
「気になる10代名鑑」1347人目は、近藤ひまりさん(19)。大分から上京した大学生が安心して挑戦できる居場所をつくりたいと、NPO法人「Oita Campus Link」のメンバーとして活動しています。自身も上京当初に孤独や将来への不安を抱えたという近藤さんに、地元大分への思いや活動に込めた願いについて聞きました。
近藤ひまりを知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「大分出身の学生が上京して運営している『Oita Campus Link』での活動です。『学生と社会を学生がつなぐ』をテーマに、学生がやりたいことを実現できる場づくりをおこなっています。
活動内容としては、大分県知事を招いた講演会や、高校生といっしょにビジネスモデルを考えるイベント、新入生交流会の開催、学生と社会人・企業をつなぐ交流企画などがあります。
団体はもともと大分出身の社会人が学生のために立ち上げた集まりでしたが、行政や企業と対等なパートナー関係を築き、学生により実践的な挑戦の機会を提供したいという強い思いから、今年8月末に法人化することになりました。わたしはその立ち上げメンバーのひとりです」
この投稿をInstagramで見る
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「通っていた高校で東京に進学する学生に向けて、Oita Campus Linkのパンフレットを配布していたことがきっかけです。
そこから、大学入学直後の5月中旬に携わり始めて。当時はまだ『大分学生ネット』という集まりで、新宿御苑で行われた新入生歓迎会に参加したのが最初でした。
わたし自身もそのとき、知らない土地で頼れる人もいない中、『自分には何ができるんだろう』『このまま何もできずに4年間が終わってしまうのではないか』と漠然とした不安を抱えていました。
そんな中、OCLがNPO法人化するという構想を聞き、自分も力になりたいと思い、組織づくりに携わるようになりました」
Q3. 活動する中で、印象的だった出会いは?
「Oita Campus Linkの会長と副会長との出会いです。
新入生歓迎会では、限られた時間の中で新入生全員が楽しめるよう、一人も孤立させないことを意識してイベントを運営している姿がとても印象的でした。その場の温かい雰囲気に、私自身も居心地のよさを感じ、憧れの存在になりました。
実際に活動を始めてからは、社会人と接するときのマナーや礼儀、名刺交換なども一から教えてもらいました。いまでは『対応がしっかりしている』と言ってもらえることも増え、活動を通して社会人としての基礎も身についたと感じています」

Q4. 活動するうえで、大切にしていることは?
「ひとりにさせない居場所をつくることです。
この思いは、会長の『上京当初、頼れる人もなく、やりたいことも見つからず不安だった経験から、ひとりにさせない組織をつくりたい』という考え方に強く共感したことが原点です。
実はわたしは、東京に出る予定はほとんどなく、進学が決まってから数か月で上京することになって。そういった理由もあって、急な環境の変化には孤独を感じていました。
でも、この団体で大分出身の仲間と出会ってからは、方言や郷土料理、高校の話など、地元ならではの話題で盛り上がれる安心感に救われました。東京には多くの人や刺激がありますが、大分には自然や温泉、おいしい食べ物、人との距離感など、人が暮らすうえで大切なものがあると、改めて気づくきっかけにもなって。
だからこそ今度は、自分が新しく上京してきた学生にとっての『安心できる居場所』になりたいと思っています。頼れる人がいること、やりたいことを安心して話せること、その一歩を後押しすることを大切にしながら活動しています」
Q5. 将来の展望は?
「新しく上京してきた学生にとって、この団体が頼れる場所であってほしいです。
さらに、『こんなことをやってみたい』と気軽に話せて、その挑戦を応援できる組織であり続けたいと思っています。『自己実現の場』『ひとりにさせない組織』という理念を、これからも大切にしていきたいです」

近藤ひまりのプロフィール
年齢:19歳
出身地:大分県大分市
所属:明治大学、Oita Campus Link
趣味:温泉めぐり、ひとり旅
特技:料理、楽器(ピアノ・サックス)
大切にしている言葉:何を笑うかで人間がわかる。なんでも笑えば人間は変わる。
近藤ひまりのSNS
この投稿をInstagramで見る
Photo:Nanako Araie
Text: Yuka Miyazaki






