今回の”Hao in UGANDA”は、アフリカで話題になっているシュールな広告を紹介します。
アフリカ各国では日本の感覚からすると驚くような広告が度々話題となります。
東アフリカで広く使われている調味料ブランド・Roycoは、少しショッキングな広告を公開しました。最初のシーンではかわいらしいウサギ。ところが、次のシーンではそのウサギが捌かれています。そして、Roycoの粉末調味料を使って料理していきます。
しかも、調理方法は、ウサギ肉と野菜をバナナの葉に包んで蒸す伝統的なもの。
Roycoは日本でいう味の素のような万能調味料を展開しているブランド。動物を丸ごと買ってきて自分で捌いて調理するというのは、アフリカの家庭で見られる光景です。そうした日常をそのまま用いた少しショッキングな広告だと思いました。
この投稿をInstagramで見る
南アフリカ発で世界的チェーンとなったチキンのファストフード店・Nando’sは、これまでに風刺の効いた広告で知られています。ある広告では、黒人男性が荒廃した街を走るシーンや、ボディペイントなど、「最近の南アフリカの広告は似たようなアフリカっぽい表現ばかり」という状況そのものを風刺したもの。最後には、「アフリカっぽさを一生懸命出さなくても、アフリカにはもっと良いものがある」ということで、Nando’sのPERi-PERiチキンが紹介されます。
看板商品のPERi-PERiは、モザンビークで育つAfrican Bird’s Eye chilliをベースにしたものです。
キャンペーンの広告タイトルは “More South African Flavour” 。「flavour」という言葉には文化的な「味」と、Nando’sのチキンの「味」の両方にかかっています。
他にもアフリカのステレオタイプをあえて使った風刺的な広告もあります。世界的に有名なチェーンとなったからこそ、世界に向けたメッセージを発信しているのかもしれません。
この投稿をInstagramで見る
ナイジェリアの洗剤ブランド Hypo からは、男性が女性用下着を手で洗う広告が反響を呼びました。
さらに、「バレンタインにパートナーの下着を洗って愛を示そう」という発想から、パートナーの下着を洗って投稿してもらう#PureLoveChallengeを展開しました。
現代の日本で同じ広告を出したら、批判が出る可能性もある広告なのではないでしょうか。ただ、アフリカでは今も多くの一般家庭では洗濯機ではなく、手で洗うところも多いです。そういう日常の風景から「洗濯で、愛を示そう」というユーモアが見えました。
この投稿をInstagramで見る
ケニアでは、SNSで女性用下着を売る男性店員が話題になっています。この男性店員はただ動画で女性用下着を売るだけではありません。なんと、実際に自分が服の上から履くのです。あまりにも真面目に売る姿も相まって、思わず笑える広告として話題になっています。
日本では、下着は包装されていたり、商品として丁寧に扱われていたりしていることが多いですが、アフリカのマーケットでは、店員が下着を手に持ちながら販売している光景を見かけることもあります。そのため、他の人が触ったことをあまり気にしない人が多いのかもしれません。
この投稿をInstagramで見る
ウガンダのスキンクリニックの広告では、症例写真のようなビジュアルに、人間ではなく犬の顔が使われています。施術前はシワのある犬で、施術後はシワのない全く別の犬の写真です。
私の予想では、アフリカでは整形やスキンクリニックなどが日本などと比べてまだ身近ではない地域も多いため、まずは広告そのものに注目を集める手段として犬を使ったのではないのかと思っています。
この投稿をInstagramで見る
気になる広告はあったでしょうか。こうして見てみると、街やSNSに溢れる広告には、その国の暮らしや文化がよく表れていると思いました。海外に行ったときは、有名観光地だけではなく、街中の看板やSNSで広告を見てみるのも面白いかもしれません。






