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地元を離れても、鳥取を好きでいてほしい!地元フェスの委員長として、鳥取愛を後世へ引き継ぐ高校生【加藤千明・16歳】

地元を離れても、鳥取を好きでいてほしい!地元フェスの委員長として、鳥取愛を後世へ引き継ぐ高校生【加藤千明・16歳】

「気になる10代名鑑」1400人目は、加藤千明さん(16)。地元鳥取の魅力を発信するフェス『Tottori Colorful FES』の実行委員長として、10月の本番に向けて準備を進めています。はじめはお願いされて引き受けた委員長でしたが、いまは雰囲気づくりや本番に向けての思いもより一層強まったという加藤さんに、実行委員会での印象的な出来事や将来の展望を聞いてみました。

加藤千明を知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?

「『Tottori Colorful FES(通称とりから)』の委員長として、今年1月から活動しています。

とりからは、鳥取の高校生と大学生による、鳥取の魅力発信をおこなうイベントです。地元の若者の演奏を聴きながら、地元の料理を食べるという、鳥取の魅力が詰まったイベントです!

県の課題である人口流出に取り組むため、地元の中高生や子育て世代に向けて鳥取の魅力を届け、進学先や鳥取を出たあとでも鳥取を好きでいてほしいという思いがあります。次回は2026年10月25日を予定しており、以前より規模も一層大きくなったので、SNSや他のイベントでの告知に力を入れています」

Q2. 活動にあたってのファーストアクションは?

「小学生のころから、『何か好きなことを見つけたい』『このままなんとなく社会人になるのは嫌だ』とうっすら考えていました。いま振り返ると、中高時代に音楽イベントを開催したり軽音部でギターに挑戦したりと、いろいろな活動をしていた6歳上の姉の背中を見て、『何かに熱中して取り込みたい』と思うようになったのかもしれません。

そんな思いから、中学3年生のときから高齢者施設のボランティアや看護師プログラミングのワークショップなどに参加してきました。その中で参加した鳥取県北栄町のお祭り『EI!Fes(エイ!フェス)』の実行委員会で、前『とりから』実行委員長に出会い、運営に携わらないかと誘われたんです。

そこから活動を開始して、『とりから』参加3回目にして委員長を担うことになって。委員会内の他チームのことは何も知らなかったため、少し不安だったのですが、自分が少しでも成長できたらと思い、引き受けることにしました」

Q3. 活動をしている中で、印象的だった出来事は?

「前回今年の3月に参加してくれた高校生が、『鳥取東部だけでなく西部でもイベントをやりたい!』と言ってくれて、実際にイベントを開催するに至ったんです!

とりからは鳥取県の東部を中心に開催しているため、そこに物足りなさを感じたようで。いっしょに企画を立ち上げて、そこから団体創設につながり西部でのフェス開催が実現しました。

彼女の活動を見ながら、『わたしたちがやっていたことはちゃんと意味があったんだな』としみじみ感じました。この経験から、学生が『やりたい!』と思ったことを実現できるような社会であってほしいと強く感じて。活動のなかで出会った子たちの夢を実現できるような社会を、『とりから』から実現していきたいです」

Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?

「具体的なロールモデルはいませんが、先頭に立ってぐいぐい引っ張っていくというよりも、みんなのやりたいことを実現できるように後ろからそっとサポートするような、そんなリーダー像を目指しています。

以前は、同じ実行委員のひとりとして、仕事モードで相手と関わることが多かったのですが、それだと悩みや考えていることに気づきにくいし相談もされにくいと気づいたんです。

また、現在総勢30人の委員がいて、日々チームに分かれて活動していたり全国から参加したりしているため、オンラインでの希薄なコミュニケーションになりがちで……。

それで、どうでもいいような雑談だとしても積極的なコミュニケーションを心がけるようになりました。“委員長”という立場だとなおさら話しかけづらいと思うので、気軽に話しやすい雰囲気づくりを大切にしています」

Q5. 将来の展望は?

「これまで2回実行委員として活動していたことで、だんだんとりからへの思いが強まっているのを感じています。以前はただ打診されたからやっていたのですが、いまは地元では珍しい学生主体のこの活動を、いかに下の世代に引き継ぐことができるか模索中です。

団体としてはまず、今年10月にあるフェス本番を成功させることが目標です。あとは、今後も末永く鳥取の魅力を発信し続けるイベントにしていきたいと思っているので、地元の企業や学生を巻き込んでもっと活気あるイベントづくりをしていきます!

実は将来の夢はまだ決まっていません。ジェンダーや貧困問題など広く社会学の分野に興味があるのかなと思うので、社会学が学べる大学で、自分の興味関心を深堀りして行きたいです。そこで得た知識や経験を鳥取に持ち帰り、地元の学生をサポートすることで、自分の学びを鳥取に還元したいです」

加藤千明のプロフィール

年齢:16歳
出身地:鳥取県鳥取市
所属:青翔開智高等学校、TottoriColorfulFES実行委員会、とっとり若者活躍局
趣味:犬を愛でる、笑顔、ギター、アニメ鑑賞
特技:ミネラルウォーターの産地を当てること
大切にしている言葉:為せば成る、為さねば成らぬ何事も

Photo:Nanako Araie
Text:Haru Ninagawa

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Haru Ninagawa

ライター

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