Teen's Snapshots

何度落ち込んでも、這い上がる。オーディションや挫折経験を経て、14年続けたダンスで自分と向き合う大学生【めい・18歳】

何度落ち込んでも、這い上がる。オーディションや挫折経験を経て、14年続けたダンスで自分と向き合う大学生【めい・18歳】

「気になる10代名鑑」1419人目は、めいさん(18)。幼稚園のころから約14年間、ダンスを続けてきました。オーディションの落選や挫折を経験しながらも自分自身と向き合い続けてきためいさんに、当時のエピソードや活動に込める思いについて聞きました。

めいを知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?

「幼稚園のころから約14年間続けているダンスです。週に2日、ダンススタジオのレッスンに通い、表現力を磨いています。

ダンスを始めたきっかけは、幼稚園の年中のお遊戯会でした。みんなで振り付けを合わせて踊るのが本当に楽しくて、親に『ダンスをやってみたい』と伝えたんです。

そこから地元のスタジオに通い始め、小学生のころは原宿のスタジオでヒップホップを中心に練習し、選抜チームとして幕張メッセや埼玉スーパーアリーナでの大きなイベントのステージにも立ちました。その後はヒップホップに特化した川崎のスタジオやアカデミー、高校のダンス部などでも踊ってきました。

高校2年生のとき、川崎のクラブチッタで開催された『GOLD』というイベントで友だちが踊る姿を見に行き、その先生の表現力や雰囲気に圧倒されたんです。『わたしも新しいスタイルに挑戦してみたい!』と思い、現在は目黒と原宿にあるスタジオでR&Bスタイルを取り入れたダンスを学んでいます」

 

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Q2. 活動をする中でつらかったことは?

「小学4年生のとき、目標にしていたキッズ選抜チームのオーディションに落ちてしまったことです。

上手な友達はみんな合格しているのに、自分だけ落ちてしまって……。『なんでダメだったんだろう』と激しく落ち込み、周りと比べてネガティブな思考になって、ダンスをやめたいとすら思いました。

そのときに支えてくれたのが母でした。自宅の部屋に大きなマットを敷いてくれ、スマートフォンを設置して『自分の踊る姿を動画で撮影して、しっかり見直しなさい』と熱心にアドバイスしてくれたんです。

最初は嫌々撮影して見直していましたが、画面に映る自分の体の角度やリズムのズレを客観的に確認して修正を重ねるうちに、表現が変わっていくのを実感しました。その結果、2回目のオーディションで見事に合格することができました。あのときの挫折と母のアドバイスがあったからこそ、客観的に自分と向き合う大切さを学び、いまもダンスを続けられています」

Q3. 活動する中で、印象的だった出会いは?

「小学5年生のときに通い始めた、川崎市のダンススタジオで出会った先生です。

それまで別のレッスンに通っていたころは、どれだけ熱心に踊っても、先生から上手に踊れている人として指名される『ピックアップ』を受けたことが一度もありませんでした。努力が報われない悲しさが心の中に残り、『もうダンスなんてやめてやる』と本気で諦めかけていたんです。

そんなとき、ダメ元でその先生のレッスンを受けてみたところ、はじめてわたしをピックアップしてくれて、踊りを褒めてもらえました。自分の踊りを見て認めてもらえたことが本当にうれしくて、しおれていた心がパッと明るくなったのを覚えています。『やっぱりダンスが好きだし、もっと続けたい!』と情熱を取り戻すことができた、忘れられない出会いです」

Q4. 活動の中で、悩みがあれば教えてください。

「自分のレベルに対する葛藤や、周りの上手な人と比べて焦ってしまうことです。

高校生で部活に入っていたころ、コーチから選抜に選んでいただく機会がありました。うれしかった反面、『自分は長年ダンスをやってきたから選ばれて当然なんじゃないか。これで満足していていいのだろうか』と疑問を感じてしまったんです。

もっとレベルの高い環境で自分を試したいと思い、高校卒業後に外部のスタジオへ戻りました。いま通っている目黒や原宿のスタジオは本当にレベルが高く、90分間のレッスンで圧倒されることばかりです。

動画撮影のときにピックアップされないとすごく悔しい思いをしますが、『自分はまだまだだな。もっと頑張りたい!』と思える刺激的な場所でもあります。壁にぶつかりながらも、ダンスは誤魔化さずに自分自身と向き合える唯一の居場所になっています」

Q5. 将来の展望は?

「日本の航空会社の客室乗務員として活躍し、国籍や文化に関わらずひとりひとりに寄り添ったおもてなしを提供することです。

幼いころはダンスの先生やバックダンサーを目指していました。しかし、高校生のときに自分の将来を冷静に考え、大学に進学して新しい道を切り拓きながら、ダンスはライフワークとして続けていきたいと思いました。

CAさんのように常に周囲を把握し、細やかに目を配れる人に憧れています。ダンスの技術も上達させる夢も持ち続けながら、自分らしく踊り続けていきたいです」

めいのプロフィール

年齢:18歳
出身地:東京都
所属:桜美林大学ビジネスマネジメント学群
趣味・特技:ダンス、ショッピング、旅行
大切にしている言葉:相手の気持ちに寄り添う

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Photo:Nanako Araie
Text:Selna Iwasa

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Seruna Iwasa

ライター

2004年生まれ、埼玉県出身。立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科在学。カナダの高校に通っていた際に「セントリベル」を立ち上げ、現在も代表を務める。中高生のキャリア教育に関わる「ディスカバ!」でもメンターも担う等、幅広く活動している。

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