「気になる10代名鑑」128人目は、mimioさん(19)。「被写体」と「表現者」というふたつの異なる顔で、自身の世界観を発揮しているクリエイターです。そんなmimioさんが表現に込めている想いや、いま感じていることなどを、アレコレ聞いてみました。
■mimioを知る10の質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「東京都出身の19歳です。美大に通っています。表現することが大好きで、いまは被写体としての『mimio』と、アーティストとしての『edamameeo』の、ふたつの名前で活動しています」
Q2. 被写体としての活動について、教えてください。
「フォトグラファーさんや美容師さんがつくる作品のモチーフになることが多いです。もともとは、人見知りで主張することが苦手なわたしが、作品の中だけでも自由に表現したいと思って、被写体の活動を始めました。だから、mimioはわたしが憧れている姿そのものなんです」
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Q3. 創作活動について、教えてください。
「『edamameeo』として、ジャンルにとらわれず、絵を描いたり、デザインをしたり、自由にものづくりをしています。作品をゼロからつくることができるので、自分自身の感性や、感じていることなどを、誰に遠慮することもなく、思いっきり表現しています」
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Q4. 幸せや生きがいを感じる瞬間は?
「発信をして、それを受け入れてもらえた瞬間です。自分が表現したものを誰かが好んでくれるんだなと思うと、とても嬉しくなります。特に、mimioに対するイメージは、本当の自分自身とはかけ離れているので、mimioを好きになってもらえると、違う自分が受け入れられたと思えるので、とっても幸せです」
Q5. 趣味はありますか?
「表現すること自体が趣味です。踊ること、絵を描くこと……あらゆる表現の手段を使っているし、それぞれが好きなんです。特にダンスは、音楽が流れたら踊り始めちゃうくらい好き。
あとは読書も趣味です。もともと本を読むのが好きでしたが、ここ2年くらいでグッとハマりました。キレイな単語を取り入れることが心理的に気持ちよくて。移動時間に読書するために、必ず一冊は持ち歩いています」
Q6. 「宝物」を教えてください。
「落書きの切り抜きです。授業中に描いたものや、そこらへんにあった裏紙に描いたもの、ぐちゃぐちゃな気持ちに任せるままに描いたものなどを捨てずに、切り抜いてファイルに集めています。いつかアイデアの芽が出ることを信じて!」
Q7. 生きるうえでのポリシーがあれば教えてください。
「自分自身を肯定してあげること! わたしがわたしを好きになれるように、プラスの気持ちを声や表情に出して伝えたり、小説や漫画の中で素敵だと思った行動を真似したりしています」
Q8. 最近、新しく始めた挑戦はある?
「mimioのイメージが独り立ちしていて、実際の自分との差に違和感を覚えたことがきっかけで、mimioの中身を表現するアカウントをつくりました。
自分の好きなものや、行ってみて楽しかった場所などについて発信することで、わたしらしさを伝えていきたいと思います」
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Q9. 今後の展望を教えてください。
「被写体としてのmimioと、つくり手としてのedamameeo、そしてわたし自身と、それぞれバラバラで動いている活動を集めて、合作といえるようなものを、いつかつくりたいです!
先日、美大の友達とのグループ展で、その先駆けとなるような作品に挑戦したので、これから本格的に取り組んでいきたいです」
Q10. 同じ時代を生きる10代にメッセージをお願いします。
「最近、何かとわたしたちをカテゴライズする言葉、増えてきてると思いませんか? 『イエベ』とか『○○系』とか。なんだかすべてを世間が決めた言葉に当てはめられそうになりますが、わたし自身は、自分の好きな言葉におさまっていればいいと思います。
ちなみに、わたしは曲線やゆるいイメージが好きなので『まるい人』におさまっていたいです」
■mimioの今日のファッション
「カラフルなものが好きなので、パキッとしたブルーに、赤の水玉のワンピース。いつもコーデを決めるときにテーマとか設定を考えているんです。今日のテーマは『カヌレ好きな女の子』です!」
■mimioのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Tomoka Uendo
Edit:Takeshi Koh