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影響力を他者のためにどう使えるか。今日好き出身大学生が、芸能と難民支援を横断して見えたこと【村澤瑠依・19歳】

影響力を他者のためにどう使えるか。今日好き出身大学生が、芸能と難民支援を横断して見えたこと【村澤瑠依・19歳】

「気になる10代名鑑」1364人目は、村澤瑠依さん(19)。2023年に恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」に参加したことで芸能活動を本格的に始め、現在はタレント活動と並行して難民支援活動にも取り組んでいます。幼いころから真面目な性格だったと話す村澤さんに、それぞれの活動のきっかけや原動力、将来の展望について聞いてみました。

村澤瑠依を知る5つの質問

Q1. プロフィールを教えてください。

早稲田大学政治経済学部での大学生活を送りながら、芸能活動と国際協力関連の活動を並行しています。

第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストに選ばれ、高校生のときに恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』に参加したことでぼくの名前を知ってくれている人が多いと思います。芸能方面では、雑誌モデルやイベント出演をメインに活動をしていて、大学ではカンボジアで教育支援を行う国際協力団体の副リーダーを担っています。

大学生になり、自分の関心分野や学びたいことを追求できる環境にいるからこそ、まずは自分が国際協力や難民支援の分野で知識や経験を得て、発信を通してまわりの人にも社会課題を身近に感じてもらい、将来はビジネスの力でより大きな社会課題の解決に挑戦したいと考えています。

ふたつの活動はフィールドは異なるものの、それぞれに取り組んでいる自分の軸は同じなのだと思います。どちらも、人の心を動かしたり、頑張る人の背中を押したりと、どのようなかたちであれ、他者にポジティブな影響をもたらしたいという思いで取り組んでいます」

Q2. 活動を始めたきっかけは?

小学4年生のときに菅田将暉さん主演の映画『帝一の國』を見て、表現活動はどのようなメカニズムで人々に感動を与えるのだろう、それが持つ影響力とはどんなものなんだろう、と純粋な疑問を持つと同時に、『自分も誰かに感動や勇気を与えられる存在になりたい』と思うようになりました。

菅田将暉さんも出場していたジュノン・スーパーボーイ・コンテストへ応募してファイナリストに選ばれたことをきっかけに芸能事務所に所属し、雑誌撮影やSNSでの発信など、少しずつ活動の幅を広げてきました。

さらに高校1年生のときに『今日、好きになりました。』に参加したことで、実際に自分の発信を何百万もの人が見るという世界を知り、この影響力をどのように使うかについて真剣に考えるようになって。

そして高校2年生のときに、ぼくが個人的に地域復興のボランティアをやっていることを知っていた学校の先生が、シリア難民支援活動の立ち上げメンバーに誘ってくれたんです。高校の文化祭で資金を集め、毛布などの物資をシリアに輸送したり、UNHCRと連携して難民映画祭の運営に携わったり、日本の小学校を訪問して難民支援に関する出張授業をおこなったりしました。いまでもUNHCR協会の広報サポーターとして難民映画祭や難民問題についてのPR活動をしています。

小さいころに街中で募金活動をしたあのお金の行く先について、このように自分でまず現状を調べ、課題を把握し、解決策を練って行動に移すというプロセスを通して、答えが少し見えた気がしました。

シリアは実際に渡航して現地での活動をするのが難しかったため、大学ではカンボジアで教育支援をしている国際協力団体に所属しました。今後は、現地経験も積みたいと思っています」

Q3. 活動するうえで、大切にしていることは?

「ぼくは、小さいころから学校の成績が全てだと思っている超まじめな、勉強大好きな子どもでした。

その一方で完璧主義的な思考で、いま動かないとあとあと後悔するのではないか、という怖さを感じることがあって。その怖さを払拭するためにアクションを起こして、結果的にその活動にワクワクするといった行動パターンなんです(笑)。

この怖さとワクワクの掛けあわせ、自分が持っていることに対する自信と持っていないことに対するコンプレックスのどちらもが、ぼくの原動力になっていると思います。

芸能活動をしていると、目に見えるSNS上の数字やアンチコメントに圧倒されそうになる瞬間はあります。最近は、ぼくが本気で取りくんでいる社会活動に対して『ただの自己承認欲求だ』というコメントが来ました。でも、ふたつの分野を横断して安定がない怖さ、やってもやってもまだやれることがあるのではないかという怖さがあるからこそ生まれてくるエネルギーがあると信じているんです

Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?

いま芸能活動と難民支援活動のほかに、新たにもうひとつベクトルを増やそうとしていて。

これまで使っていた芸能活動用のInstagramアカウントとは別に、実験的につくった社会活動を発信するためのアカウントに、ぼくの予想以上に反響があって、似た志を持った同世代からの連絡が止まらなかったんです。

これからは、慶應義塾大学の横田教授のもとで、学生のうちから教室での学びだけではなく、社会課題の現地に出むいてアクションを起こしたいという人を集めてピッチをおこなう場づくりをします。そこで自分と同じように国際協力に関心を持つ人を見つけて、サステナブルな活動のあり方を追求したいと考えています」

Q5. 将来の展望は?

表現者、そしてタレントとしては大河ドラマや朝ドラ、そしてクイズ番組やニュース番組に出演することが目標です。ただ出演するだけでなく、それを見た人がぼくの表現や社会課題への関心をきっかけに、新しいことに興味を持ったり、一歩踏みだしたりする『きっかけ』をつくれる人でありたいと考えています。

また最近は、海外の会社がいままで400人のエンジニアを募集していたのに、AIの登場で今年は1人しか募集しなかったというニュースを見て、AIへの興味が強くなっていて。AIの技術がこれからも急速に影響してくるであろう日本や世界、それらの政治情勢や、ほかにも宇宙開発などの最先端分野について学ぶことが、新しい挑戦の原動力になっています。

AIとの対談コンテンツを発信するZ塾というYouTubeチャンネルを開設することも考えています。このチャンネルをまずは多くの人に見てもらい、AIに大多数の仕事が奪われるかもしれなくても、一人ひとりが何かに情熱を持って向きあえるような未来のために、きっかけづくりをしていきたいです

村澤瑠依のプロフィール

年齢:19歳
出身地:東京都
所属:ミシェルエンターテイメント、早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科、カンボジア国際協力団体SuSu
趣味:ピアノ、ルービックキューブ、AI
特技:自分がやりたいことを実現させる行動力、集中力
大切にしている言葉:「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

村澤瑠依のSNS

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@rui_mura 早稲田大学1年生の僕が、雑誌の撮影に行く1日Vlog✨🎬 #andboy #07 #大学生 ♬ Gameboy Color – Drax Project

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Photo:Nanako Araie
Text:Ririka Takashima

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Ririka Takashima

ライター

2006年生まれ。早稲田大学国際教養学部にて、英文学を中心に比較文化学や認知科学、国際関係学など多領域を横断して学ぶ。「一期一会」をモットーに、世界中の価値観に触れながら自らの感性をアップデート中。境界線のない自由な視点で、新しい世界の切り取り方を探求している。

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