
「気になる10代名鑑」1366人目は、萌乃果さん(19)。 立教大学で社会福祉士の資格取得を目指し学びながら、学内の行事運営や地域での居場所づくりに励んでいます。複数の団体を行き来し、器用に見えながらももがきながら活動を続ける萌乃果さんに、活動のきっかけや将来の夢を聞いてみました。
萌乃果を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください
「立教大学で、社会福祉士の資格取得をめざして勉強しています。でも、教室での学びだけではわからないことも多いと感じていて。だから、大学で学んでいる理論と、地域やコミュニティでの実践という、両輪を回すことを大切にしています。
学内では、コミュニティ福祉学部の学会である『コミ福フェス』の学生代表として広報や運営を担い、学外では25歳以下の若者が集まるコミュニティ『子ども福祉大学』の運営に携わっています。また、新宿区の子どもショートステイの受け入れ拠点である『れもんハウス』の協力家庭メンバーとして、子どもショートステイにも関わっています。
特定の団体の人というよりは、いろいろな場所で出会う人との関わりを大切にしたくて、多方面で活動をしているんです」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「『れもんハウスとの出会いです。Instagramでこの場所を知って、さらに調べていくと代表の方が社会福祉士だと知りました。
その後、日本一周をした知人がそこで報告会をすると知り、思い切ってDMを送り訪ねてみたのが最初でした。
最初は福祉をどこか遠い世界のことだと思っていましたが、学びを深めるうちに、すべての人に通じる豊かさに関わるものだと感じるようになりました」
Q3. 活動の中で、悩みがあれば教えてください。
「いろいろなことに挑戦しているので、周りからは器用だと思われますが、わたし自身が認識している自分のギャップに悩むことがあります。
わたしはもともと、とっても不器用なんです。でも、器用なふりをして振る舞っていたら、いつの間にか少しだけ器用になれたような気がしていて。いまは、頭を抱えながら泥臭く努力する自分も、要領よくこなす自分も、どちらも認めて愛でてあげたいと思っています。
また、大学では実習や国試を控えていることもあり、自由な学びができる一方で、決められた課程を順調に進まなくてはいけない難しさもあります。
複数のコミュニティを行き来する中で、自分をどう保ち、どう伝えていくべきか。そんな葛藤も抱えながら、毎日を一生懸命に過ごしています」

Q4.活動をするうえで、大切にしていることは?
「人とのつながりを、信頼できる人からの紹介で広げていく『数珠つなぎ』をマイルールにしています。SNSで誰とでもつながれる時代だからこそ、一人ひとりとの丁寧な関わりを大切にしたいんです。
また、『ケアする・ケアされる』という固定的な枠組みを超えた関係を築くことも意識しています。支援というかたちだけでなく、ただいっしょにご飯を食べたり、一晩を過ごしたり。
ピアノや語学学習を何年もコツコツ続けているのと同じように、そんな何気ない時間の中で生まれる気づきを地道に積み重ねて、自分の学びに還元していきたいと考えています」
Q5. 将来の展望は?
「一生、学び続けて、変化し続ける人でありたいです。知らなかったことを知り、問いを立て、答えのない複雑なことについて考え続けることが、わたしにとっての楽しさだからです。
社会としては、一人ひとりが自分にとって大切な価値観を守り続け、そのための声をあげられるようになってほしいです。
そのために、誰もが安心して誰かと出会える居場所をひらく側の一員として、これからも社会に関わっていけたらうれしいです」

萌乃果のプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県
所属:立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科
趣味・特技:ピアノ、オルガン、本屋さんに行くこと
萌乃果のSNS
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Photo:Nanako Araie
Text:Selna Iwasa






