き始めたのは、iPadを手に入れてから。高校2年のとき、京都から上京することになって、新しい高校に編入するにあたってiPadが必要だったので、お母さんに買ってもらったんです。コロナ禍でオンライン授業がほとんどだったというのもあり、毎日のように描いてました。
そもそも鳥がすごい好きで。中学生のときに鳥を飼ってから、ずっと好き。私の作品を見て、鳥好きな人が増えたらいいな、なんて思っています」
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Q3. 活動する中で印象的だった「出会い」を教えてください
「SNS上での出会いは私にとって、とても大切です。これまで何回か展示会に出展させていただく機会があったのですが、それもSNSでの繋がりがきっかけ。他のクリエーターさんと知り合えたり、新しい場所を知るツールとして、SNSは必要不可欠です。
クリエイターさんと実際に会って、お話できたことも、とても印象に残っています。いまの時代、スマホがあれば簡単にお話することができますが、実際に会うと、すごく刺激になるんです」
Q4. 悩みや壁を感じることは?
「今年の春からグラフィックデザインの専門学校に通っているのですが、最初のころは、課題と創作活動、そしてアルバイトと、それぞれを均等に進めるのが難しかったです。でも、最近は自分の中でサイクルができてきて、慣れてきました。
実は作品作りで行き詰ったことはまだないんです。アイディアがいつでもどこでもどんどん浮かんできて、すぐにスマホのメモ帳に書き留めています。このネタ帳は、私の作品作りに欠かせません!」
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Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「少し先ではあるのですが、今年の11月に開催されるデザインフェスタに初出展させていただくことになったので、その準備をせっせとしています。慣れないことがたくさんあるので大変ですが、その大変さも楽しいです!
将来の夢は挙げきれないくらいあって(笑)。有名なクリエータになって個展を開いたり、POPUPカフェ開催したり、鳥ちゃんズのぬいぐるみをつくったり、ことりカフェさんとコラボしたり、UFOキャッチャーに鳥ちゃんズを登場させたり……などなど、夢は膨らむばかりです。
応援してくださってる方への感謝を忘れずに、これからもSNSで発信し続けて、行動することを恐れずに挑戦していこうと思います!」
さいむら ひまりのプロフィール
年齢:18歳
出身地:京都府
所属:東京デザイナー学院
趣味・特技:鳥の動画を観る、寝る、漫画、アニメ、音楽を聴く、右耳を動かす
大切にしている言葉:感謝、継続は力なり
さいむら ひまりのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara
Edit:Takeshi Koh