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アフリカ最大の難民受け入れ国・ウガンダで難民が暮らすコミュニティに行ってみた!Hao in UGANDA #40【Steenz Abroad】

アフリカ最大の難民受け入れ国・ウガンダで難民が暮らすコミュニティに行ってみた!Hao in UGANDA #40【Steenz Abroad】

今回の”Hao in UGANDA”は、首都カンパラにあるアフリカ各国からの難民の住む地域について紹介します。

ウガンダは世界有数の、そしてアフリカで最大の難民受け入れ国です。ウガンダは南スーダンやスーダン、コンゴ民主共和国、ソマリア、エチオピア、エリトリアなどから約230万人の難民(2026年9月現在)と庇護希望者を受け入れています。

難民の住む場所は、主に地方の難民居住地と都市部。わたしは毎週のように首都のカンパラにある彼らの居住区に行き、彼らの伝統料理や雰囲気を楽しんでいます。今回はさらに、そこで暮らす彼らがどのようなコミュニティを形成して暮らしているのか探ってみました。

まず、カンパラには「ソマリア人街」「エチオピア・エリトリア人街」のように国籍ごとに人々が暮らしている地域があります。一方で、スーダン、南スーダン、ソマリア、エチオピア、エリトリアのコミュニティは混ざり合いレストランやバー、ヘアサロンなどを営んでいる地域もあります。

エチオピア人やエリトリア人が多いローカルレストランが集まる地域に行くと、1日中コーヒーやビールを飲みながら過ごす男性の姿をよく目にします。

ウガンダに5年以上住んでいるというエチオピア人に話を聞くと、周りには飲食店や売店の経営をしている友人が多いそう。そして、ビジネスで成功した人の中には、子どもをヨーロッパの学校に送る人もいるようです。ヨーロッパへの移住は決して容易ではありませんが、「親は難民受け入れ国のウガンダで働き、子どもには質の良い教育と安定した未来を望んでヨーロッパへ送る」といった考えを持つ人も少なくないのかもしれません。

その背景には難民だからこそ、広いネットワークがあることも関係しているようです。情勢が不安定なソマリアでは、人口の1割が国外で暮らし、各地にディアスポラと言われる、故郷を離れ暮らす人々の共同体が形成されています。緊急に保護が必要な難民がいる一方で、家族や友人を頼って移住先で新たなビジネスなどを始める人も少なくないようです。

一方でスーダン、南スーダン、ソマリアの人々が多いレストランでは、アルコールの提供はなく、夜間もコーヒーや紅茶を飲んでいる人であふれています。店員には女性も混じっていますが、こちらもお客さんは男性ばかりのようです。

わたしはスーダン料理のレストランで、レバー炒めとピーナッツのソースで和えたサラダをいただきました。アラブ圏でおなじみの、パンと一緒に食べるスタイルです。

ここでは、2年前にスーダンからウガンダへ難民として来た人に会いました。彼はスーダンで教師として働いていましたが、スーダン内戦で仕事や家、大切な人まで失い、ウガンダに逃げてきたそう。ウガンダには身近にスーダンに住んでいたころからの古い友人や、カンパラのスーダン人コミュニティで出会った友人がいるようです。

ウガンダ在住の日本人は約200人で、街中で日本人を見かけることはほとんどありません。一方でウガンダに住むスーダン人の数は9万人以上なので、相当大きなコミュニティであることがわかります。そのため、スーダン人にとって「ひとりで難民として逃げて来た」というより、避難先のウガンダに家族も友人もいることもあり、孤立しにくい環境があるのかもしれないと感じました。

わたしが毎週のようにこの地域に通うのは、「周りで話されている言語を全く理解できず、異国の料理を食べて、人を観察する」という異国感にあふれた空間を楽しんでいるからです。ウガンダに移住して5年も経てば、この景色と日常も見慣れたものになります。そんな中、彼らの住む地域は「アフリカの中のまた異なるアフリカ」であり、新たな文化や言語を知りたいという好奇心に埋め尽くされるのです。

また、ウガンダ人が集まる場所やレストランに行くと、たいてい話しかけられますが、これらの地域ではほとんど話しかけられることがありません。シャイな人が多いからかわかりませんが、ゆっくりとお茶をして街の様子を眺めたり人間観察をしたりできる機会はめったにないので、その貴重な時間も味わっています。

ウガンダに住む難民をめぐっては、ニュースでさまざまな問題が取り上げられています。一方で、実際に彼らのコミュニティを訪れてみると、そこにはひとりひとりの人生があり、私たちと何ら変わらない思いや願い、日々の暮らしがあるのだと感じます。アフリカ最大の難民受け入れ国であるウガンダに住んでいるこの機会を生かし、これからも肌で感じながら、彼らの暮らしについて考えていきたいと思います。

References:
Office of the Prime Minister「OPM, UNHCR begin refugee verification exercise」
Sudan Regional Crisis「Uganda’s Response to the Sudan Crisis」

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Hao Kanayama

ライター

ウガンダ在住。アフリカ専門ライター/音楽フェス・イベントプロダクション等。不条理で不都合な世界だけど、その先にある希望を求めて歩き続ける、アフリカの人々の暮らしをわたしの目線から伝え続けたい。

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