「気になる10代名鑑」184人目は、Rinkaさん(16)。「Rinちゃん♪」というダンサー名で、ロックダンスの大会やバトルに出場しつつ、グラフィティを中心に、アーティスト活動もしています。HIPHOPカルチャーに大きな影響を受けたと語るRinkaさんの活動の原動力やクリエーションについて、聞いてみました。
Rinkaを知るための5つの質問
Q1. どんな活動をしていますか?
「ロックダンサーとしてダンスバトルなどに挑戦しつつ、グラフィティアーティストとして活動しています。
いまの時代、やっぱりSNSでの発信が大事だと思うので、ダンスの動画やグラフィティの動画を、InstargamやTikTokに投稿しています。最近は、見てくれている人から描いてほしいもののリクエストをもらうことも。反響があるのは嬉しいです。
グラフィティは、主に家の庭の壁に描いています。描くスペースがなくなってしまうので、元の絵の上から重ねて描いちゃっています。壁を私のグラフィティで埋め尽くしてしまっているので、隣に住んでいるおじいちゃんに、そろそろ何か言われちゃうんじゃないかな〜、ってドキドキしています(笑)」
View this post on Instagram
Q2. グラフィティを始めたきっかけは?
「数年前、海外の憧れのダンサーのワークショップを受けたときに、サインをもらったのがきっかけです。
私の名前をとてもかっこよく描いてくれて、自分もこんなふうに描けたらなぁと思って、マネし始めたんです。もともと、ダンスを通してHIPHOPカルチャーにはいろいろと触れていたので、映画に出てくるグラフィティアーティストみたいに、壁にスプレーで描きたくなって、いまのスタイルになりました。
特に『BREAKIN’』や『WILD STYLE』といった映画から影響を受けています。ダンスもすごくかっこいいのですが、作品の中にグラフィティがたくさん出てきて、インスピレーションをたくさん得られました!」
Q3. どんなことをテーマにして、作品を描いていますか?
「特にこれといったテーマは決めていなくて。自由人なので、そのとき描きたいと思ったものや、感じたことを気分のままに表現しています!
気分によって作品の色使いも変わるんです。気分が落ち込んでいると寒色や黒などの落ち着いた色が多くなるし、反対に明るい気分のときは、ピンクや赤など、暖色やビビットな色が多くなります。
技術面では、Instagramを通して、他のアーティストさんの作品を参考にすることが多いです。ダンスもそうなんですけど、とにかく自由に自分を表現することが好きなので、特にルールなどは決めずに、気の向くままに楽しんでいます」
Q4. 創作活動をするなかで、印象的だった出来事は?
「依頼を受けて、尊敬するダンサーさんのダンススタジオの壁に、グラフィティを描かせていただいたんです。絵の依頼をいただいたのは初めてだったので、お願いされたことがまずはとても嬉しくて。
スタジオに描いたグラフィティはサイズが大きかったので、スプレー缶を持ち続ける時間が長くて、腕も指もめちゃめちゃ疲れました。
でも大変だったぶん、いままで描いてきたグラフィティの中で、いちばんお気に入りの作品になりました。もっと多くのお仕事をいただけるように、頑張りたいです」
View this post on Instagram
Q5. 今後の展望や将来の夢は?
「出会いや繋がりを大切に、誰よりも楽しんで生きたいです!
ダンサーとしても、人の心を動かすダンサーになって、ストリートダンス界を盛り上げられるようになりたい。そして大好きなグラフィティアートでは、いまと変わらず自分らしさを大切にして、いつまでも自由に表現し続けていきたいです」
Rinkaのプロフィール
年齢:16歳
出身地:千葉県
所属:なし
趣味・特技:グラフィティ、アート、ダンス
影響を受けた作品:映画「BREAKIN’」「WILD STYLE」
RinkaのSNS
View this post on Instagram
View this post on Instagram
Twitterまったく投稿しないからたまには投稿する
楽しい空間で気持ちよく踊れた^_^
ここちゃんいつもひっぱってくれてありがとう
皆さんありがとうございました#オバソ pic.twitter.com/WHsrmnvgyA— Rinちゃん♪ (@rin_chan_lock) December 26, 2021
★TikTok
@rinchan_desuおじいちゃんが庭に落書きしていいよって言ったら、、、#グラフィティ#ストリートアート#スプレーアート#06♬ Worlds Smallest Violin by AJR – c!tubbo apologist
Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara
Edit:Takeshi Koh