「気になる10代名鑑」の160人目は、MARINさん(19)。日本発のダンスのプロリーグ・D.LEAGUEに参戦しているダンスチーム「dip BATTLES」のメンバーとして活動しています。ダンスの素晴らしさを広めようと、日々奮闘するMARINさんに、その熱い思いを聞いてみました。
■MARINを知る10の質問
Q1.プロフィールを教えてください。
「千葉県出身の19歳です。4歳からダンスを習い始めました。去年の7月、2ndシーズンから、ダンスリーグ『D.LEAGUE』で、プロダンスチーム『dip BATTLES』のメンバーとして活動してます」
Q2.D.LEAGUEに参加したきっかけは?
「コロナ禍で、お客さんの前で踊る機会がなくなって、モチベーションも低下していたんです。でもそんなときに、D.LEAGUEの1stシーズンを観て。自分の好きなダンスで、たくさんの人から、自分を評価してもらえるこのリーグに魅力を感じて参加しました。
ちなみに『D.LEAGUE』というのは、日本発のプロダンスリーグで、全11チームが12シーズンを通して競い合って、日本一のダンスチームを決めます。“誰でも分かるNEW STANDARD”をつくるという目標を掲げて、ダンスの民主化を目指してるのですが、そこにも共感しました」
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Q3.どんなことを大切にして、活動していますか?
「どんな状況にいたとしても、それを楽しむこと。それから、D.LEAGUEではチームワークもとても重要なポイントなので、仲間に対するリスペクトも大切にしてます。チームの雰囲気を明るくしたり、性格の違いを超えて、いいところを見つけ合うようにしています。それはダンサーとしてだけじゃなく、人間としても重要だと思っています」
Q4.髪色にこだわりはありますか?
「いまのチームに加入したときに、人生で初めてブリーチをして、そこからずっと金髪です。『ハイトーンの子』というふうに覚えてもらって、見てくれた人の印象に焼き付けることが目的。とはいえ、正直ちょっと飽きてしまって、そろそろ暗くしたいなとも思っています(笑)」
Q5. 「宝物」を教えてください。
「大好きな師匠のTATSUKIくんからいただいた、GUCCIの指輪です。中学生のとき、ダンスを習い始めたばかりのころにもらってから、ずっと着けてます! たぶん、なにげなくくれたんだと思うんですけど、とても嬉しくて、毎日身に着けてるお守りです」
Q6. 生きるうえでのポリシーがあれば教えてください。
「自分の直感を信じること! やりたいと思ったことを、やるようにしてます」
Q7. 自分の直感を信じたエピソードを教えてください。
「ダンスを専門とした高校に進学することを決めたことですね。家から片道2時間弱かかる場所にあって、悩んだんですけど、ずっと行きたかったという思いもあって、自分の直感を信じて入学を決めました。いまの自分があるのは、あのときの決断のおかげだなって思います」
Q8. 社会が「こう変わればいい」と思うことはありますか?
「ダンスの価値を、もっと評価してくれる社会になってほしいです。野球やサッカーみたいな、幅広い層に人気のあるものにするのが目標。大会の賞金額、メディアへの露出度、それからファンの数……あらゆるものを、もっともっと増やしていきたいです。早く実現できるように、SNSでの発信もがんばっています!」
Q9. 今後の展望・将来の夢は?
「まずは目の前にあることを全力で取り組みながら、将来は子どもたちのヒーローみたいな存在になりたいです。『MARINみたいになりたい』『MARINのダンスを見に行きたい』って思ってもらえるような、みんなの目標になりたいです」
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Q10. 同じ時代を生きる10代に、メッセージをお願いします。
「若いからこそ、なんでも怖がらずにチャレンジして、やりたいと思ったことには、まわりの目を気にせず、ぶつかりに行くのが大事なんじゃないかと思います。10代でしかできない思い切りで、どんな困難も乗り越えていきましょう! 楽しむことがいちばん大切だと思います」
■MARINの今日のファッション
「黒で統一してみました。差し色にゴールドを散りばめたところがポイントです。ちなみに今日のネックレスは、お母さんから誕生日プレゼントとしてもらったもの。私が生まれた年の数字で、とても気に入っています。季節によってアクセサリーを使い分けていて、もっと暑くなってきたら、シルバーアクセに変えています」
■MARINのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara
Edit:Takeshi Koh