「気になる10代名鑑」195人目は、花崎あんさん(18) 。都内のライブハウスを拠点に、シンガーソングライターとして活動をしています。曲を作るときは、短編小説を書くつもりで、ヒロインに憑依して言葉を紡ぎ出すという花崎さんの、音楽活動を始めたきっかけや憧れの存在などについて、詳しく聞いてみました。
花崎あんを知るための5つの質問
Q1. どんな活動をしていますか?
「普段はシンガーソングライターとして、ギターを弾いています。特に、生きるのをやめたくなるようなことがあった人たちに聴いてもらえるような歌を歌っています。
都内のライブハウスで歌うことが多いのですが、ステージから見る景色が好きで、ステージに立つたびに、音楽っていいなあって思います。暗くても、ステージからは、客席でうなずきながら聴いてくれる様子が見えるんです。
私の音楽をたくさんの人に届けたい!っていうよりは、少なくてもいいから、本気で生きることについて悩んでいる境遇の人に刺さるような歌を歌いたいと思って活動しています」
【オリジナル曲】ヒーロー
お待たせしてしまった、こんな感じの曲を歌ってます#弾き語り #弾き語り女子 #弾き語りライブ pic.twitter.com/cClEmG6hcm
— 花崎 あん (@an__hananan) July 11, 2022
Q2. 活動を始めた理由は?
「ギターを始めたきっかけは、高校生のときに付き合っていた彼氏の影響。
高校生のときに、学校で仲が良かったメンバーでバンドを組むことになったんです。そこで、彼氏がギターをやりたい!と言い出したんですけど、お世辞にも向いていると思えないほど下手で(笑)。隣で見ているうちに、なんだかもどかしくなって、私も始めていました。
その後、バンドではなく、個人で自分の歌を歌いたい、届けたいと思うようになって、ライブハウスなどで弾き語りをし始めるようになりました」
Q3. どんなことを大切にして活動していますか?
「本気で悩んでいる人の気持ちになりきって、作詞作曲すること、歌うことを大事にしています。私が詞を書くときは、完全に憑依型で、その曲に出てくる子を脳内で創りあげて、その子になりきって、その子の気持ちを考えて言葉にしています。
私自身は田舎に住んだことはないけど、田舎から東京に出てきた子をイメージして、東京ってなんでもできるキラキラした街だよね、夢がかなえられる場所だよね、というような歌を歌ったり。失恋ソングでも、この子だったら何を思うか、どんなことを言われたら傷つくかを本気で考えて、言葉を紡いでいます。短編小説を書くようなイメージです。
歌うことが、私の存在を証明してくれているので、私も歌と向き合うときは、常に真剣になって考えています」
大塚MEETSありがとう!! pic.twitter.com/tE3YdPscHv
— 花崎 あん (@an__hananan) July 5, 2022
Q4. 創作活動に影響を与えてくれた存在は?
「アイナ・ジ・エンドさん。歌い方や生き様に影響を受けています。パッと見だと、すごく強そうなんだけど、触れたら消えてしまいそう……。そんな儚さを感じさせるところが、すごく魅力的で。
一瞬でアイナさんの声だとわかるハスキーボイスや、抜群の歌唱力はもちろんですが、命を削って歌っている歌い方も、とても好きです。いちばんのお気に入り曲は、『粧し込んだ日にかぎって』。歌詞にも歌い方にも、アイナさんの魅力が詰まっています」
Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「まだそれが何なのかはわからないけど、『○○といえば、花崎あんだよね』と言われるような、唯一無二の存在になるのが夢です。
シンガーソングライターとしては、私の推しの八王子出身のロックバンド『ハルカミライ』と同じ舞台に立ちたいです。彼らも来年、武道館ワンマンが決まっているのですが、私もいつか、武道館で歌えるぐらいビッグになりたい気持ちもあります。
また、歌うこと以外にも、お芝居にも興味があるので、MVや映像作品にも携われたらいいなと思っています」
花崎あんのプロフィール
年齢:18歳
出身地:東京都北区
趣味・特技:歌、ダンス・ラグビー
影響を受けた人物:アイナ・ジ・エンド
花崎あんのSNS
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@an__hananan大阪と東京都、彼女 #オリジナル曲 #03 #弾き語り #弾き語りライブ #花崎雅 #弾き語り女子 #バズれ♬ オリジナル楽曲 – 花崎 雅-ハナサキミヤビ- – 花崎 あん
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh