「気になる10代名鑑」の132人目は、Maiさん(19)。青山学院大学に在学しながら、多くのメディアにも取り上げられているファッションサークル『Keio Fashion Creator』のメンバーとして活動中。社会に対する思いを秘めながら、いつかファッション誌のエディターになりたいという目標を追いかけるMaiさんに、その想いを伺いました。
■Maiを知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「東京都出身の19歳です。現在、青山学院大学に在学していて、芸術や美術のことなどを中心に、広く学んでます」
Q2. いま力を入れている活動を教えてください。
「『Keio Fashion Creator』という、慶應義塾大学が主体の服飾団体に所属しています。デザインチーム、プレスチームなどいくつか部署があるんですけど、私はモデルマネジメントのチームで活動してます。
年末に行うショーに向けたモデルさんのブッキングやZINEの編集、作品撮りのディレクションなどをしています」
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Q3. 現在のファッションサークルを選んだのはなぜですか?
「学生サークルではあるけど、企業みたいに活動が本格的だったのと、規模が大きかったから。メンバーも150人くらいいるんです。好きな服のジャンルも、バックグラウンドもさまざまで、個性的な人たちの集まりなので、日々刺激を受けてます」
Q4. どんなところにやりがいを感じますか?
「毎年12月に行っているショーが、無事に終わったときですね。昨年度のショーは、日本橋三越劇場で開催しました。自分たちがコンセプトから考えたものがカタチになったときに、達成感を覚えます」
Q5. 普段はどんな友達と過ごすことが多いですか?
「服飾団体のメンバーか、高校からの友人と過ごすことが多いです。去年の夏は団体のメンバーと一緒に、グランピングに行きました」
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Q6. 趣味を教えてください。
「美術館めぐりです。特に現代アートが好きで、木場にある東京都現代美術館と、六本木にある21_21 DESIGN SIGHTがお気に入り。あと、ニューヨークにあるMoMAは、やっぱり現代アート好きにとっては聖地なので、特別な場所です」
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Q7. 社会がもっとこう変わればいいのに、と思うことはありますか?
「『こうあるべき』っていう社会の枠組みが、もっとゆるやかになればいいなと思います。たとえば、タトゥーのこと。確かに、背中いっぱいに入っていたらインパクトがあるけど、タトゥーが入っている=悪い人ではないはず。昔からの価値観をそのままにしているのは、時代遅れになっちゃうって思うんです」
Q8. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「大学の課題で使うことになったので、illustratorやPhotoshopを使いこなせるように、勉強を始めました。最初はすごく難しかったけど、だんだん慣れてきました」
Q9. 将来の夢や目標があれば、教えてください。
「エディターになること。中学生のころからの夢なんです。NYLONやVOGUE、装苑をよく見ているので、いつか、そんなファッション誌のお仕事に携われたら……と思っています」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「10代の時間って、大人でも子供でもなくて、もどかしさを感じることもありますよね。『自分にできることなんてないのでは……』って感じることもあるかもしれないけれど、10代で得た経験は、きっと今後の人生に活かすことができるはず。
数年後の自分がどうなっているかを考えながら、自分のために賢く生きていきましょう!」
■Maiの今日のファッション
「今日はこの後、サークルの展示会があるので『黒子ルック』です。リングはすべてヴィンテージで、母のもの。普段から古着やモードっぽいテーストの服を着ることが多いかも」
■MaiのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya
Edit:Takeshi Koh