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コンゴ、ウガンダでエボラ出血熱が大流行。感染拡大の背景にはスマートフォンに使われるコバルト需要も?【Steenz Breaking News】

コンゴ、ウガンダでエボラ出血熱が大流行。感染拡大の背景にはスマートフォンに使われるコバルト需要も?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする「Steenz Breaking News」。今日は、エボラ出血熱の感染拡大について紹介します。

コンゴ、ウガンダで流行中のエボラ出血熱

主にアフリカ中央部で発生する感染症のひとつ、エボラ出血熱。感染したサルやコウモリとの接触、感染者の体液などへの接触により感染します。

発熱や頭痛、嘔吐のほか、重篤な場合は出血や意識障害を起こす場合もある病気です。

 

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2026年5月にはコンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生し、隣国のウガンダでも輸入症例として確認されました。2026年7月、コンゴでは1561人が感染、506人が死亡したと政府が発表。流行しているウイルスが、承認済みのワクチンの対象外である希少な型であったことから、対応が難航しています。

筆者の住むウガンダでは、保健省が音楽コンサートやフェスティバルといった大規模集会を禁止。感染拡大により多くのビジネスと人々が影響を受けています。

 

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また、米国やカナダ、中東の国々などはエボラ流行を理由に、コンゴ民主共和国およびウガンダに滞在していた人に対して、一時的な入国制限を実施しています(6月26日現在)。

感染拡大の背景にはコバルト需要の高まりも?

エボラ出血熱の流行拡大の背景には、スマートフォンに使われる資源のコバルト需要が高まっていることが間接的に関係しているとの指摘も。

 

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世界の約70%のコバルト生産を占めている、コンゴ民主共和国。コバルトをめぐっては「『地球にやさしい』製品はどうやってつくられる?SDGsシフトの裏側にあるコンゴ民主共和国の変貌」でも紹介した通り、武装勢力による戦闘や児童労働、環境破壊などさまざまな問題を抱えています。

中でも、コバルト鉱山の開発や採掘、インフラ整備による森林伐採は大きな問題となっています。

 

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ケンブリッジ大学の研究では、サッカー場より少し広い10,000㎡のコバルト鉱山につき、その34倍の広さの森林が破壊されていることが明らかになりました。採掘場だけでなく、道路や住宅、農地などのインフラの整備も必要だからです。

森林破壊は、野生動物の生息地を脅かすことを意味します。エボラ出血熱を媒介するコウモリは本来、森林の奥など人間から離れた場所で生活しています。しかし森林が伐採されると、こうした生息地が失われ、コウモリが人間の居住地に近い環境へ移動することがあります。その結果、人間と野生動物の接触機会が増え、感染リスクが高まる可能性が指摘されているのです。

増加するコバルト需要にどう対処するか

デジタル機器や電気自動車(EV)の普及などを背景に、今後もコバルトをはじめとする重要鉱物の需要は大きく増加すると予測されています。

一方で、こうした資源需要の高まりにより、森林破壊や資源をめぐる武装勢力の活動、児童労働など、産地ではさまざまな問題が発生しているのが現状です。解決に向けては、採掘や流通過程の透明化、コバルトの再利用、代替資源の活用などの取り組みが進められていますが、今後、資源需要と環境保全、人権保護をどのように両立していくのかが問われています。

References:
厚生労働省「エボラ出血熱」
BUSINESS INSIDER AFRICA「Africa’s top cobalt producer moves closer to launching its first stock exchange after $1.25billion Eurobond debut」
UNIVERSITY OF CAMBRIDGE「Mining for ‘clean energy’ metals driving widespread forest loss in Africa, study finds」

Text:Hao Kanayama

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Hao Kanayama

ライター

ウガンダ在住。アフリカ専門ライター/音楽フェス・イベントプロダクション等。不条理で不都合な世界だけど、その先にある希望を求めて歩き続ける、アフリカの人々の暮らしをわたしの目線から伝え続けたい。

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