2022.07.17 Teen's Snapshots

憧れはSuperfly。昔の楽曲を未来へつないでいく高校生シンガー【眞塩藍咲・16歳】

「気になる10代名鑑」の174人目は、眞塩ましお藍咲あいささん（16）。シンガーとして、ピアノの弾き語りや、バンドセッションでのライブ活動をしています。中学時代から、数々の歌唱コンテストを受賞し、現在はオリジナル曲も手がけながら、新たにミュージカルや声優業にも挑戦しています。そんな眞塩さんに、歌を始めたきっかけや、尊敬しているシンガーへの想いなどをお聞きします。

眞塩藍咲を知る5つの質問

Q1. 力を入れている活動について教えてください。

「ホームのライブハウスがある千葉県柏市を中心に、都内など、いろいろな場所で月に2～4回ほど、ライブをしています。

メインはピアノの弾き語りで、バンドやユニットでの活動も織り交ぜながらライブをしています。中学1年生のときからオリジナル曲の制作もしています。

🌼ライブ情報まとめ🌼

🎹7/5 MUSIC NIGHT IN THE SCENE hamanako📺7/18 GemRock TV vol.4／きのこたけのこ弾き語り戦奏🎹7/26 @高円寺U-hA🎸8/6 POP BEAT JEWELRY BOX🎹8/20 所沢ひまわり畑コンサート📺8/27 GemRockJam2022🎹…ソロ、🎸…バンド、📺…配信詳細はHPをチェック🔍 pic.twitter.com/uBVLQm4x8A— 眞塩藍咲 / Aisa Mashio (@aiaisa_official) June 20, 2022

最近はミュージカルや声優業といった演じる活動もしています。去年の夏には、ミュージカルに出演する機会がありました。声優としては、柏市のローカルアニメ『超普通シリーズ』に出演しています。こっちはまだ駆け出しという感じで、未熟ですが精一杯取り組んでいます」

Q2. 歌手としての活動をはじめたきっかけは？

「幼稚園のときに出場した、歌のコンテストです。小さいころから歌うことが大好きだったので、両親が応募して、そこで初めて人前で歌を歌いました。そのときは一次審査で落ちてしまって、それが本当に悔しくて……。もっと歌がうまくなりたいって泣きながら両親に訴えて、ボイトレに通い始めたんです。

小学2年生のときにも同じコンテストに出場したのですが、その決勝ステージは、特に印象に残っています。会場は品川の『ステラボール』という、キャパ2000人の大きなライブハウスで、たくさんのお客さんの前でのパフォーマンスしました。まさにあのとき、歌手になるんだっていう決心をしました」

Q3. 影響を受けてきたアーティストはいますか？

「Superflyさんです。私が人生で初めて観たライブがSuperflyさんのステージで、初めて練習した歌も『愛を込めて花束を』なんです。YouTubeチャンネルには、5歳の私がこの曲を歌っている動画があって。

Superflyさんの楽曲は、歌詞やメロディが素晴らしいのももちろんですが、やっぱりその歌唱力。高い音の出し方が本当に綺麗で力強くて、リスペクトしています。

昔の洋楽を聴くようになったのも、Superflyさんが洋楽カバーをしているCD『Wildflower ＆ Cover Songs：Complete Best ‘TRACK 3’』を聴いたのがきっかけ。最近は70～80年代のソウルや、R＆Bミュージシャンのライブ映像やTVショーが好きで、YouTubeでよく見ています」

Q4. どんなことをテーマにして活動をしていますか？

「昔の楽曲を、次世代に受け継いでいくこと。そして時代を超えて愛される楽曲をつくって歌い続けていくことです。

新しい音楽も素晴らしいと思うし、私も好きでよく聴きます。ただ、どんな音楽でも、ルーツを辿ると昔の楽曲やミュージシャンに行き着くし、どれも本当に素晴らしいものばかりなんです。それが忘れられていくのは寂しいし、もっともっと同世代の人たちにも、古い音楽を知ってほしくて。

音楽って、時代を繋ぐものだと思っていて。残り続ける楽曲には、つくられた歴史的、文化的背景や、込められたメッセージがあります。私がやってきたゴスペルにも、差別を受けた黒人の人々が、神への祈りを歌って生まれたという背景がある。歴史を知って伝えるという意味でも、昔の音楽を大切にしていきたいと思っています」

Q5. 今後の展望は？

「とにかく今の表現活動を続けていくこと。そしていつになっても、続けられる幸せを忘れないでいたいです！　ありがたいことに、音楽の世界でベテランと呼ばれるような方々と出会う機会が多くなってきていて。私もそうなりたいと感じています。そしていつか、尊敬しているSuperflyさんと共演できるくらい、ビッグになりたいです。

ソロシンガーやバンド、最近では声のお仕事やお芝居にも挑戦していますが、これからもたくさん挑戦を続けていこうと思います」