タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、ティーンたちの声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「夏休みに挑戦したいこと」。何も気にしないで、全力で夏を満喫!……とはいかないような状況ではありますが、それでも、行動制限のない夏は久々ということで、6人の10代が、それぞれの夏休みの予定や抱負を教えてくれました。
1. はなびさん「友達を誘って、夏祭りに行きたい!」
「やっぱり夏祭りに行きたいです! コロナの影響で、もう2年以上行けていないので、今年開催されるのであれば、友達を誘って楽しみたいと思っています。また感染者数が増えているので、ホントに開催されるのか心配ですが、状況を見つつ、いましかつくれない夏の楽しい思い出をいっぱいつくっていきたいです」
2. SARAさん「大好きな喫茶店巡り、服のリメイク…学生最後の夏を満喫したい」
「学生最後の夏休みなので、とにかくはしゃいで楽しみたい。たくさんのものに触れて、見て、感じて、いろんな刺激を受けて、これからのアイディアとかモチベーションにしたいと思っています。
特に私は喫茶店が大好きなので、とにかく各地の喫茶店を回って、ひと息つける場所を見つけたい!
あと服のリメイクも好きなので、秋に向けて、かわいくて世界にひとつだけのリメイク服をつくろうとも思っています。プライベートを充実させながらも、ヘアメイクのお仕事や個人のお仕事も充実させて、下半期に良い流れを繋げたいです」
3. koikiさん「9月に開催されるフリマに向けて、作品づくりに挑む!」
「1か月以上も夏休みがあるので、とにかくやりたいことがたくさんあって。
9月にフリーマーケットを開催する予定なので、それに向けた準備もしようと思っています。前回、グループ展をしたときの反省点として、時間がなく自分の作品に情緒的な想いを込めることがあまりできなかったというのがあって、だから今回は、自分がなぜその作品をつくったのかという意図と芯をのある作品づくりをして、手にとってくれた人にとって心に残るようなものにしたいです。
他にも、ファッションの環境問題についての理解を深めて知識をつけたいと思っているので、それに関わる本をたくさん読みたいと思っています」
4. りょうたさん「九州・関西のディープな魅力に触れて、感性を養いたい」
「夏休みは、ほぼほぼ予定が決まっていて、さまざまな都道府県の自然や古民家をめぐります。この夏は、九州と関西をメインに回る予定。友達に会うのはもちろんですが、その地域にしかないお店や文化、芸術、人や言葉に触れて、もっと感性を養っていきたいと思っています。
8月からは六本木の『文喫』と蔵前の『自由丁』で、ことばに関する企画や仕事も始める予定。自分にとって『言葉とは何か』をもっともっと追究する夏にしたいです」
5. 清水萌絵さん「知らない駅で降りて、ぼーっと歩いたり、散策したりしたい」
「夏休みは時間を意識的につくってでも、一日ぐらいぶらぶら旅をしたいなと思っています。
高3になってからは、なんだかんだ時間や効率を重視してしまって、結局家や学校がある駅しか使っていない気がしています。
でも本当は、電車に乗ってぼーっとしたり、街をぶらぶら歩いて、適当にお店に入ったりするのが好きなので、この夏は知らない駅で降りて探索したいです。道に迷うだけのときもありますが、お店の人に話しかけてみると仲良くなれたり、面白い道が見つかったり、カメラで撮れるものがあったり。新しい出会いと発見も多いんです」
6. mimioさん「実感はまだないけど、大人になる気持ちの準備をしたい」
「8月に成人式の前撮りがあって、振袖を着て撮影をします。まだ大人の実感がないので、10代から20代への変化を感じられるような撮影にしたいと考えています。
また、この休みを活用して、日記をつけたいと思っています。日記といっても、文字だけではなく、イラスト、写真を用いた、手書きの日記をつくりたいです。その冊子が自分の好きなものや苦手なもの、気持ちの動き方などを理解するきっかけになるといいな」
お祭りや旅に出掛けたり、自分の研究や仕事に集中して取り組んだりなど、方向は違えど、すでに夏の予定を決めている10代がほとんどでした。暑さやコロナに気をつけながら、良い夏をお過ごしください!
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh