Teen's Snapshots

目標はバンドから信頼されるプロのドラマー。サポート&叩いてみた動画で注目を集める高校生【うい・17歳】

目標はバンドから信頼されるプロのドラマー。サポート&叩いてみた動画で注目を集める高校生【うい・17歳】

「気になる10代名鑑」の158人目は、ういさん(17)。小学2年生からドラムを始め、現場で活躍できるドラマーを目指して修行中。依頼を受けてバンドのサポートをしたり、TwitterやYouTbeにドラム演奏の動画を投稿したりもしています。そんなういさんに、ドラムを始めたきっかけやこだわり、この先の目標を聞いてみました。

■ういを知る10の質問

Q1. プロフィールを教えてください。

「東京都出身の高校3年生です。現在、プロのドラマーを目指して活動を続けています。ライブのサポートをメインにしながら、YouTubeで『叩いてみた』動画の投稿もやってます」

 

Q2. ドラムを始めたきっかけは?

小学2年生のときに通い始めた、市のカルチャーセンターにあったドラム教室です。もともとドラムが好きだったわけじゃなくて、たまたま見つけて楽しそうだったから始めました。それと、ゲームセンターにある『太鼓の達人』が好きだったのもきっかけのひとつ

その教室で、以前師事していた師匠との出会いもあって、小学生のうちからプロになりたいと思うようになりました」

Q3. ドラムへのこだわりはありますか?

まわりのメンバーがいちばん気持ちよく演奏できるグルーヴをつくること。柔軟に演奏ができれば、ギターやヴォーカル、バンド全体の音が映えるんです。ドラムの音って、ヴォーカルやギターよりは目立たないけど、楽曲に欠かせない部分を陰でつくっているところが、自分には向いてるなって思っています。

なので、いま意識してるのは、現場で生きる対応力や安定感を身につけること。テクニックというよりは、基本的なトレーニングに改めて力を注いでます」

 

Q4. 宝物はありますか?

小学2年生から中学3年生までお世話になった、ドラムの師匠からいただいた手紙です。その師匠には、いまでも演奏がうまくいったことを報告したり、進路の相談をしたりもしていて。そして、その方のさらに師匠が、いまの僕の師匠なんです」

Q5. 生きるうえでのポリシーは何?

自分がやりたいと感じたことに正直になること。プロになるという目標を小学生のうちに持てたのは、ただひたすら、ドラムが好きで楽しかったから。いまでもその感覚はいちばん大切にしてます」

Q6. 趣味はありますか?

「ゲームが好きで、かなり時間を使ってます。ゲーマー過ぎて、親には怒られることも(笑)。たくさんやっているのは『スプラトゥーン2』です」

Q7. 今後の目標は?

憧れの師匠のようになること。いまの師匠は、有名なアーティストさんのサポートで、ツアーに同行することもあるんです。それって、演奏の腕が認められているのはもちろん、確かな信頼がないとできないことなので、本当にすごいと思います

Q8. 最近始めた新しい挑戦はある?

同じくソロで活動しているドラマーのももぞうと一緒に、YouTubeチャンネルを開設しました。ただドラムを演奏するだけで食べていくのは正直難しいので、将来的には自分たちがドラムを教える教室をつくりたいと思ってます。そのために、いまは動画の投稿もがんばってるところです」

 

Q9. 社会が「こう変わればいい」と思うことは?

ミュージシャンの社会的地位が向上してほしい。プロのミュージシャンを夢見て頑張っている人たちに、冷たい目を向けられることが多いなと感じるんです。ミュージシャンは遊びじゃなくて、ひとつの立派な職業だと思うし、音楽を含めて、エンタメをつくる人への風当たりが変わるといいなと感じます」

Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。

「大変なご時世ですし、特に僕たちの世代は、成人年齢が変わったりと、世の中についていくのに精一杯だと思います。だけど、そんな中でも自分にできることを考えて、いまよりも明るい世の中を一緒につくっていきましょう!」

■ういの今日のファッション

トップス・パンツ/RODEO CROWNS スニーカー/VANS

「ルーズな感じの服装が、動きやすくて好きです。スニーカーは、相棒であるももぞうから誕生日プレゼントでもらいました。ブレスレットも学校の友達からのプレゼントで、ずっと身に着けてます!」

■ういのSNS

★Twitter

 

Photo : Eri Miura
Text : Daiki Ido
Edit : Takeshi Koh

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Ayuka Moriya

エディター

1999年生まれ、秋田県出身。東京外国語大学 国際社会学部在学時よりライター・エディターとして主にインタビュー記事の執筆、ディレクションに携わる。Steenzでは、2021年ローンチ当初より「気になる10代名鑑」のコンテンツ制作を担当。

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