
「気になる10代名鑑」の1390人目は、あくばるさん (18)。日本若者防災復興協会(JYRAC)の国際事業本部副部長として、日本の防災リテラシーを海外へ発信する活動をしています。能登半島地震をきっかけに防災の世界で挑戦を続けるあくばるさんに、最近始めた「廃校で学園祭」の活動についてや、最近の悩みについて聞いてみました。
あくばるを知る5つの質問

Q1.いま、いちばん力を入れている活動は?
「日本若者防災復興協会(JYRAC)の国際事業本部で、日本の高い防災リテラシーを海外に広める活動に力を入れています。
SNSを通じて、海外へ向けた防災啓発の発信を英語をはじめとする多言語でおこなっています。ぼくたちは、日本の高い災害リテラシーをただ一方的に発信するのではなく、それぞれの国への関心や理解を深めるきっかけとなることを発信の目的にしています。現在は台湾へ向けた発信をおこなっており、今後はトルコやイタリアへ向けた発信にも力を入れていく予定です。
また、最近は多摩市若者会議のイベントに参加したことをきっかけに、『廃校で学園祭』というイベントの企画を進めています」
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Q2.活動を始めたきっかけは?
「高校生のとき能登半島地震が発生し、自分に何かできることがないかと考えたことからはじまりました。
そんなタイミングで、全国の生徒会メンバーが立ち上げた能登を支援する募金団体『NSF』を知り、自分も携わるようになっていって。
そこから被災地への支援だけでなく防災そのものへの興味が広がり、活動の幅も少しずつ派生していきました。団体が拡大していく過程で、国際事業本部の運営をしないかと声をかけてもらい、日本の防災リテラシーを世界へ発信する活動をはじめました」
Q3.活動する中で、印象的だった出来事は?
「多摩市若者会議での出会いです。
大学の掲示板を見て、若者の力で地域を盛り上げられる場に関心を持ち、参加しました。当初は軽い気持ちで参加していたのですが、話し合いを重ねるなかで『廃校で学園祭をやろう』というアイデアが生まれ、実現に向けたプロジェクトが立ち上がりました。そこから仲間を募り、いまでは30人ほどのメンバーに増えました。
若者会議では、自分と同世代だけではなく、社会人や他の学校に通う人まで幅広い年齢や背景を持った人と活動することがあります。さまざまな考えを持つ人と出会い、かたちあるものをともにつくり上げるこの経験は、自分の中で大きな財産になっていくと思っています」

Q4.活動する中で、悩みがあれば教えてください。
「面白そうなことに次々と挑戦してしまい、すべてが中途半端に終わってしまうことです。
防災の国際発信も多摩市若者会議のプロジェクトも、興味の向くまま手を広げてきた自覚があり、一つひとつをどうやり切るかが自分の課題だと感じています。ただ手を広げていくだけでなく、しっかりとやり切る経験を積み重ねていきたいです」
Q5.今後の展望は?
「特定の活動にとらわれず、課外活動に挑戦する若者たちが力を発揮できる環境をつくり続けたいです。
防災の国際発信も『廃校で学園祭』も、根っこにあるのは『若者や高校生と接し、可能性を広げる場をつくりたい』という思いです。だから、この先どんな活動をしても変わらぬ軸であると思っています。
将来の夢はまだ明確になっていませんが、探求心を持ち続け、人と出会い、たくさんの活動を通して、社会に貢献できる人になっていきたいです」

あくばるのプロフィール
年齢:18歳
出身地:神奈川県横浜市
所属:帝京大学、日本若者防災復興協会(JYRAC)
趣味:写真撮影、旅行
特技:タイピング
Photo:Nanako Araie
Text:Taisei Sawamura






