タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「ヘアサロン事情」。ティーンはどんなヘアサロンに、どれぐらいの予算で、どの頻度で行っているのでしょうか。6人のティーンが、それぞれのヘアスタイルやそこに込めたマインドについて、教えてくれました。
1. 七転さん「散髪はマインドチェンジの手段。少しマイナーなスタイルを攻めるのがこだわりです」
「不定期で美容室に行きます。落ち込んだときとか、モヤモヤしているときのマインドチェンジが散髪なんです。よくしてくれている美容室さんがあるので、毎回そこに行って、カットなら3000円以内、パーマなら10000円以内の範囲でやってもらっています。コスパが最高!
ヘアスタイルは、他の人と違うスタイルを意識しています。毎回、美容師さんにいまのトレンドを聞きつつ、少しマイナーなところを攻める。たまには自分に似合わない髪型になっちゃったりもするのですが、それも、やってみないとわからないので。そのワクワク感も楽しいんですよね。今年の夏は、茶髪&強めパーマで乗り切る予定です」
2. koikiさん「カットモデルとして月に1回ほど。イメージはInstagramで集めます」
「友達のお姉さんが美容師をやっていて、カットモデルとして行っているので、4000円ほどという破格で施術してもらっています。頻度は1か月に1回ぐらい。
信頼しているので、ほとんどお任せですが、基本的にホワイト寄りのブロンドにしてもらっています。特にやってみたいスタイルがあるときは、Instagramなどで事前に保存した画像を見せて、お願いしています。
色が抜けてくるとどうしても黄味がかって、品のない感じになってしまうので、家でも紫シャンプーをするなど、ケアにも気を遣っています」
3. mimioさん「オーダーするのはオン眉ボブ。発色の良いカラーが上手な美容室を選びます」
「1〜2か月に1回、サロンからお話をいただいて伺います。サロンモデルとして行くことが多いので、予算は特に決めていません。発色のいい色、カラフルなものが好きなため、ナチュラルなスタイルが得意なお店より、カラーがはっきりした施術を行っていそうな美容室に行くことが多いです。
カットはオン眉&ボブであれば、顔まわりのカットなど、長さは特に指定しません。それだけでも、想像できなかった新しい自分に会えるので、毎回サロンに行くのが楽しみなんです」
4. 中澤瀧さん「舞台やオーディションに合わせて髪型を変えるから頻度はバラバラだけど、行くお店はずっと一緒!」
「普段役者として活動しているので、舞台やオーディションに合わせて髪型を調節しています。月に2回行くこともあれば、2か月に1回しか行かないときもあるので、頻度はバラバラ。
基本的に、高校1年生から今までずっと、近所の同じ美容室に通っています。やっぱり便利ですし、都心より値段が安くて、落ち着くんです。長い間切ってもらっているので、僕の好みもわかってくれていて、助かっています。
最近はウルフスタイルにハマっていて、人生で初めて襟足を伸ばし始めました。中性的な感じが、まわりからも評判が良くて嬉しいです」
5. はなびさん「トレードマークを維持するために、毎回同じ色で染めてもらうようにお願いしています」
「2か月に一度くらいの頻度で行きます。ブリーチするので、予算は一万円前後。こだわりは、常に同じ色に染めてもらうこと! いつもこんな感じの、金髪寄りのベージュです。
普段、お笑い芸人として活動しているので、TikTok投稿や漫才をするときに、お客さんに覚えてもらうためには、自分のトレードマークを大事にする必要があると思うんです」
6. 清水萌絵さん「基本的には小さいころからすっと同じ!ときどき気分転換で変えることも」
「髪を切りに行くのは、年に2、3回程度。基本カットのみなので、予算は5000円弱ぐらいです。髪型は小さいころからずっと変わっていなくて、ほとんどロングで下ろしているので、あまりこだわりはないです。
ときどき少し短めにしてみたり、前髪を若干作ってみたりと、ささやかな工夫はあります。そういうときはネットの画像を参考にしたり、お店の人がおすすめしてくれた感じにしたりしています。最近、生まれて初めて、髪を明るくしてみました!」
いまの10代は、見た目でセルフブランディングをするのが、ある意味当たり前の世代ともいえます。そんな中で、サロンとの付き合いかたも、こだわりが垣間見える結果になりました。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh