
世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、いま10〜20代の間で人気を集めている新たなSNS「Setlog」についてご紹介します。
いま話題! Vlogをシェアできる新SNS「Setlog」とは?
最近、主に若い世代の間で人気が高まっているSNS「Setlog」。Setlogは、Vlogを共有できる新興のSNSアプリです。約2秒の短い動画をアプリ内で撮影し、「ログ」と呼ばれるグループにシェアすると、繋がっている友人に近況やその日のできごとを伝えることができます。投稿する動画は、編集や加工をおこなう必要はありません。いつでも好きなときにボタンひとつで撮影し、共有することが可能です。
また、ログにはQRコードか招待コードからのみ参加できる仕様となっているため、Setlog上で知らない人と繋がることはありません。親しい人と、安心して楽しみながら使えるSNSとなっています。
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最大の特徴は、1日の終わりに、その日ログに投稿した動画をすべてまとめたVlogを自動で作れること。ログの参加メンバー全員分の動画をつなげたVlogが完成するため、日々の思い出を残したり、ライフログのような形で記録をつけたりするのにも役立ちます。
本格リリース後、わずか1年以内で人気アプリに。
Setlogは、サービス提供がスタートしてからまだ日の浅いアプリです。韓国とアメリカに拠点を置くスタートアップ企業が、2025年12月に韓国でリリースしました。その後、2026年春に日本語対応が完了。すると、瞬く間に日本国内でも人気に火がつき、App Storeの無料iPhoneアプリチャートでは週間1位にランクイン(※集計期間:2026年10月12日~2026年10月18日)するなど、多くの人から注目と支持を集めています。
ちなみに、10~20代の間での認知度はかなり高く、株式会社パレンテが運営する「学割」アプリがおこなったアンケート調査によると、調査対象の学生479人のうち実に9割以上がSetlogを知っていたとのこと。また、6割以上がSetlogを1日に数回使っていることも判明し、いかに同アプリが若い世代の間で市民権を得ているかが明らかになりました。
流行のきっかけは?
Setlogの火付け役となったのはK-POPアーティストではないか、と言われています。aespaのKARINAやHearts2Hearts、SEVENTEENの現在活動中のメンバーらが、Setlogを使ってまとめたVlogをInstagramなどで投稿。それを見た人たちから利用が広がり、現在の人気に繋がっていったようです。
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急速な人気拡大の背景から読み取れるニーズとは
認知獲得のきっかけがK-POPアーティストだったとはいえ、これほど急速に利用が広がった背景には、何らかの理由がありそうです。Setlogは一体、ユーザーのどのようなニーズを満たしているのでしょうか。
まず言えるのは、「SNSを安心して利用し、楽しみたい」というニーズの存在です。クローズドなSNSであるBeRealや、親しい人のみを選んで投稿できるInstagramのストーリーズを利用する人が増えたことからも分かるように、「SNSでは親しい人とだけ繋がり、安心できる空間で投稿を楽しみたい」というニーズは近年、確実に高まっています。炎上や営業目的の投稿を目にすることが増え、不特定多数と繋がれるSNSの利用に疲れや忌避感を覚えた人たちがSetlogの仕様に共感した可能性は大いに考えられます。

また、「力まず自然体で、気軽に日々のことを発信したい」というニーズの高まりも関係しているかもしれません。例えば、ここ数年ブームとなっているBeRealや日記。これらが人気となった理由として、‟映える投稿”への精神的なプレッシャーの増大を指摘する言説もあります。ただ、そうしたプレッシャーへの反動から利用者が広がったBeRealは、1日に1回、ランダムな時間に届く通知から2分以内に撮影しなければ友人の投稿が見れないという独自のルールがあり、それが新たなプレッシャーとなっているケースも出てきているようです。いつでも好きなときに撮影できるSetlogは、良い意味でゆるく自然体で利用できるからこそ、多くの人に迅速に浸透しているのかもしれません。
韓国メディアで明かされた開発者の想い
Setlogの開発者も、こうした「親しい人と安心してSNSを楽しみたい」「自然体で気軽に利用したい」というニーズを少なからず意識していたようです。
韓国のメディアによるインタビュー記事を見てみると、Setlogの企画・開発にあたっては、「写真や映像をベースとしたコミュニケーションで関係性を深める体験を作りたい」「個人的で、身近で、快適に利用できるサービスを作りたい」という開発側の想いがあったことが分かります。また、Setlogで繋がる際に招待コードを個人的に受け取らなければならなかったり、「いいね」など投稿に反応する機能がなかったりする背景には、「親しい友人同士が気軽に使える空間を作る」「(Setlog上で)意図的に繋がる感覚が親密さを高める」といった設計意図があったことが書かれていました。
トレンドは時代の空気を知る鏡
いま大きな人気を集めているSetlog。その流行には、安心して繋がれる場所へのニーズや飾らないありのままの日常を発信することへのニーズが隠れていました。トレンドは、その時代ならではの考え方や心理、社会の空気を知る良いきっかけとなります。身の回りで流行っている物事があったら、それがなぜ支持されているのかを考えてみると、社会の‟いま”を深く知ることができるかもしれません。
Text:Teruko Ichioka






