
「気になる10代名鑑」1351人目は、ステラさん(19)。「An Excuse To Talk(おしゃべりの口実)」という英語のポッドキャストを配信しています。日本生まれ日本育ちのステラさんがなぜ英語を上達することができたのか、その理由や将来の展望について聞いてみました。
ステラを知る5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「今年の4月より、日本人に英語コンテンツでいろんな人の視点を届けたいという思いから『an excuse to talk(おしゃべりの口実)』というポッドキャスト配信をしています。
企画、出演依頼、撮影、編集、SNS運用、ゲストやコラボ相手との連絡や調整まで、すべてひとりで担当しており、Instagramでは、18万回以上再生された動画もあります。
わたしは日本生まれ日本育ちなのですが、海外経験0からポッドキャストやSNSを通して英語を身につけた経験から、日本人の英語学習をサポートしたいと思っているんです。英語を学んだことで、それまでは出会えなかった価値観や社会問題に触れ、自分の世界が大きく広がったと感じていて。ポッドキャストを通じて今度はわたしが、新しい価値観や世界に出会うきっかけをつくっていきたいと思って活動しています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「中高時代は学校で習う科目としての英語が大嫌いでした。でも高校2年生のとき、SNSで英語と日本語を自由に使いこなすバイリンガルの人たちの動画を見て、単純にかっこいいと思ったことをきっかけに、英語を独学しはじめたんです。
実際に英語で他の人と会話できる環境にはありませんでしたが、ポッドキャストなどを活用し、とにかく独り言スピーキングをして学習を続けました。その結果、高校3年生の冬には英検1級に合格し、英語で自分の考えを話せるようになり、英語を生きた言語として使えることで、世界がとても広がりました。
そもそも英語はグローバルな言語なので、アクセスできる情報量が膨大になるんです。例えば、ヴィーガンライフスタイルやジェンダー、フェミニズム、人種問題などは英語を学んだことで知ることができた概念です。
今度は自分が、生きた使える言語としての日本人の英語習得を手伝いたいと思い、英語でのポッドキャスト発信を始めました」
Q3. 活動をする中で印象的だった出会いは?
「ポッドキャストを通じての出会いは本当に貴重で、はじめた当初は予想していなかったほど世界がさらに広がっている実感があります。
正直に言うとはじめは、自分の内輪で完結するものだと思っていました。友だちと英語で話している動画を投稿して、ポッドキャストを知っている人を、身近なわたしの周りから徐々に広げていく予定だったんです。でも、SNSの力ってすごいですね。はじめて数週間しか経たないうちから、コンテンツ発信をかっこいいと思ってくれたり、自分のバックグラウンドを話したいと思ってくれたりしてDMや対面で話しかけてくれる人が、予想以上にたくさんいました。
特に、自分と同じようにプラスアルファのことを頑張って活動している人同士の繋がりが増えたのは本当に嬉しいです。わたしのポッドキャストは、毎回異なるゲストを招いてトークをするかたちをとっているので、数珠つなぎ式に出会いがあること、そしてそれはこの活動を始めなかったら得られなかった出会いであること、そのこと自体が感動です」
Q4. 活動を通して、実現したいビジョンは?
「わたしは、生まれたときから女性として生きてきて、扱われてきて、世界を見てきました。女子校の中高生活を送ったことで、力仕事もリーダーの役割も全部女の子たちが担う、男性がいない環境が当たり前になっていて。わたしが知っている女性たちは、自分の意見をしっかり持って発言するし、お互い支え合いながら一人ひとりがリーダーシップをとる、つまりみんな“capable”なんです。
でもサークル大国の早稲田大学に入学してわたしも例にならってサークル探しをしていると、男は早稲田生で女はインカレ生といった構成のサークルが多く、女の子が商品化されているという印象を受けて。実際に1年生のときに入っていたサークルでも、合宿などで仕事を分担するときは女の子が料理をして、男の子は火をつけるといった役割分担が自然におこなわれていたんです。単純に疑問に思いましたし、違和感を覚えました。
欧米に比べてまだまだ日本は、男女平等やフェミニズムといった概念がその言葉の普及だけで中身が空洞化しているのだと思います。日本、そして女子校で教育を受けてきて、ガールズの強さを知っているからこそ、彼女たちがそのポテンシャルを精一杯活かして活躍できる世の中になってほしいという思いが強くあります。英語のポッドキャストでさまざまな人の視点を提示することが、その一歩になると信じています」
Q5. 将来の展望は?
「今年の秋から1年間、イギリスのウォーリック大学でジェンダー分野についての学びを深める予定です。教室での学びももちろんですが、留学先での出会いにいまからわくわくしています。日本人の英語学習をサポートし、視野を広げるということが目的のポッドキャスト配信も、この機会に加速できたらと考えています。
将来は、とにかく人と関わる仕事がしたくて。何かしらクリエイティブな、自分のバックグラウンドや個性を活かせる仕事で安定収入が得られたらいいな、というとてもアバウトな夢があります(笑)。
ポッドキャストの活動も、そもそも始めるかどうかとても迷って、考えすぎて病みかけたんです。それがいまでは、たくさんの予想していなかった出会いに恵まれて、夢中で頑張れています。この経験からわたしは、やるかやらないか迷ったことは絶対にやったほうがいいということを学びました。失敗したくない、失敗したら恥ずかしいという思いで挑戦に一歩を踏み出せない人は、もったいないです。“No risk no story”、つまり挑戦したらしただけ失敗も含めてストーリーになるからです。
これからも自分がわくわくすることや疑問に思うことを第二言語の英語で発信することで、わたしがかつてバイリンガルコンテンツで勇気をもらったように、挑戦する人を後押しする存在になりたいです」

ステラのプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県
所属:早稲田大学国際教養学部
趣味:ドラマ・映画鑑賞、ヒトカラ
特技:無限おしゃべり、どこでも寝れる
大切にしている言葉:YOLO
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@anexcuse_totalk Stellaの全休vlog #vlog #sils #早稲田 #podcast ♬ Tonight – PinkPantheress
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Photo:Nanako Araie
Text:Ririka Takashima







