世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今回は、人気のボールペン・ジェットストリームから限定発売された、海洋プラスチックとコンタクトケースのみでつくられたボールペンについてご紹介します。
まさか、使い捨てコンタクトレンズのケースが生まれ変わるなんて…
三菱鉛筆は、人気のボールペン「ジェットストリーム」から、「ジェットストリーム 海洋プラスチック」の販売を7月11日に開始しました。ちなみに残念ながら、現時点では一般販売ではなく、ノベルティ専用商品になります。
【#uniのお知らせ】#三菱鉛筆 は、海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースを使用し #環境 に配慮したボールペン『#ジェットストリーム 海洋プラスチック』を新開発し、7月11日よりノベルティ専用商品として受注を開始いたします。
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— uni/三菱鉛筆【公式】 (@mpuni_official) July 8, 2022
「ジェットストリーム 海洋プラスチック」は、日本国内で回収した海洋プラスチックごみと、使い捨てコンタクトレンズの空ケースで作られた、環境に優しいボールペンです。
海洋プラスチックごみは、日本国内で回収したものを、使い捨てコンタクトレンズの空ケースは、全国のコンタクトレンズ専門店「コンタクトのアイシティ」店頭や、学校・企業・自治体などにて回収されたものを使用しています。
それらをまとめて「ポストコンシューマープラスチック」と言うのですが、今回は、ほぼ100%、ポストコンシューマープラスチックを使用し、既存のジェットストリームと同じ品質のボールペンが作られました。
このボールペン、エコマーク商品のひとつである「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得しています。過去にも海洋プラスチックごみを利用した文房具は販売されていましたが、意外にも認証を受けたのはこちらの商品が初めてとのこと。
海をイメージしたシンプルなデザインがGOOD
ボディは穏やかな海をイメージしたライトブルーで、グリップ部分には「メビウスの輪」をイメージしたデザインに。「メビウスの輪」といってもあまりピンとこないかもしれませんが、「循環」や「再生」の象徴として、リサイクルマークに多く使われているんですよ。
従来のジェットストリームは、強度や使い心地を考えて、数種類の部材を組み合わせたデザインとなっているため、いつもよりシンプルに感じます。でも、そんなさわやかな見た目がまたいい! それでいて、あのスルッとかける書き心地はそのままというから、一般発売されたら、けっこう人気が出そうな予感がします。
「ジェットストリーム 海洋プラスチック」は、参考価格1本220円(税別)、インクは黒の0.7ミリです。
文房具にもエシカルの波がくる?
三菱鉛筆は「未来をつくる道具が、未来を汚してはならない。」というスローガンのもと、環境保護に積極的に取り組んでいる企業のひとつ。こちらの商品にも、「手に取ったひとが環境配慮に関心を持つきっかけになってほしい」という想いが込められているんだとか。
すでに、コスメや服などから「毎日使うものだからこそ、使っていて気持ちの良いものを選びたい」と考えるひとが増えていっていますが、その波は、文房具にも来ている様子。いまもさまざま企業が、ひとや地球に優しい商品を作ろうと取り組んでいるところです。こうした商品をきっかけに、環境問題について考えるひとが増えたら嬉しいですね。
早く文房具屋さんでも手に取れるようになったらいいな~!
Reference:三菱鉛筆「『ジェットストリーム 海洋プラスチック』を新開発」
三菱鉛筆「サステナビリティ」