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地元・宮崎を作曲家・教育者として盛り上げたい。音大生と政治プロジェクトの二足のわらじで活動中【石井達也・19歳】

地元・宮崎を作曲家・教育者として盛り上げたい。音大生と政治プロジェクトの二足のわらじで活動中【石井達也・19歳】

「気になる10代名鑑」の1411人目は、石井達也さん(19)。武蔵野音楽大学で作曲法を学び、自らの音楽観を追求しながら、国民民主党政治部での政治活動にも取り組んでいます。地元の宮崎で音楽科教諭になることを目指しているという石井さんに、作曲におけるこだわりや今後のヴィジョンについて聞いてみました。

石井達也を知る5つの質問

Q1.いま、力を入れていることは?

「武蔵野音楽大学で作曲を専攻しています。作曲だけでなく、編曲・イベントでの演奏などさまざまな音楽活動に取り組んでいます。

ぼくの音楽観は、『予定調和にとらわれない音楽』です。楽曲制作においては、まず音の組み合わせから主題となる旋律を見つけ、主題を軸に他の音とどんな関連性を持たせられるか考えるところから始まります。主題をどのように提示し、展開させていくかを考えながら、一曲を通したストーリーを組み立てていきます。最近は、アルファベットや人の名前の語呂合わせで主題を見つけて音楽を作ることにも挑戦しています。

演奏活動では、昨年9月に演奏会『音の小道 ~ここからつながる人々の輪~』に、依頼を受けて、ピアノの演奏をしました。演奏では、アンサンブル音楽を通じて、観客と演奏者をつなぐ架け橋となるような、あたたかくも刺激的な空間づくりを目指して表現を追求しています。

また、作曲について学ぶかたわら、政治活動にも挑戦しています。国民民主党学生部で教育改革のプロジェクトに参加し、共同リーダー職を経ていまは企画局長を務めています」

 

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Q2.活動を始めたきっかけは?

「高校の音楽の先生との出会いです。

その先生とは中学生のときの合唱コンクールではじめて会ったのですが、高校で偶然再会したんです。先生は作曲指揮を専門にされていたので、ぼく自身も、先生のもとで本格的に西洋音楽の基礎となる和声法や作曲法を学び始めて、もう師匠のような存在なんです。作曲はどうしても楽譜に音を書いていくことにこだわってしまいますが、同じくらい実際に耳で聴くことが大切だと教わりました。

高校2年生のときには、校歌の吹奏楽編曲に挑戦する経験もしました。当時の編曲はいろいろとツッコミどころがあったので(笑)、先生の力を借りながら、ぼくの手で編曲し直してみたんです。実際に楽譜を演奏者に渡して、『この音やパッセージはどう思う?』と意見を聞きながら、楽器ごとの特性、書いた音が実際にどう響くのかを学んでいって。自分の書いた音が、実際に空間の中で立ち上がっていくことは、やっぱり格別の嬉しさでしたね。

ソロの演奏で自分の表現を思うままに追求するだけでなく、指揮者や演奏者皆で一心同体になってつくる音楽の楽しさを知ったことは、いまのぼくの音楽観につながっています」

Q3. 活動で大切にしていることは?

「『予定調和にとらわれない音楽』というぼくの音楽観の通り、偶発的な出来事やその場の空間の空気感を尊重して、TPOに即した音楽をつくっていくことを大切にしています。

合唱などの場面で、ピアノで“伴奏する”という言い方がありますが、ぼくはピアノ演奏は合唱団にただ“伴う”ように存在しているのではなく、一心同体になって音楽を奏でる、もうひとつの主体だと考えていて。だからこそ、指揮者や演奏者、そして観客によって変わるその場の空気を受け取り、それを反映させながら、演奏も少し変えるようにしています。たとえば、観客にお年寄りが多かったら、緩やかなイメージで弾く感じです。

音楽には、楽譜に書かれた音をもとに、作曲者が意図したものを正確に読み取り、再現しようとする『再現芸術』の側面があります。でもそれだけでは、いい音楽は生まれないと思っていて。楽譜に書かれていない余白を自分なりに解釈し、音楽として表現する『創作芸術』の側面もありますから、これも同じように大切にしていきたいんです。

楽譜通りに演奏するだけでは生まれない、その瞬間だけの生きた音楽がつくりたいです」

Q4.活動を通して、実現したいビジョンは?

「ぼくは地元が宮崎なんですが、『もっと上を目指せる宮崎』を実現していきたいです。

いま、宮崎は急激な人口流出や交通の便の悪さなどさまざまな問題を抱えています。そんな状況下ですが音楽を筆頭に芸術、スポーツや教育など、教育において、若者がさらに高みを目指せる環境を整備していくことで、宮崎全体の未来が明るくなっていくと思います。

国民民主党学生部での活動にも、同党の教育政策に共感したことで参加することを決めていて。マクロレベルで日本全体の教育をよりよくするため活動しながら、将来はこの経験を地元に還元していきたいです。

音楽でも政治でも、人と呼吸を合わせ、対話を重ねながら、その場にある思いや空気を感じ取ることが共通して大切だと思っています」

Q5.将来の展望は?

「宮崎で中学校の音楽科教諭になり、地方の音楽文化、教育をさらに盛り上げていきたいです。

いまは作曲について学ぶため東京を拠点としていますが、将来的には地元の宮崎に戻って中学校で音楽を指導する音楽科教諭になるつもりです。地元の宮崎で中学校の音楽科教諭になり、地方の音楽文化、教育を盛り上げていきたいです。

音楽は、コンビニの入店音や信号機の音など、挙げ出したらキリがないほどに日常生活にもあふれています。音楽を専門的に学ぶ人だけでなく、音楽に触れ始めたばかりの子どもにこそその魅力を伝えていきたいですね。

そのためにも、いまはぼくなりの作曲技法を確立すべく学び続けていきます」

石井達也のプロフィール

年齢:19歳
出身地:宮崎県都城市
所属:武蔵野音楽大学(福井直秋記念給費奨学金奨学生)、あい混声合唱団、国民民主党学生部企画局長
趣味:音楽
特技:音楽
大切にしている言葉:音楽を知る、やる、伝える

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Photo:Nanako Araie
Text:Taishi Murakami

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Taishi Murakami

ライター

2006年生まれ。慶應義塾大学2年。民俗学をはじめ、マーケティングやパブリックアフェアーズなどの領域を横断的に学ぶ。「大切にしたいものをきちんと大切にする」をモットーに、現在はヘルスケア領域での起業に向け邁進中。PRマーケターとしての顔も持ち、事業づくりと発信の二面からひとの営みを優しく未来へつなぐ方法を探求している。

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